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子の無い人生 の商品レビュー

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37件のお客様レビュー

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2018/02/03

子の無い人生なんて、何もそんな悲しい(とイメージしてるのは自分)タイトルの本読まなくたって。と思ったけど、立ち読みすると読みやすかったので。 さすが酒井順子さん。 沖縄の慣習や政治の時代、源氏物語に至るまで、時代を越えて女の価値を決めてきたのはひたすら、子どもがいるかどうか、とい...

子の無い人生なんて、何もそんな悲しい(とイメージしてるのは自分)タイトルの本読まなくたって。と思ったけど、立ち読みすると読みやすかったので。 さすが酒井順子さん。 沖縄の慣習や政治の時代、源氏物語に至るまで、時代を越えて女の価値を決めてきたのはひたすら、子どもがいるかどうか、ということを書いている。 結婚しても子どもがいないと、グループ分けでは未婚子なしと同じ扱いを世間から受ける。 じゃぁ、あの「負け犬」はなんだったの? というふうに、この10数年を振り返りつつ、酒井さんもアラフィフになられたことで、視点も変わったようです。 男性より、女性の方が、子どもがいるかどうかで評価されてしまう世の中。生きづらいですよね。 なんか、少子化問題単独の対策を立ててもどうにもならんと思うのよ。長時間労働とかね、非正規労働者とかね、待機児童とかね。女性活躍とかね、今は結婚して子どもがいてこそ、女性活躍のスタートラインに立てるみたいに言われて、なんで国はそんなハードル上げるんだよ、違うとこあげろよ(下げろよ?)と思ってしまう。 あと20〜30年したら、子なし族の介護時代が到来するんだって。子どもを持たなかったことを「自己責任だ」と言われるんだろうけど、何も残さないシンプルさもあるのかもしれません。

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2017/12/19

どストレートなタイトル 生涯子供がいないということについて性別、時代、カルチャーを越えて検証している 今の日本では中々辛口かつ本音の滲み出た本。 「下に見る心」を差別対象の前で決して出さないことが差別なき世の第一歩となるのではないか。 40歳前後といえば女性にとって出産可能な最...

どストレートなタイトル 生涯子供がいないということについて性別、時代、カルチャーを越えて検証している 今の日本では中々辛口かつ本音の滲み出た本。 「下に見る心」を差別対象の前で決して出さないことが差別なき世の第一歩となるのではないか。 40歳前後といえば女性にとって出産可能な最後の時期。そろそろ下腹部では蛍の光が聞こえてこようという年齢。という言い方がなんとも(笑)我々世代が高齢者となる頃は婆ではあるが祖母ではない人が大量に発生する。 女性も頑張ればなんでも手に入るようになった時代。しかし、勉強やスポーツや仕事と同じように「子供が欲しい」と頑張っても容易に得ることは出来ない。出産前には「結婚」という関門が立ちはだかっており、その関門をくぐり抜けるには男性の同意を取り付けなくてはならない。そしてその結婚をするには「自分さえ辛い思いに耐えればどうにかなる方法」とは全く異なる努力をしなくてはならないので、矢折れ力つきる人が多い。

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2017/11/12

この手のテーマは、同じ境遇、立場の人でも考え方、感じ方は多種多様なんだなと思った。それくらい難しいテーマなんだと思う。 共感できるところもあれば、?な所もあり。 少し凝り固まっているかなぁと感じる場面も少々あったけれど、たくさんの知人や友人と触れ合ってきたからこその意見なんだ...

この手のテーマは、同じ境遇、立場の人でも考え方、感じ方は多種多様なんだなと思った。それくらい難しいテーマなんだと思う。 共感できるところもあれば、?な所もあり。 少し凝り固まっているかなぁと感じる場面も少々あったけれど、たくさんの知人や友人と触れ合ってきたからこその意見なんだろう。 ゴールはないんだな…。

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2017/09/03

やっぱ同い年だし、同じ立場だからサカジュンの抱える心理はわたしの抱えるものでもあって、共感いっぱい。

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2017/07/05

負け犬の遠吠え、子あり・子なしバージョン。 前回は負け犬ということを受け止めつつ相手に腹を見せていこう!という 前向きさとウィットがたくさんあったと思う。 子供がポイントになると、結婚よりもさらに「家族」「死ぬとき」を考えるからか、 これで正しかったのだろうか?という視点になる...

負け犬の遠吠え、子あり・子なしバージョン。 前回は負け犬ということを受け止めつつ相手に腹を見せていこう!という 前向きさとウィットがたくさんあったと思う。 子供がポイントになると、結婚よりもさらに「家族」「死ぬとき」を考えるからか、 これで正しかったのだろうか?という視点になるように思った。 もう少し待てばまた、友情は復活するから安心して 子育てのみが「人間性を深める行為」ではないはず。 「子ナシ」という状況には一種の清々しさが伴う

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2017/06/23

送れなかったもう一方の人生をどう捉えるか、という議論にも思える。もしあっちの学校に行っていたら、もしあっちの会社に行っていたら、もしあの人と結婚していたら、もし子どもがいたら(いなかったら)。それを考えたところで、何も生まれない。自分だったらどう考えるだろう。今の生活だからこそ得...

