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ガッツン! の商品レビュー

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2024/12/07

無頼派作家・伊集院静先生の描く『麻雀+青春』を掛け合わせた小説です。このジャンルにかけて伊集院先生の筆致と哀愁を漂わせた展開は『さすが!』と読みながら思わず唸ってしまいました。熱い青春を駆け抜けます。 僕は個人的に麻雀は高校生のときに少し卓を囲んで、それ以来まったくやらず...

無頼派作家・伊集院静先生の描く『麻雀+青春』を掛け合わせた小説です。このジャンルにかけて伊集院先生の筆致と哀愁を漂わせた展開は『さすが!』と読みながら思わず唸ってしまいました。熱い青春を駆け抜けます。 僕は個人的に麻雀は高校生のときに少し卓を囲んで、それ以来まったくやらず、現在ではルールすらも忘れてしまいました。ですが、『麻雀+青春』というスタイルの小説は好きで、その分野では個人的に『金字塔』のひとつである白川道先生の『病葉流れて』をはじめとする様々な傑作があります。 今回ここに上げた本書は『雀聖』の異名を持つ阿佐田哲也氏の直系のギャンブルにおける『弟子』である作家、伊集院静先生による、麻雀に見せられた3人の若者たちの熱くもあり、また切なくもある群像劇を描いたものが本書です。 一読してまったくルールのわからない門外漢でも読み終えれば一通り麻雀のルールと基本的な『流れ』がわかるようになっております。 登場人物はこの手の小説の『黄金パターン』ともいえる一姫二太郎で山口から上京してきた万年金欠病の貧乏学生ユウト。エリート官僚を目指すカズマ(彼の通っている大学は恐らく東大であろう)最後に、料亭の跡取り娘であるマチコです。彼女には恐らく作者の伊集院先生の持つ『女性観』がふんだんに反映されていると思われます。 三人三様が麻雀と向き合い、勝ち、負けて行くというのが大きなあらすじです。上京してギャンブル三昧のユウトはもういっぱしの『バクチ観』を持っているのに対し、まっさらな状態で麻雀と出会い、急速に実力をつけていくマチコの成長振りには本当に驚かされました。 自分の息子がユウトであったなら間違いなく殴り飛ばしますが、自分の過去にもこれとはまた違った意味での『脛に傷』がありますので、彼のことは一概に言えないのかもしれません…。 そのほかにもこの小説には伊集院先生の『死生観』や『人生観』が色濃く反映されていて、たとえば『子供はカウンターのある鮨屋に入ってはいけない』などは読んでいて思わずニヤリとしておりました。この小説はまだまだ続きがあるようですので、僕も彼等の物語がどこへ行きつくのかを見守っていこうと考えております。 ※追記 本書は2016年2月10日、『ガッツン! (双葉文庫)』として双葉社より文庫化されました。伊集院静先生は2023年11月24日に亡くなられました。 死因は肝内胆管がん、73歳でした。この場を借りて、ご冥福をお祈りいたします。

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2021/01/25

登場人物たちはすごい魅力的で まっすぐ前に向かう一途さはとても良い。 ただ、僕は麻雀全然わからないんです。 それが残念。。

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2016/04/03

麻雀がやりたくなる本。 読み終わってすぐに久しぶりにやりました(笑) ストーリーは現実味がないというか出来すぎ感があるし、何故そこまで麻雀に引き込まれていくのかいまいちわからないところもあるけど、ユウトのキャラは好きなので続編もちょっと気になる。 麻雀の知識が全くないと、ちょ...

麻雀がやりたくなる本。 読み終わってすぐに久しぶりにやりました(笑) ストーリーは現実味がないというか出来すぎ感があるし、何故そこまで麻雀に引き込まれていくのかいまいちわからないところもあるけど、ユウトのキャラは好きなので続編もちょっと気になる。 麻雀の知識が全くないと、ちょっと読むのに苦痛な箇所も。

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2016/03/13

若者三人が主人公の麻雀小説です。 ただの麻雀小説ではなく、麻雀を通して、人間の生き方が書かれています。それもそのはず、伊集院さんのエッセイで書かれている「伊集院さんの教え」が其処彼処に出てきます。 伊集院ファンならずとも楽しめる一冊。 こういう破滅的な人生は何故か憧れてしまいます...

若者三人が主人公の麻雀小説です。 ただの麻雀小説ではなく、麻雀を通して、人間の生き方が書かれています。それもそのはず、伊集院さんのエッセイで書かれている「伊集院さんの教え」が其処彼処に出てきます。 伊集院ファンならずとも楽しめる一冊。 こういう破滅的な人生は何故か憧れてしまいますね。

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2016/02/17

現代版「麻雀放浪記」とも言える物語。 神楽坂で出会った3人の大学生が、それぞれ麻雀と関わっていくのだが、何かと説教くさい。 それでも麻雀の場面ではそれなりに読めたからまだマシか。続編があるみたいだが、あまり興味はわいてこない。

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