子の無い人生 の商品レビュー
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いやもう拍手喝采!まさに我が意を得たり、ですね。賛否両論あるようですが、気楽な既婚子ナシ族のみなさまには特におすすめしたい。別に悩んでもいないし傷ついてもいないけど、それってなんだかなあ・・・な子ナシあるあるが満載で、思わず吹き出しちゃうわ、そのすっとぼけた表現力や鋭い分析に感心するやらで、あっという間に読んでしまいます。それにしても、一歩間違えれば重苦しいテーマなのに、よくぞここまで軽やかに、飄々と書き綴って下さいました。後ろめたさを持ちつつも、子ナシの状況は一種の清々しさが伴う、とまで言い切る筆者に、よくぞ書いてくれたとお礼を言いたい。
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数値目標やスローガンより、SNSに流れる子育てネタの方が出生対策。独身仕事一筋女性より、子持ち女性が評価される時代。子や孫を持つことが希少価値になった。子ナシ族の覚悟、家や墓から解放され死んだら終わりというシンプルな気持ち。 既に社会における一大勢力になっているのですから、より...
数値目標やスローガンより、SNSに流れる子育てネタの方が出生対策。独身仕事一筋女性より、子持ち女性が評価される時代。子や孫を持つことが希少価値になった。子ナシ族の覚悟、家や墓から解放され死んだら終わりというシンプルな気持ち。 既に社会における一大勢力になっているのですから、より生きやすく動きやすく、どんどん活動すべし!
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うーーーーん。 唸りながら読んだ。 付箋貼りながら読んでたら、付箋だらけになってしまった。 もともとオレは酒井順子の本は好きでよく読んでるんだけど、これは今まで一番ヘヴィーだったなー。 『負け犬の遠吠え』よりも更に、奥深いところをついていて、ポリティカル・コレクトネスの問題も...
うーーーーん。 唸りながら読んだ。 付箋貼りながら読んでたら、付箋だらけになってしまった。 もともとオレは酒井順子の本は好きでよく読んでるんだけど、これは今まで一番ヘヴィーだったなー。 『負け犬の遠吠え』よりも更に、奥深いところをついていて、ポリティカル・コレクトネスの問題もあり、非常に表現しにくいところを、明晰に、表現している。 男がこれを書いたらアウトだろうけど、酒井順子だから、書ける。 でも、女は子供を産むためにはタイムリミットがあるから、そこで色んな緊張が生じるけど、男は産む性じゃないから、子なしでもヘーキみたいなことが書いてあるけど、それは間違ってる。 男だって、結婚してなかったり、子なしだったりしたら、周りから、不快なことを、いろいろ言われるよ。 はっきり言ってそれは完全なセクハラなんだけど、男に対するセクハラは、より見えにくいから、たいへんなんだよ。 男に関する記述以外は、ぜんぶ納得だけど。 そうなんだろーなー、とか、あるよなー、とか思いながら読んでた。 現在の時代状況を正確に表現してる。 野田聖子ちゃんの記述とか。オレも彼女が書いた本を読んだし。 それに安倍昭恵にインタヴューしたこととか。政治の世界なんて、野蛮な風習もいっぱい残ってるから、彼女はほんとうにたいへんだったと思う。 酒井順子が途上国の貧しい子達に里親制度で献金をしていて、その子たちに合うために現地へ行ってみたら、インフラストラクチャもぜんぜん整ってなくて、貧しいんだけど、ある意味、日本人より幸せそうに見えて、考え込むカンジが、こちらにもよく伝わってきた。 この人の洞察は、深いなあ。
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酒井順子のエッセイは結構前から読んでいます。ちょっと達観しててすいすい読み進められます。 関係ないですが、後輩に同性同名がいます。今は結婚して名字が変わっちゃったから同性同名ではないですが。 今回は、子供がいるいないの話です。以前、「負け犬の遠吠え」で30代子なしを”負け犬”といってブームになりましたが、その作者が40代後半になり、子のいない人生を語るようになったのです。それも、将来の看取り、介護、墓問題で。お互い年を取ったものよのう。と思ってしまうのはなぜでしょうか。 自分も作者と同様、結婚してないし、子もいません。その為、姉の子である姪っ子ちゃんを激可愛がりしています。Facebook等で友人の子の写真を見ると、DNAの片りんを探してみたりするのも楽しいです。 このまま一生産まなさそうな自分にも訪れる看取りの問題。姪っ子ちゃんに任せるわけには行きません。 自分も自分一人で何とか死んでいけるような社会になることを祈ります。介護ロボットとか、超ほしい。 自分の事の前に、まず親を看取ると言う事が先に来ます。親が死んだら、もう自分も生きていたくないな。と思ってしまう事もあります。 家族に明言してあるのですが、40歳になったら遺言状を書こうと思います。 人ひとり育てる育児も大変かもしれませんが、人ひとり看取るのもだいぶ大変そうというのが分かりました。自分にできるのか。大分前に両親に「エンディングノート」といった死に関してどうしてほしいかをあらかじめ書いておくと言うノートを購入して渡しました。 まぁ、全然書いてくれないわけだけど。
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既婚だけど子どものいない人生を選んだ人の本を求めていたから全然合わなかった。 文で言えば、唐突な過去形(でした。)と会話文の後の不自然さ(と。ということ。とおっしゃいました。) 入籍って言葉も普通に使ってるし、あまり頭の良さを感じない文章だなあ。 実際どう思ってようと、一面から...
