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グッド・フライト、グッド・ナイト パイロットが誘う最高の空旅 の商品レビュー

4.1

18件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2021/09/16

飛行機好きには、とても面白かった。 アルファベット5文字のウェイポイント、無人のフライトでファーストクラスで昼寝た話や、乗客にいつもご飯をお裾分けするご近所さんが乗っていた話やなどなど パイロット、副パイロット、その日にはじめましてで二度と会うことがないかもしれないのに12時間...

飛行機好きには、とても面白かった。 アルファベット5文字のウェイポイント、無人のフライトでファーストクラスで昼寝た話や、乗客にいつもご飯をお裾分けするご近所さんが乗っていた話やなどなど パイロット、副パイロット、その日にはじめましてで二度と会うことがないかもしれないのに12時間フライトを共にするって不思議な感じ。 1度会ってそれっきり。しかも空の上で過ごす。んsんて、パイロットならではのエピソードだなと思った。 無線でのやり取りも面白かった。 夜間飛行で機内からオーロラが見えた話も素敵だった。 飛行機好きには最高の本だった。 パイロット目線の素敵な世界を垣間見れた。✈︎♡

Posted byブクログ

2019/01/03

空の旅では何度か大変な目に遭っている。 1度は羽田空港から伊丹空港へのフライト。客室のモニターには横殴り の雨で滑走路さえも見えない画像が映し出されていた。無事着陸した 時には私も含め、乗客のほとんどかが自然と拍手をしていた。 2度めは羽田空港から真冬の新千歳空港。最...

空の旅では何度か大変な目に遭っている。 1度は羽田空港から伊丹空港へのフライト。客室のモニターには横殴り の雨で滑走路さえも見えない画像が映し出されていた。無事着陸した 時には私も含め、乗客のほとんどかが自然と拍手をしていた。 2度めは羽田空港から真冬の新千歳空港。最終便で新千歳に到着した 後は電車で苫小牧まで移動する予定だったのだが、積雪の影響で しばらく新千歳上空で待機したのちに羽田に引き返した。 そして、羽田に戻ったら「再度、別の機体で新千歳に飛びます。ただ、 着陸が出来ないようなら三沢に居ります」のアナウンス。三沢に降ろさ れても困るんだよ~。どうか新千歳に降りてくれと思っていたら、願い が通じたのか。真夜中に新千歳に着陸した。ただし、当日中の移動は 断念したが。 ロシアの国内線ではアエロフロートのボロい機体に唖然。手荷物棚の扉が きちんと閉まらなくてガムテープで留めているし、一度などは着陸直前 に窓から外を見ていたら翼の一部が後方へ飛んで行って目が点になった。 さすが恐ロシア。何事もなかったようにサンクトペテルブルクに到着し ていたが、あの機体、その後どうなったのだろう。ちゃんと点検して るよね? 大空を飛んで、いろんな場所へ私たちを運んでくれる旅客機。その現役 パイトロットが綴ったエッセイが本書だ。現役パイロットの作品でも 航空業界の内幕話ではない、 著者が何故、パイロットになることになったのかの経緯から始まり、 操縦席から見た空や陸、海の風景、飛ぶことの楽しさ、滞在地でど のような時間を過ごしているかなどが、詩的で美しい文章で記され ている。 私は飛行機に乗る際はなるべく窓側の席を希望するが、客室の窓小さい 窓から見る風景と、操縦席で真正面から見る風景では全然違うのだろうな。 特に著者のような長距離便のパイロットだと、飛行経路によって1回の フライトで昼と夜だけではなく、いろんな気象状況を体験するのだろう。 ドラマや映画の中で旅客機の中で急病人が出て、客室乗務員が「お客様の なかにお医者様はいらっしゃいませんか?」なんて場面がある。著者の 経験では実際にこのような状況があっても医師がまったくいないことは なかったそうだ。 また、万が一、機内で出産があった場合に備えて、専用の書類が常備され ているとか。たまたまお医者様が乗っていないフライトに乗り合わせて しまったら、それは外れってことか。 私は一度だけ、機内からオーロラを見たことがある。あの時はぞっと そのままオーロラの見える場所を飛んでいて欲しいと思ったわ。 ああ…飛行機に乗りたい。それも長時間のフライトになる国際線に。 そうして、空の上から地中海に点在する島々を眺めたい。きっと 宝石箱のように感じるんだろうな。

Posted byブクログ

2018/10/01

空を飛ぶことを感性豊かに表現しており、飛行機好きにはたまらない。 翻訳された日本語もかなり美しいのだが、原語もきっと美しい表現なのだろう。 『夜の始まりはとても暗い青で、日の入りの方角と反対側の水平線付近に広がっている。ある天文学者の母親は、それを「夜の毛布」と読んだ。私たちの...

空を飛ぶことを感性豊かに表現しており、飛行機好きにはたまらない。 翻訳された日本語もかなり美しいのだが、原語もきっと美しい表現なのだろう。 『夜の始まりはとても暗い青で、日の入りの方角と反対側の水平線付近に広がっている。ある天文学者の母親は、それを「夜の毛布」と読んだ。私たちの目の前で、夜の毛布が世界を覆っていく。崇高なダークブルーの帯は、沈みゆくタイヨウからの離れれば離れるほど幅が太くなる。(271ページ)』 と、こんな感じで飛行とそこから見える景色と感覚が表現されている。

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2018/08/06

福岡のブックスキューブリックで購入。 夏の旅を意識した選書だなー。 ハワイ島への旅に持参。正直とても読みづらくて、なかなか進まない、通読するのではなくて、あちこちひろい読みするのがよさそうである。 鳥葬の行われる場所はずっと上空まで制空圏になっていることとか、空の地図のこととか、...

