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遅読家のための読書術 の商品レビュー

3.7

187件のお客様レビュー

  1. 5つ

    32

  2. 4つ

    63

  3. 3つ

    53

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    5

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2019/09/02

自分自身も遅読家だと認識していたのでひとまずこの本を読んでみようと手に取りました (実際にはこの1冊を30分程で読了してしまったのでそんなことを言っては怒られるかもしれませんが。) 読んでいく内に自分が本を読むのが遅いというのは思い込みに過ぎず、悪い意味で真面目な読書家だったのだ...

自分自身も遅読家だと認識していたのでひとまずこの本を読んでみようと手に取りました (実際にはこの1冊を30分程で読了してしまったのでそんなことを言っては怒られるかもしれませんが。) 読んでいく内に自分が本を読むのが遅いというのは思い込みに過ぎず、悪い意味で真面目な読書家だったのだと気付かされました 兎に角本を読むことはその速さではなく、その本を読みたいから読んでいるのだ、という、自分が本が好きな理由をいつまでも忘れずにいたい、と思わせられる本でした 本をあまり読まない、読むのが苦手、という人にこそ読んで欲しい1冊です

Posted byブクログ

2019/08/02

今まで読んだこのテの本の中で一番自分に合っているかも(毎回そう言っているような気もするが)。 引用と一文感想が気軽にできそうでよいなと思った。いままでもメディアマーカーで似たようなことしているけど、やっぱりノートを作ったほうがよいかもしれない。

Posted byブクログ

2019/07/12

「ここで1つの結論めいたことを言っておけば、つまるところ、遅読家というのは能力の有無ではなく、読書の捉え方に由来しています。『本を速く読める人』と『遅くしか読めない人』がいるのではありません。『熟読の呪縛から自由な人』と『それにとらわれている人』がいるだけなのです」(扉表紙の裏側...

「ここで1つの結論めいたことを言っておけば、つまるところ、遅読家というのは能力の有無ではなく、読書の捉え方に由来しています。『本を速く読める人』と『遅くしか読めない人』がいるのではありません。『熟読の呪縛から自由な人』と『それにとらわれている人』がいるだけなのです」(扉表紙の裏側にあるリード文)まぁそうなのでしょう。特別な事は書いていない。 私の関心は、この人はどのように本を選んでいるのか、ということぐらいだな。メモを書きながら読めば、数時間で読み切り、書評も書けるだろう、と見通しを立てる。 読み進めるうちに、反感ばかり覚えてくる。著者は反感を覚えるような本は読まなくていいという。でも、ここまで読んで書評を残さないのも何だし、書評を残すならばきちんと根拠を示すのが礼儀というもんでしょ?著者は9割は「速く読める本」を選べという。でも、それは著者の書評家生活に特化する理由だ。あんたの生活に合わせる理由が私にはない。「速く読む必要がない本」はエッセイ、小説などらしい。根拠は「筋が重要だから」。バカ言ってんじゃない。小説は文体こそが重要なのだ。或いは細部こそが重要なのだ。この時点で、価値観がまるきり違うことが判明する。LGBTを生産性がないから不要だと言った政治家を思い出した。 あとは冒頭のかなり詳しい目次を見たら、この人の書いた内容の大体は分かった。半分くらいは既に私が実践してることか、実践したいと思っていることであり、半分は私とは関係ないことのようだ。この時点であとの2/3は読むのよを止める。ここまで書きながら読んで掛かった時間は30分である。流石、素晴らしい!この調子で読めば、この人のように年間700冊は読めるかな(笑)。 (追記)何でこんな本を選んだかというと、ブクログ書評を読んで興味を持ったため。直ぐに図書館に予約しました。印南さんじゃないけど、そういう本の選び方は重要だと思う。

Posted byブクログ

2019/06/20

誰でも多読出来るようになる方法が書かれてる。 別の人も言ってた、知識を頭に溜め込むのではなく徹底したアウトプットを提唱。ある程度の知識を持った人がやるには補填になるからいいかなと思ったけど、ここまで流し作業にすると文字通り「作業」で身になるのかな?と思った。 佐藤優さんも「現実の...

誰でも多読出来るようになる方法が書かれてる。 別の人も言ってた、知識を頭に溜め込むのではなく徹底したアウトプットを提唱。ある程度の知識を持った人がやるには補填になるからいいかなと思ったけど、ここまで流し作業にすると文字通り「作業」で身になるのかな?と思った。 佐藤優さんも「現実の出来事を本を読んだ知識を使って説明出来なければ本当の知識とは言えない」と言ってたけど、この本も「レビューをするために読む」と似たようなことを言っていた。