既婚だけど子どものいない人生を選んだ人の本を求めていたから全然合わなかった。 文で言えば、唐突な過去形(でした。)と会話文の後の不自然さ(と。ということ。とおっしゃいました。) 入籍って言葉も普通に使ってるし、あまり頭の良さを感じない文章だなあ。 実際どう思ってようと、一面からの偏った視点しか伝わらないしもっと広く見ようという考えはないのだろうか。 もうこの人のは読まないだろう。
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こういうこと語り合える人は本当にいないんだよね。だから、この本に出会えて良かった。同じような気持ちを抱える子ナシが世の中にたくさんいるんだろう。そして、子ナシハラスメントを受けている。何が正解かなんてわからない人生。それでも、結局はこの社会の状況を受けてふわふわっと生きているんだ...
こういうこと語り合える人は本当にいないんだよね。だから、この本に出会えて良かった。同じような気持ちを抱える子ナシが世の中にたくさんいるんだろう。そして、子ナシハラスメントを受けている。何が正解かなんてわからない人生。それでも、結局はこの社会の状況を受けてふわふわっと生きているんだなぁ。これが自分の意思じゃないと気付いたら悲しいけど、その場その場で考えてきたつもり、と自分を納得させよう。
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「負け犬の遠吠え」でおなじみの著者の本。 「負け犬」とは、「未婚、子ナシ、三十代以上」と定義されていたのだけれど、ある時「子ナシ既婚者」に「私は負け犬でしょうか」と問われたことがあるという。当然、上記の条件である未婚に当てはまらないため、負け犬には該当しない。けれど、今となっては...
「負け犬の遠吠え」でおなじみの著者の本。 「負け犬」とは、「未婚、子ナシ、三十代以上」と定義されていたのだけれど、ある時「子ナシ既婚者」に「私は負け犬でしょうか」と問われたことがあるという。当然、上記の条件である未婚に当てはまらないため、負け犬には該当しない。けれど、今となっては彼女のように子供を持たない人も負け犬ではないとは言い切れない模様。 既婚か未婚かよりも、子供の有無の方が女性の人生の方向性には大きな影響を及ぼすように思うからだという。 そのような考えのもと、子ナシの著者は色々な角度から、子アリ、子ナシの考え方を綴っている。 途中で、沖縄の風習などが出てきたり、著者の手腕を見せつけられる内容だった。 結局、(不妊で出来ない場合は別として)子を持つも持たないも本人の選択によるものなので、後悔しないような選択をしたいと思う。 ※沖縄の習慣の部分は子ナシ以前に独身女子には辛い内容かもしれません。
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子どもの写真の年賀状と普通の年賀状、2種類作ってるのをもれ聞いてモヤモヤする…。 「子の無い人生」自体が男性から提供されないテーマだと思うと、女性だけが背負うモヤモヤかも。
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ああ、なるほど、よく言い当ててるなと、思っていてもうまく言葉にできないことや、ああそうかという見方を発見できた。 使う表現がところどころ面白いところがあったり。 ”年賀状”のところで「私は子供がいない人のこと憐れんでいる」というトークを子なし族の前でするのはいかがなものかという...
