雪月花黙示録 の商品レビュー
文庫本じゃなくてハードカバーで読んだのですが…。 ゲーム感覚で楽しく読めました。結局、虚構の世界の話だったのか?最後そんな感じがしましたが。 なんか今の日本を鑑みて、満更有り得なくもない世界ですよね。
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ミヤコの秘密と学生たちの戦い。 世界観がいい。近未来の日本ということだが、『ロミオとロミオ〜』のように、恩田陸のこんなちょっとズレた世界設定が楽しい。ただ、ちょっとラストが投げっぱなし感が強かったかもしれない。キャラクターはとても魅力的で、続きがあるなら読みたい。ヘタレなんだか...
ミヤコの秘密と学生たちの戦い。 世界観がいい。近未来の日本ということだが、『ロミオとロミオ〜』のように、恩田陸のこんなちょっとズレた世界設定が楽しい。ただ、ちょっとラストが投げっぱなし感が強かったかもしれない。キャラクターはとても魅力的で、続きがあるなら読みたい。ヘタレなんだかやり手なんだかよくわからない道博と、カッコいい系女子蘇芳の組み合わせが好き。
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薔薇を背負って現れるミッチーとか、日本の夏、緊張の夏とか、もうあまりのかっ飛びぶりが度を超えているこの作品。一本突き抜けた世界にまで行き着くとそれは快感に変わるんだということを実感させられるかのような驚天動地の設定には驚きました。これは面白い!と一気に読み進めました。でもこういう...
薔薇を背負って現れるミッチーとか、日本の夏、緊張の夏とか、もうあまりのかっ飛びぶりが度を超えているこの作品。一本突き抜けた世界にまで行き着くとそれは快感に変わるんだということを実感させられるかのような驚天動地の設定には驚きました。これは面白い!と一気に読み進めました。でもこういう人工的な刺激で無理やり興奮させられる時間というのは長くは続かないものです。次第にその感覚も麻痺してしまいました。かっ飛んだ世界を駆け抜けられる時間は長くないのかもしれませんね。そして、後半に入って残されたページ数が少なくなってきて、これどうまとめるのだろうと思っていたら、あまりにもあっさりとした幕切れ。えっ?と思ってしまいました。モヤモヤ地獄見参!消化不良感が襲ってきました。 ということでしたが、前半のかっ飛んだ世界に浸れたことは良かったです。この作品は小説を読むというより、世界観を楽しむ作品。テーマパークのアトラクションを楽しむように。アトラクションに意味などないように、その瞬間の享楽に浸るだけ。そう考えるとなんだか結構面白かったかもしれない。今度また、前半だけアトラクションに乗るような感じで読み返してみようかなぁ、そんな風にも思えてきました。 こういう作品が恩田さんの作品群にあるのも悪くないと思います。というより、よくもまあこんな世界観の作品まで描けるもんだと、ただただビックリです。
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恩田陸。読むのに時間がかかったけれど、どうにか読了。 アニメとかマンガとか、視覚で楽しめそうな作品。 畳みきれていない感は確かにあるけれど、もしかしたら続くのかな!?的な期待感を適度に煽ってくれる。 紫風が少しキャラブレしているような印象がある。 他者から見える紫風と、本人の視点のブレなのかもしれないが。 いろんなパロディーが散りばめられていて、よかった。
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古来からの伝統を守るミヤコと、自由経済の恩恵と快楽を享受する帝国主義に日本が二分されるという仮想の時代を描いたファンタジー。 適度な緊張感と読みやすくアニメのようなスピード感、個性が確立したキャラクターなどによってそれなりに楽しみながら読めましたが、最後の締め方は拍子抜けでした。
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ミヤコという独立した世界で巻き起こるアクションあり、頭脳戦ありのファンタジー小説。世界観がとにかく独特で、どのキャラクターにも愛着が湧いてしまうというのが恩田さん作品の好きなところ。このページ数では表現しきれないだろうという設定もいつも通りで、もったいなくて読了したくなくなってしまう。また、奇抜さと可愛らしさを掛け合わせたような目次にも惹かれる。さらっと独特ファンタジーを読みたい方におススメです。
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剣劇の世界を構築することの必然性がなく,テーマがある訳でもなくエンターテインメントにもなっておらず,お,面白い点が何もない….
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うーん、最初から駄の空気が漂ってましたが、最後まで払拭出来ず。これをライトノベルというジャンルと言うなら、このジャンルは余りに刹那的というか、その場限りというか。 キャラ・背景設定が文字通りその場限りで、寿命など無関係。だからそこに嵌らなければ、全く折り合えない。 あれですかね、...
うーん、最初から駄の空気が漂ってましたが、最後まで払拭出来ず。これをライトノベルというジャンルと言うなら、このジャンルは余りに刹那的というか、その場限りというか。 キャラ・背景設定が文字通りその場限りで、寿命など無関係。だからそこに嵌らなければ、全く折り合えない。 あれですかね、ここを通らないと次に進めなかったということなんでしょうかね、この作家にとって。若干黒歴史的な感も無くは無く。
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「ロミオとロミオは永遠に」でも見られた、勢いだけでしっちゃかめっちゃかに進んでいく学園ドラマ。ハマれば勢いで読めちゃうけれど、この作品は合わない人も多そう。最後のオチは風呂敷広げるだけ広げて畳み掛けが急なので、ある意味恒例というか恩田さんらしい。各章のタイトルセンス、やはり好きで...
「ロミオとロミオは永遠に」でも見られた、勢いだけでしっちゃかめっちゃかに進んでいく学園ドラマ。ハマれば勢いで読めちゃうけれど、この作品は合わない人も多そう。最後のオチは風呂敷広げるだけ広げて畳み掛けが急なので、ある意味恒例というか恩田さんらしい。各章のタイトルセンス、やはり好きです。
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