福岡のブックスキューブリックで購入。 夏の旅を意識した選書だなー。 ハワイ島への旅に持参。正直とても読みづらくて、なかなか進まない、通読するのではなくて、あちこちひろい読みするのがよさそうである。 鳥葬の行われる場所はずっと上空まで制空圏になっていることとか、空の地図のこととか、興味深い。

Posted byブクログ

2018/06/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ブリティッシュ・エアウェイズのボーイング747パイロットによるエッセイ。 旅客機を乗り継ぐ旅は「空の旅」と言いつつ、実は空の下に出ずに移動する…確かにそうかも。現代社会の不思議。 ゾロアスター教の鳥葬の為の飛行制限空域があるなんて知らなかったです。あと、慣性航法装置がどんなに重要なものかはおぼろげに理解できたが、その仕組みの説明は難しい。 航空技術と創造性の相関性や航空技術と生物学の類似性なんて、斬新な切り口だ。

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2018/05/21

Lift:持ちあげる、あがる、高まる Place:場所、空間、住所 Wayfinding:進む方向を決めること Machine:機械、装置、仕組み Air:空気、大気、無 Water:水、海、川 Encounters:出会い、遭遇 Night:夜、闇 Return:帰る、戻る、復...

Lift:持ちあげる、あがる、高まる Place:場所、空間、住所 Wayfinding:進む方向を決めること Machine:機械、装置、仕組み Air:空気、大気、無 Water:水、海、川 Encounters:出会い、遭遇 Night:夜、闇 Return:帰る、戻る、復帰する

Posted byブクログ

2018/03/19

空についての描写が詩的。 著者の空愛のすごさが伝わる。 マニアックなメカニックのことや空に関する知識も豊富に 書かれているから飛行機好きな人にはオススメ。 サン=テグジュペリの『夜間飛行』を読んでみたい。

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2017/05/22

パイロットが書いた小説。空の上で繰り広げられるドラマが描かれている。パイロットが何を考えて飛んでいるのか、コクピットではどんな会話がされているのか、なぜパイロットになったのか、など。ただ翻訳なので読みにくさがあるのが難点であり、またけっこうな厚さがあるので細切れに読むとかなり時間...

パイロットが書いた小説。空の上で繰り広げられるドラマが描かれている。パイロットが何を考えて飛んでいるのか、コクピットではどんな会話がされているのか、なぜパイロットになったのか、など。ただ翻訳なので読みにくさがあるのが難点であり、またけっこうな厚さがあるので細切れに読むとかなり時間がかかります。 ただ筆者は東京にも住んだことがあったそうで、日本の話などもあり身近な感じで読めました。

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2016/12/20

旅客機の現役パイロットの著者。世界各地を飛ぶパイロットだからこそ知っている空の世界の素晴らしさが語られています。飛行機の仕組みや空についての専門知識など、実際の体験とあわせて詳しく書かれているところも読みどころです。

Posted byブクログ

2016/12/15

この本には、飛行機そのものと、飛行機で空を飛ぶことが大好きな著者による思索が延々と語られています。 章ごとに切り口は変わるものの、そこで語られていることは、一貫して、いかに飛行機の世界が素晴らしいか、ということなのです。 「飛行機好き」にもいろいろなタイプがいると思います。 飛...

この本には、飛行機そのものと、飛行機で空を飛ぶことが大好きな著者による思索が延々と語られています。 章ごとに切り口は変わるものの、そこで語られていることは、一貫して、いかに飛行機の世界が素晴らしいか、ということなのです。 「飛行機好き」にもいろいろなタイプがいると思います。 飛行機というマシンそのものが好きな人、飛行中に見る美しい景色が好きな人、空を飛ぶという行為がもたらす「自由」や「何か素敵なもの」にあこがれる人・・・。 著者はこの全てに当てはまるのだと思いますが、その著者の気持ちを様々な切り口で自ら分析し、語り、それに思いをはせているのがこの本なのではないでしょうか? パイロットになりたかった気持ちを少しでも持っていた人がこの本を読むと、まるで自分が、暗闇の中に美しく光り輝く計器に囲まれたコックピットで旅客機を操縦しているかのような妄想にのめりこむことができます。 そしてなぜ自分が飛行機に憧れるのか、それを理性的にあるいは詩的に思いを巡らすことができます。 この本を読んでいる間、どこかを飛んでいるかのような・・・。 あともう一つ、別の観点から感心させられることがありました。 著者は大学卒業後に経営コンサルタントの世界に入りながらも、空への憧れが断ち切れずに、パイロットになりました。日本の様な後戻りの利かない就職システムの国ではなかなか難しいことではあります。 それでも、夢があるならそれに真剣に挑戦すればいいんだ、という、誰もが知りながらも、実際に実行しきれない教訓を示してくれています。 ですので、私はこの本をいつか自分の子供に読んでほしい、そう思います。

Posted byブクログ