Posted byブクログ

2019/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本は、小説などの文芸書向けではなく、ビジネス書や新書向けの本です。 メモ代わりに以下要点を抜粋します。 ・読書の本当の価値は書かれていることの「100%を写し取る」ことではなく「価値をかんじられるような1%に出会うこと」ー「熟読の呪縛」から抜け出す。 ・「フロー・リーディング」は膨大な情報が押し寄せてくる時代に最適化された「ためこもうとしない読書」のこと。 ・速く読める本を中心に選ぶ。 (ストーリーあるがコンテンツは選ばない) ・読書を習慣化するうえで重要なのは「速く読める本」をたくさん読むようにすること。 ・書くために読むーレビューを書くと読書の負担がものすごく軽くなる。 ・レビューには意識的に「引用」を多く織り込むこと。 ・速くて深い読書は「引用」からはじまる。 (その本のどこに心動かされたのか、どんな文章が気になったのかが可視化される。書き写しているのだから忘れてしまっても大丈夫) ・覚えようとするから忘れる!「記憶」せず「記録」する読書法。 ・本の価値をわがものにしたいのであれば、まずは「1箇所にまとめて書き出す」 ・「「毎週6冊」を目安に1日1冊。 ・1週間の「読書スケジュール」を先に組む。 ・「1日1冊」を実現しようとする場合「明日読むべき本」が決められていること。 ・先に6冊分の書名を書き込んでしまい引用とレビューが「書き込み待ち」状態になるようにすること。-年間300冊 ・選書 ・「興味の壁」を壊して、「好きな本」を増やす。1冊か2冊くらいは「ちょっと読む気がしないくらいの本」を入れるようにする。ー自分の興味の壁の範囲をどんどん広げていける仕組み。 ・本の「選り好み」を少しだけセーブする。 ・書評家は本のDJである。 ・「他人のおすすめの本」を選り好みせずに読もう。 ・ビジネス・新書ー自分を成長させるため ・小説・エッセイー自分が楽しむため ・「なにかのための読書」なんてつまらない! プロセスそのものを楽しめるようになっていただきたい。 ・1日2冊→10年後7000冊!!

Posted byブクログ

2019/05/23

目的を持って読む、時間帯とシーンをそろえる、レビューを振り返り自己分析して本を選ぶ。新しい本の読み方、やってみよう! 本を読むときに抱いていたモヤモヤが、スマホの普及によって「真剣に読まない流し読み」を自然に身につけた結果、「今までの読み方」とのずれがストレスになってるとわかって...

目的を持って読む、時間帯とシーンをそろえる、レビューを振り返り自己分析して本を選ぶ。新しい本の読み方、やってみよう! 本を読むときに抱いていたモヤモヤが、スマホの普及によって「真剣に読まない流し読み」を自然に身につけた結果、「今までの読み方」とのずれがストレスになってるとわかってスッキリした。

Posted byブクログ

2020/07/23

読んだ本の内容を思い出そうとしてもその実殆ど頭に残っていないことに悩んでいた時期に、手に取った本。 自分で覚えられないのなら、ズバリ気になった箇所を書き抜いてしまえ、という主張には目から鱗。悩んでいた頃の自分にはない発想だった。本を読むということに対して、少し真面目に考えすぎて...

読んだ本の内容を思い出そうとしてもその実殆ど頭に残っていないことに悩んでいた時期に、手に取った本。 自分で覚えられないのなら、ズバリ気になった箇所を書き抜いてしまえ、という主張には目から鱗。悩んでいた頃の自分にはない発想だった。本を読むということに対して、少し真面目に考えすぎていたのかもしれない。抑も読んだ全ての本の内容を頭の中に保存しておくなんて人間の脳(というより私の脳?)には無理な芸当であるから、少なくともそれは本を読む上で目指す方向として間違っている。 サーチ読書法は、勿論どの本にも使えるという訳では無いが、新書を読む時には有用そう。筆者が紹介したやり方とは少し違うが(筆者は鉛筆とノートを用いることを推奨している)、このブクログを1ラインサンプリングに活用していこうと思う。

Posted byブクログ

2019/04/05

遅読家のための読書術とのことであるが、速読とは違った視点、フローリーディングということを提唱している。 確かに言われてむれば、何故読書に関しては、まあ、それほど本を読んでいない人間だからなのか「さあ、読むぞ」と意気込む必要があるのかと思い知らされた。 時間をかけて読んだとしても確...

遅読家のための読書術とのことであるが、速読とは違った視点、フローリーディングということを提唱している。 確かに言われてむれば、何故読書に関しては、まあ、それほど本を読んでいない人間だからなのか「さあ、読むぞ」と意気込む必要があるのかと思い知らされた。 時間をかけて読んだとしても確かに頭に残っていない、それならば時間をかけずに読んでもいいではないか。 実際気になったところを書き写すと言う作業は、やればさらに効果があるのであろうが、元来面倒くさがりの自分としては、それをしなくても、いかに生活の一部として読書することが大事なことなのか、それを当然のように習慣とすること(読書呼吸法)には共感した。 一ヶ月で六十冊ほど読む著者ではあるが、本に対しての愛も感じられたことにも高評価に値する。

Posted byブクログ

2019/03/28

2、3冊ほど読書に関する本読んだ中で一番よかったかな。参考になったことや同じようなことしてる!という嬉しさみたいなのもある。 結局は自分が読みやすく縛られない読み方でいんじゃないかな。自由に。

Posted byブクログ

2019/03/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本を読むときに意識すべきことは、内容を抽象化することである。 本をざっくり速く読もうが、一文字一句ゆっくり読もうがほとんどの内容は頭に残っていないもの。 無駄に細部にこだわらず、流し読みで全体を見渡すことにより手元に置きたい知識のみ抽出する。 抽出したエッセンスのみを頭に残すことが大切であるし、そもそもそれ以上の情報を頭の引き出しに残すことができない。 学校教育で刷り込まれた熟読の幻想を捨て、多くの本に目を通し、そこから小さなエッセンスを集めて、大きな知識として集約していくという発想を持つべきである。

Posted byブクログ