ああ、なるほど、よく言い当ててるなと、思っていてもうまく言葉にできないことや、ああそうかという見方を発見できた。 使う表現がところどころ面白いところがあったり。 ”年賀状”のところで「私は子供がいない人のこと憐れんでいる」というトークを子なし族の前でするのはいかがなものかという指摘。 下腹部では「蛍の光」が響いてこようという年齢という表現。 ”孫・姪”では子なし族の最後はやはりお金なのかということ。 ”土井たか子さん死去”の話。今の世の中では、仕事も家庭も子育てもちゃんとこなして、はじめてできる女性といわれること。 それこそ土井さんは、仕事と結婚したと言っておられたが、今はそんな風に言っている人ほど、若手から煙たがられる。 しかし、全部こなすのも並大抵のことではないし、女性にとって良くなっている社会なのか、そうでないのか・・・。 そもそも、仕事も家庭も子育てもというロールモデルが日本に育ってこなかったのが少子化の一旦のような気もするのだが・・・。 子なし族やシングルはお墓のことも考えておかないと。 ”二極化する子沢山家族”、”宗教と子産み”もまさに言い得て。 「できていない婚」も報道の仕方があってもいいのに。 結婚するかしないか、子供を持つか持たないか(養子や里子などふくめ)最後は決めるのは自分自身、どう生きたいかということであると思うが、身近なロールモデル、結婚し子供をもつということを若いうちから家族で話すなど身近にしておかないといつまでたっても先延ばしになるのではないかなと。 結婚し、家族をもち子供も育て充実した日々を送っている女性が増えると、それを見た若者も反面教師ではなくそうなっていき少子化も改善されていくのではとも思ったが、甘いかな。
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エッセイですが社会問題に触れている部分が大きいかと、ジャンルは「社会」。 確かに親を3人見送ってみたら、子供は看取り(後始末)要因だなというのはつくづく感じます。 子なき自分は死ぬのはいいけど誰が諸手続きや片付けなどしてくれるのか、放置して置く訳には行かぬ遺体の始末は誰の手に委...
エッセイですが社会問題に触れている部分が大きいかと、ジャンルは「社会」。 確かに親を3人見送ってみたら、子供は看取り(後始末)要因だなというのはつくづく感じます。 子なき自分は死ぬのはいいけど誰が諸手続きや片付けなどしてくれるのか、放置して置く訳には行かぬ遺体の始末は誰の手に委ねられるのか…何一つ自分でどうにもできないのはもどかしい。 お金で解決と言ってもお金のない人はどうするのか、金で頼んだ人間が自分亡き後本当にきちんとしてくれる信用に足る人間なのか…結局、悩みは根本的には解決しようがありませんね。 でも一つ言えるのは、ここにも書かれているように「老後のために」「自分の成長のために」子供を「創った」と豪語して憚らない人が私の回りにもいますが、そういう風な人間じゃなくて自分は良かったということです。 サカジュンさんは、子供を持たなかった人生を何だか申し訳なく思っておられるようです。世の中は大人になれば子があるのが当たり前、子を持たぬ・持てなかった人でも欲しかった・持ちたかったという人の方が多いのかもしれません。 でも今の世は、子を持つということについて、きちんと考えたことのない人が出来たからといって子を産み、きちんと育てられず虐待したり放置したりしているというのがたくさんあるように自分は感じます(確かに虐待してしまった全ての大人が浅はかだったり愛情が欠落しているわけではないですが) 子がない暮らしをしていると「気楽でいいよね」的なことを良く言われます。心から腹が立ちます。時々見下されている感じも如実に受けます。 どれ程悩み尽くしてコナシ人生を選んだのか、そう言う人にはわかるものかと思います。ま、語れるものでもないので仕方ないですが。 コナシ人生を生きている自分ですので興味を持って手に取りましたが、サカジュンさんの本書のスタンスには共感できないところもかなり多かった。よくこのテーマに切り込んだな、と感嘆しますが、ずーっとモヤモヤしっぱなしでした。 今後の著作にも注目して行きます。
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