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暴走する正義 の商品レビュー

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2024/01/05

ディストピアアンソロジー。 巨匠たちは凄い…1番新しいので50年前くらいに書かれてるのにうわぁ今、みたいな薄ら寒い気持ちになります。 既読の作品も未読の作品もありました。 初めて読んだ作品では「錯覚屋繁盛記」と「市二二二〇年」が好き。後者の世界観素敵でした。

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2021/11/18

戦争を体験持つ巨匠達が'50〜'70年代に描いた作品。管理社会、レジスタンス、革命といったテーマの短編が9話です。星新一の「処刑」をはじめ救われない話ばかりでしたが、唯一、水木しげるの「こどもの国」は、これも人の業を描いてはいますが、ちょっとほっこり。

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2021/03/30

(このディストピア小説(含コミック)アンソロジーは次女の意外なお気に入り。普段は坂木司や辻村深月のような日常系のミステリを好むのに、このシリーズも中学生の時から繰り返し読んでいるらしい。お気に入りは「カンタン刑」)

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2019/01/16

公共伏魔殿 / 筒井康隆 著 処刑 / 星新一 著 戦争はなかった / 小松左京 著 こどもの国 / 水木しげる 作 闖入者 / 安部公房 著 カンタン刑 / 式貴士 著 錯覚屋繁昌記 / 半村良 著 革命狂詩曲 / 山野浩一 著 市二二二〇年 / 光瀬龍 著

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2019/01/06

当時の日本にこんなに良質なSFがあったことにまずびっくり。エンタメ度はあまり高くないけども、うそ寒さを感じさせる、ディストピア小説アンソロジーとしては素晴らしい一冊。 個人が思想を暴力によって奪われる事よりも、個人が自ら思考を放棄することの方が恐ろしい。誰かのユートピアはディスト...

当時の日本にこんなに良質なSFがあったことにまずびっくり。エンタメ度はあまり高くないけども、うそ寒さを感じさせる、ディストピア小説アンソロジーとしては素晴らしい一冊。 個人が思想を暴力によって奪われる事よりも、個人が自ら思考を放棄することの方が恐ろしい。誰かのユートピアはディストピアに生きる他者を内包するのかも。

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2018/02/09

まず驚くのが、収録されている作品が、1950年代から70年代のものだということ。未来の物語であるが、人間の業を突き詰めたものばかりで、発表されてから40年以上経過してなお人々の心を打つ。そして、描かれるディストピアも現実になってしまいそうなものばかりで、リアルな恐怖を感じる。この...

まず驚くのが、収録されている作品が、1950年代から70年代のものだということ。未来の物語であるが、人間の業を突き詰めたものばかりで、発表されてから40年以上経過してなお人々の心を打つ。そして、描かれるディストピアも現実になってしまいそうなものばかりで、リアルな恐怖を感じる。このアンソロジーシリーズは巨匠の力量を楽しめる。他のテーマでもっと出して欲しい。気に入った作品は「処刑」「闖入者」「錯覚屋繁昌記」だ。

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