ボタン穴から見た戦争 の商品レビュー
被ったオーバーのボタンの穴から、爆弾が落ちるのを見ていた少女の体験談をはじめ、戦争中に子どもだった101人の人々の断片的な語りを集めたもの。ベラルーシは第二次大戦中、ソ連の中で特に被害が大きかったところだそうだ。どの証言も生々しくて怖くて、子供の目で見た純粋で鮮烈な印象そのものだ...
被ったオーバーのボタンの穴から、爆弾が落ちるのを見ていた少女の体験談をはじめ、戦争中に子どもだった101人の人々の断片的な語りを集めたもの。ベラルーシは第二次大戦中、ソ連の中で特に被害が大きかったところだそうだ。どの証言も生々しくて怖くて、子供の目で見た純粋で鮮烈な印象そのものだからか、他の戦争文学よりも辛かった。この当時で言うドイツ軍のような虐殺者が明日にでも家に襲ってきそうな錯覚に陥るというか、家族が平穏に暮らしている今の「有り難さ」を感じて未来が怖くなった。
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白ロシア=ベラルーシ 自分で穴を掘らせ その縁に立たせ 子どもから順に撃つ 大人が絶望するのを 見るために お腹が空いて空いて お母さんという言葉を聞くだけで 泣き声が止まらなくなる 戦争 この記憶がまだ残るのに なぜ繰り返す
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伊藤 裕顕先生のおすすめ本 地域マネジメント学科 マスコミュニケーション論参考書 ーーーーーーーーーーー 宮代キャンパス ーーーーーーーーーーー ボタン穴から見た戦争 白ロシアの子供たちの証言 https://fclib.opac.jp/opac/Holding_list?rgt...
伊藤 裕顕先生のおすすめ本 地域マネジメント学科 マスコミュニケーション論参考書 ーーーーーーーーーーー 宮代キャンパス ーーーーーーーーーーー ボタン穴から見た戦争 白ロシアの子供たちの証言 https://fclib.opac.jp/opac/Holding_list?rgtn=3018597
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一九四一年にナチス・ドイツの侵攻を受けたソ連白ロシア(ベラルーシ)では数百の村々で村人が納屋に閉じ込められ焼き殺された。約四十年後、当時十五歳以下の子供だった一〇一人に、戦争の記憶がどう刻まれているかをインタビューした戦争証言集。従軍女性の声を集めた『戦争は女の顔をしていない』に...
一九四一年にナチス・ドイツの侵攻を受けたソ連白ロシア(ベラルーシ)では数百の村々で村人が納屋に閉じ込められ焼き殺された。約四十年後、当時十五歳以下の子供だった一〇一人に、戦争の記憶がどう刻まれているかをインタビューした戦争証言集。従軍女性の声を集めた『戦争は女の顔をしていない』に続く、ノーベル文学賞作家の代表作。
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「親子は別れを告げた、銃殺を待つ間に」「きれいだった母の顔が撃たれた」「お粥の行列に並ぶが、前で食べたはずの子どもはなぜか戻って来ない」「母親から子供がひったくられ火の中に放りこまれた」「空が怖くなる、吊られているのをみたから」「犬たちがくわえてきた、3歳の妹をズタズタにして」…ナチスドイツの侵攻を受けた当時ソ連の白ロシア。数百の村で行われた凄惨な仕打ち。4人に1人が命を落とす。当時を目撃した子供たちの証言。原題は「最後の生き証人」。残念ながら”最後”ではない。まだ、世界のどこかで悲劇が繰り返されている。
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第二次世界大戦時に子どもだったベラルーシの人々の記録。あの戦争でベラルーシは全人口の四分の一を失った。 ドイツ軍が金髪碧眼の子どもを誘拐して、血液を採取する話がたくさん出てくる。 子どもを何かの実験に利用したのかと最初は思ったけど、もしかしたら軍人たちのための献血を強制的にさせ...
第二次世界大戦時に子どもだったベラルーシの人々の記録。あの戦争でベラルーシは全人口の四分の一を失った。 ドイツ軍が金髪碧眼の子どもを誘拐して、血液を採取する話がたくさん出てくる。 子どもを何かの実験に利用したのかと最初は思ったけど、もしかしたら軍人たちのための献血を強制的にさせていたのかもしれない。その血液採取のために、大勢の子どもたちが亡くなったようだ。
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ソ連で第二次世界大戦を生きた子供達をインタビューした本。 戦争は誰が起こしたのか、と一言で言えるものではないが、少なくとも子供達は完全に巻き込まれた被害者であることは間違いない。 そんな子供達の視点だからこそ、戦争の悲惨さがわかる。 自分は良い大人だが、勇ましくもなんともないので...
ソ連で第二次世界大戦を生きた子供達をインタビューした本。 戦争は誰が起こしたのか、と一言で言えるものではないが、少なくとも子供達は完全に巻き込まれた被害者であることは間違いない。 そんな子供達の視点だからこそ、戦争の悲惨さがわかる。 自分は良い大人だが、勇ましくもなんともないので、祖国のために戦った女達より、ただひたすら運命に流された子供達の方が共感し、戦争の恐怖を感じた。 ソ連で第二次世界大戦を生きた女達を書いた「戦争は女の顔をしていない」は、戦後の「戦争に参加した女性に対する社会の扱い」「大祖国戦争という祖国を守った誇らしい戦争であり悲惨さより栄光を伝える社会」など問題点にも焦点があたっていたが、こちらは戦争の悲劇が主な焦点だと思える。
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「戦争は女の顔をしていない」を読んだ時のショックが大きくて、何冊か全く関係のない本を読んでから大学の図書館でこの本を借りた。 感想を書きたくても、この感情をどう言葉にすればいいのか分からない。ただこの本の子どもたちと同じ経験を今やこれからの子どもたちにさせない義務が私たちにはある...
「戦争は女の顔をしていない」を読んだ時のショックが大きくて、何冊か全く関係のない本を読んでから大学の図書館でこの本を借りた。 感想を書きたくても、この感情をどう言葉にすればいいのか分からない。ただこの本の子どもたちと同じ経験を今やこれからの子どもたちにさせない義務が私たちにはあると思う。
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独ソ戦争について全く知らなかった自分を恥じた。戦争の犠牲になるのはいつだって子供である、と心のどこかで主張してきたが、何も理解できていなかった、読み終わった今でも理解できていないと思う。 ユダヤ人の少年と行動を共にしていた子の話が印象に残っている。
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戦争は女の顔していない」に続くスヴェトラーナ・アレクシェーヴィチの2作目。 独ソ戦で大きな被害を受けた白ロシアの子供たちの証言集。 そのまま読んでも相当なものだが、大木毅「独ソ戦」などで背景を知っておくと、彼らが置かれた状況がいかに過酷だったかがよくわかる。
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