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ミニマリストという生き方 の商品レビュー

3.1

16件のお客様レビュー

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2018/12/22

「ミニマリスト」とは2015年に流行した(らしい、育児にかまけていて私は知らなかったが…)ことば。  シンプルライフをもっと突き詰め、必要最低限のものだけを所有することを旨とする人たちのこと(だと思う)。  いわば大量生産大量消費の対局のライフスタイルをめざす人たちのことである。...

「ミニマリスト」とは2015年に流行した(らしい、育児にかまけていて私は知らなかったが…)ことば。  シンプルライフをもっと突き詰め、必要最低限のものだけを所有することを旨とする人たちのこと(だと思う)。  いわば大量生産大量消費の対局のライフスタイルをめざす人たちのことである。  そんなほぼ無名の人たち数名のインタビュー集(ただし、お笑い芸人の小島よしおも入っている)。  日々の暮らしぶりや、豊かさや幸せに関する質問を連ねている。  個人的にはミニマリストほどでなくても、最近は、所有物を減らしていきたいと考えるようになってきた。できたら1/3くらいに。  さらに個人的な話をすると、うちの母親は買い物大好きですぐに、買いだめをして、オマケとかは絶対にもらうタイプ。  一方の私は1980年代生まれの、消費疲れを自覚し、いまだに買い物の楽しみは時々しか感じないタイプ。  ここまで市場が飽和していくると、コマーシャルはかまびすしいし、選択するのも一苦労。いまだに母の飽くなき物欲はよく理解できない。  モノも持つのは、買うときの費用もだけど、管理やメンテナンスその他の労力を考えるとコストがかかるし、モノによっては借りた方が総合的に考えるとコスパもいい。でももっといいのは「なしで済ませる」ことだよね?となってきた次第である。  モノ減らしたいわー。  もともと持てる能力をわりに一局集中して生きているけど、それに磨きをかけ、ついでに雑音を廃して、さらに燃費とコスパのいい人生にしていきたい。  自分でも、野心のない人生、というより野心が分かりにくくかつ内面化していっている感じはある。  シーナ・アイエンガーの選択の科学も読んだが、同著が述べるように選択しつづけることには多大な労力が伴う。特に8つ以上の選択は苦痛ですらある。今日の消費社会では8つではとてもたりない。だったら「そもそも選択しない」という選択肢を持つことは、物質過多、情報過多、の社会を生き抜くためのわりに強力なツールじゃないかと思う。もっと大事な何かへのリソースを割くための。   P202  いまの日本ではこの”低次”の要求(マズローが説く欲求段階説におけるつまり1.生理的欲求、2.安全への欲求)は、すでに満たされている。1980年代以降にそだった人たちはマズローの3.所属と愛の欲求(社会的欲求)や4.承認の欲求(尊厳の欲求)あたりから欲求が始まっていると考えてみよう。ここが、欠乏欲求のベースなのだ。  (略)承認欲求は、食べなければ死ぬ・地雷を踏めば死ぬのと同じくらいのダメージを与えるほどの”低次の”欲求になっているということだと思う。 P206  ミニマリストははっきりそういう(自分の潜在的な可能性を発掘するために、環境をリセットする)意識を持ち、自分の可能性を見つけるためにいったんミニマリストになってみるというふうにも捉えられる。 P208  (シーナ・アイエンガーの「選択の科学」を紹介したあとに)  溢れかえる選択肢の中から最適な選択をしつづけることに自由と幸福と成功があるというアメリカンドリームに、NOをいっているのがアメリカのミニマリストなのだ。

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2018/07/11

2000年に「捨てる!技術」を刊行、家事に関する文筆家であり生活哲学家の辰巳渚さん「ミニマリストという生き方」2016.2発行です。5人の方へのインタビューを通じて、ミニマリストとは何か、そのきっかけ、その生き方などを考察し、幸せや豊かさを問う作品だと思います。突き詰めれば、定住...

2000年に「捨てる!技術」を刊行、家事に関する文筆家であり生活哲学家の辰巳渚さん「ミニマリストという生き方」2016.2発行です。5人の方へのインタビューを通じて、ミニマリストとは何か、そのきっかけ、その生き方などを考察し、幸せや豊かさを問う作品だと思います。突き詰めれば、定住民(いつかは自分の家を)か漂流民(家を持たない、物を持たない)の話になるのかもしれません。インタビューでは小島よしおさんの話がわかりやすくて面白かったです。幸せとは自分が笑えること。体を鍛えていると自分が見えてくる。シンプルになる

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2018/04/10

小島よしおの話が良かった。頭の中で思いついた事を、すぐ実行するようにしているそうです。ミニマリストはたくさんいるけど、頭の中を片付ける事に言及してる人は少ないので新鮮だった。

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2018/04/04

ミニマリストについて考察した本。 ミニマリストについて客観的に考察しているのがいいですね。 そして、何人(何組)かの方々に取材して同じ質問をしてその答えから考察する。 手法としてもとても好感を持ちました。 主題である「ミニマリスト」ということについては、あえて気張らなくても、と...

ミニマリストについて考察した本。 ミニマリストについて客観的に考察しているのがいいですね。 そして、何人(何組)かの方々に取材して同じ質問をしてその答えから考察する。 手法としてもとても好感を持ちました。 主題である「ミニマリスト」ということについては、あえて気張らなくても、という感覚もありあまり興味は湧きませんでしたが(苦笑) 払ってもいい金額:700円

Posted byブクログ

2017/09/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ミニマリストと呼ばれる人たちについて、さらっと読めた。部屋の写真が載っているので、具体的にその状態がわかり易い。個々の考え方を知り、「さて自分なりのミニマムとは?」と考える材料にできた。

Posted byブクログ

2017/03/11

図書館。斜めよみでしたが 結構しっかりしていて良かった。なんとなく個人的な感触としては、ミニマリストに啓発されるというよりも、同調するかしないかというフェーズに近づいてきたよう。

Posted byブクログ