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渦森今日子は宇宙に期待しない。 の商品レビュー

3.7

24件のお客様レビュー

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2024/12/11

渦森今日子、17歳。女子高生で、アイスが好きな宇宙人。 最後で「え?」と思ったかもだけど、私も、私の友達もそんなことは気にせず毎日を過ごしている。 ポップで可愛い青春小説。 宇宙人の渦森今日子を主人公とした、鮮やかな青春小説です。 主人公は、地球で女子高生をしているけれど本当...

渦森今日子、17歳。女子高生で、アイスが好きな宇宙人。 最後で「え?」と思ったかもだけど、私も、私の友達もそんなことは気にせず毎日を過ごしている。 ポップで可愛い青春小説。 宇宙人の渦森今日子を主人公とした、鮮やかな青春小説です。 主人公は、地球で女子高生をしているけれど本当は宇宙人。だけど、本人も友人たちもそんなことは気にせず、アイスを食べて部活動に勤しみ、体育祭で盛り上がり進路に悩む。 さしたる理由もなく地球に滞在し、ふわふわモラトリアムを享受する主人公に、未来へのほんのりとした不安から目をそらしながらも、何の覚悟も持たずただ無敵に楽しく生きていられた学生時代を思いだいました。 将来に対する漠然とした不安と、それとは対照的な何とかなるという万能感。 宇宙人でも人間でも、同じ存在でも理解できない事もあれば、違った者同士でも理解し合えることもある。悩みや楽しみ、喜び、感性はそれぞれ。素敵な事だなと思います。 人生は選択の連続で、大人になる過程で色々な物を切り捨てていかなくてはいかないけれど、その選択も、切り捨てたものも、今に至る思い出も、大切な自分の一部って言えるような生き方をしたいな。 口語的な地の文も、主人公の上手く表現できないもやもやした気持ちなんかがよく分かって好きです。 本文もキラキラしていて好きだけど、作者さんのあとがきもまた良いのでお勧め。

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2024/07/23

嵐山ロンドンブックスにて戯れに購入。もうだいぶ後ろに遠ざかってしまった青い日々を、説教くさくもならず、等身大に、こんなふうに鮮やかに昇華できるのはとても尊いことだね。

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2024/01/13

宇宙人というと特別で珍しい気がしてしまうけれど放課後にアイスを食べたり部活動で合宿に行ったり進路に悩んだり焦ったり。とても普通で退屈なほどの日常。でも精神的に参っていた十代を送った私は凡庸さをとても切り捨てられない。沢山の女の子の中から友人と呼べるほど何かを共有できる人がずっと居...

宇宙人というと特別で珍しい気がしてしまうけれど放課後にアイスを食べたり部活動で合宿に行ったり進路に悩んだり焦ったり。とても普通で退屈なほどの日常。でも精神的に参っていた十代を送った私は凡庸さをとても切り捨てられない。沢山の女の子の中から友人と呼べるほど何かを共有できる人がずっと居なかった。もし十代に戻っても生身の他者に怯えるばかりだろう。やはり普通は凄いと少しだけ淋しい気持になってしまう本だった。

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2021/02/27

宇宙人の渦森今日子の女子高生な日々。 期待しない、ぽやぽやモラトリアムな日常。一応、地球への探査船に乗ってきたからには何かを調べてるんでしょうけど、そのうちに地球の生活が楽しくなったみたい。 もう一人の宇宙人・須磨さんがズレてて好きです。今日子は7年もいるし年齢も女子高生と同じだ...

宇宙人の渦森今日子の女子高生な日々。 期待しない、ぽやぽやモラトリアムな日常。一応、地球への探査船に乗ってきたからには何かを調べてるんでしょうけど、そのうちに地球の生活が楽しくなったみたい。 もう一人の宇宙人・須磨さんがズレてて好きです。今日子は7年もいるし年齢も女子高生と同じだから溶け込んでるけど、須磨さんは来たばかり?っぽいですし年齢も3桁。かわいい。 夏合宿の展開は宇宙っぽい。乗ってきた探査船が7年間、今日子を待ち続けてたなんて…気の長い話だ。でも帰らなかったことで、今日子の進路は決まったし(NASAはたいへん)モラトリアムも終わり。 西島大介さんの絵でみんなわちゃわちゃしてたなぁ。

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2021/02/01

途中までつまんないかな?って思ったけど最後まで読んだら楽しかった!最果タヒさんの本ってあとがきが深い、あとがき読んだら更に自分の中でしっくりきた

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2020/06/21

ポップでリズミカルな青春作品。 進路についての悩みって人それぞれで、 乗り越えなきゃ行けない壁で、、、 あの時の気持ちを思い出しました。

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2020/02/16

最果タヒという名前がちょっと抵抗感あるじゃないですか、なんかね、手首切っちゃう系かなというかね。だから自分が読む感じの作家とも思ってなかったんだけど古本屋さんで見かけて、これが参考にしてるブックリストに載ってる作家の作品だったので買いました。タイトルがライトノベル風なんで抵抗もあ...

最果タヒという名前がちょっと抵抗感あるじゃないですか、なんかね、手首切っちゃう系かなというかね。だから自分が読む感じの作家とも思ってなかったんだけど古本屋さんで見かけて、これが参考にしてるブックリストに載ってる作家の作品だったので買いました。タイトルがライトノベル風なんで抵抗もありつつ。最果タヒってこないだ町田康と対談してたな、というのも少し信頼に繋がる部分もあったしね。深くはないけどストレートにライトノベル風青春小説という感じで瑞々しくて面白かったと思います。いい時間を過ごさせてもらいました。いい読書体験になりました。本業の詩集とか他の小説なんかを読むこともやぶさかではないかなと思っています。

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2019/07/27

独特の文体。結構好きかも、みたいな? 主人公が宇宙人で女子高生という設定だけど 違和感?無く読める。

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2019/04/15

高校生をやっていたあの頃の、名前のない感覚を言語化されていて、追体験して懐かしい気持ちになった。 最果タヒの作品に触れたのはこれが最初だけど、ほかの作品も読みたくなった。

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2019/03/28

詩人であり小説家であり、最近はAlexandrosの「ハナウタ」に参加したりの最果タヒが、女子高生であり宇宙人の渦森今日子の日常を描いた作品。 宇宙人である事も女子高生である事も、どちらも特別な事だしそれ程特別な事では無い。 覚悟を持って何かを決断する事って、何にせよ大事だよね。

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