ヘーゲルからニーチェへ(下) の商品レビュー
原書名:VON HEGEL ZU NIETZSCHE 第2部 市民的=キリスト教的世界の歴史(市民社会の問題;労働の問題;教養の問題;人間性の問題;キリスト教の問題)
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2017年夏期スクーリング「哲学演習」(「哲学演習Ⅱ」に充当)。 2017/08/04 予習として速読で通読。ヘーゲルの弁証法により世界史的な断絶が生まれたと指摘し、対照的な流れとしてマルクスとキルケゴールの思想が誕生し、永劫的なニーチェ哲学へ至ったとする。ヘーゲルのジンテーゼ...
2017年夏期スクーリング「哲学演習」(「哲学演習Ⅱ」に充当)。 2017/08/04 予習として速読で通読。ヘーゲルの弁証法により世界史的な断絶が生まれたと指摘し、対照的な流れとしてマルクスとキルケゴールの思想が誕生し、永劫的なニーチェ哲学へ至ったとする。ヘーゲルのジンテーゼがニーチェのいう永劫回帰だとしたらぞっとする果てだ。しかしじっさい循環的発想からわれわれは抜け出せているのか。歴史が循環をはじめてからすでに200年以上が経っているのでないか。だからこそ現代にも妥当する話題が多いのでは(市民、労働、教養、など)。講義でそのあたりも確かめられればよいなと。
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