送れなかったもう一方の人生をどう捉えるか、という議論にも思える。もしあっちの学校に行っていたら、もしあっちの会社に行っていたら、もしあの人と結婚していたら、もし子どもがいたら(いなかったら)。それを考えたところで、何も生まれない。自分だったらどう考えるだろう。今の生活だからこそ得ていること、それを最大限生かす方法を真剣に考えるかもしれない。 世間の風当たりや子無しハラスメントや周囲の目はとても気になるが、それらを凌駕するほどのテーマ、志、ミッション、熱中できる何か、情熱を向ける対象を持ちたいと思う。

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2017/04/07

「負け犬の遠吠え」を読んで、さらに既婚・未婚問わず子無しについての焦点を当てた本書を読みたくなり、読了。相変わらず、読みやすくピリッと効いたユーモアが面白いです。 「四十歳前後といえば、女性にとっては出産が可能な最後の時期です。そろそろ下腹部では、『蛍の光』が響いてこようという年...

「負け犬の遠吠え」を読んで、さらに既婚・未婚問わず子無しについての焦点を当てた本書を読みたくなり、読了。相変わらず、読みやすくピリッと効いたユーモアが面白いです。 「四十歳前後といえば、女性にとっては出産が可能な最後の時期です。そろそろ下腹部では、『蛍の光』が響いてこようという年齢なのです。」なんて、失礼ながらも言い得て妙! また、沖縄の文化の話は初めて知ったので、勉強になった。 未婚で生涯を終えるということがありえなかった時代、その時代にもきっと結婚したくない・子を産みたくないという女性も少なくともいたはず。 今は選択の自由があって、ヨカッター!と読み終えて思った。

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2017/03/29

んー…まあ、男の僕が読むような本ではないのかもしれませんけれども、それなりに酒井氏の著作を読んできた身としましては手に取らざるを得ない一冊…と相成りましたね! ヽ(・ω・)/ズコー 僕ちんも子供の頃、家庭を切り盛りする母親を見ていて「子供、それに家庭を持つことはなんて大変な...

んー…まあ、男の僕が読むような本ではないのかもしれませんけれども、それなりに酒井氏の著作を読んできた身としましては手に取らざるを得ない一冊…と相成りましたね! ヽ(・ω・)/ズコー 僕ちんも子供の頃、家庭を切り盛りする母親を見ていて「子供、それに家庭を持つことはなんて大変なんだろう…」みたいなことを思っていた節があり、そう気楽には家庭なぞ持てないだろう…みたいな気持ちで三十路を過ぎましたがね…母親も今では孫も生まれ(!)、僕に対しても実際に生まれたら可愛いよ…なぞと家庭を持つことを推進してきています! ヽ(・ω・)/ズコー まあ、どうなんでしょうねぇ…実際…酒井氏みたいに頭の良い…というか、学歴がそれなりにある人の方がアレですね、慎重になりすぎて結婚に二の足を踏む、みたいな人が多いような気がします。 僕はどちらかといえばビッグダディのような過程で育ってきたので(笑)、この先…もしかしたら子持ちになっちゃうかもしれないですね! ヽ(・ω・)/ズコー まあ、ビッグダディとは比べものにはならないですけれども…二人兄弟でも「多い」とされる家庭が多い中、僕が育ってきた環境っつーのは随分と、少なくとも現代においては特殊なんだなぁ…と思いました。 そんな我が身を振り返るきっかけになった本ですね! 孤独氏とか可哀想…みたいに語られますけれども、ずっと独身の人はあまり寂しさとか感じないんじゃないかな?? と酒井氏と似たようなことを思う僕でした。さようなら…。 ヽ(・ω・)/ズコー

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2022/07/12

2017年3月15日 未婚・子ナシを色々な情報を交えながら簡潔に読みやすく書かれている本。酒井さん、さすがに交流も多いんですね、知人の話も多いですものね。改めて人生にゴール無しって思いました。 2022年7月12日 前に読んでいた本とは分からず、図らずも再読。 子ナシのネタでこ...

2017年3月15日 未婚・子ナシを色々な情報を交えながら簡潔に読みやすく書かれている本。酒井さん、さすがに交流も多いんですね、知人の話も多いですものね。改めて人生にゴール無しって思いました。 2022年7月12日 前に読んでいた本とは分からず、図らずも再読。 子ナシのネタでこんなにも持論を展開できるなんて、酒井さんの賢さが目立つ本でした。

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2017/01/31

「既婚子無し」である身としては、ものすごく共感できる内容。自分も子供が居ない寂しさよりも「清々しさ」感じてます!最後の「死ぬまで小さなリュックを背負ってとぼとぼ歩いていくしかない」というところがぐっと来ました。

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