縁を結うひと の商品レビュー
在日専門のお見合いおばさん 福 を中心に繋がる人々の葛藤や悩み。 お友達に何人か在日の子はいるが、皆日本語しか話さず日本文化にしっくり馴染み、日本で恋をし日本人と結婚している。 在日同士でなければ!という切実な思いは彼女らからは感じなかったが、異文化の中で子が苦労しないように...
在日専門のお見合いおばさん 福 を中心に繋がる人々の葛藤や悩み。 お友達に何人か在日の子はいるが、皆日本語しか話さず日本文化にしっくり馴染み、日本で恋をし日本人と結婚している。 在日同士でなければ!という切実な思いは彼女らからは感じなかったが、異文化の中で子が苦労しないように…とお見合いおばさんを頼る親たちの親心はせつない。 お姑さんとお嫁さんのお話が良かった。
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在日の縁談おばさんの話。 意識してこなかったけど、きっと身近に沢山あるだろう世界の大切な話があります。 自身の知見、視野を広くする努力の必要性を感じて読了。
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表紙裏の著者紹介には (この本の一番最初の短編)「金江のおばさん」で平成24年「Rー18文学賞大賞」を受賞。在日の家族が抱える「答えのない問い」に向き合う作品・・(略)・・などがある。 とあります。 この本も「在日」の人たちの悲しみ、痛み、日々の暮らしの困難を平易な文章で書き...
表紙裏の著者紹介には (この本の一番最初の短編)「金江のおばさん」で平成24年「Rー18文学賞大賞」を受賞。在日の家族が抱える「答えのない問い」に向き合う作品・・(略)・・などがある。 とあります。 この本も「在日」の人たちの悲しみ、痛み、日々の暮らしの困難を平易な文章で書きつづっている短編連作です。 最初の短編「金江のおばさん」が6つの短編のどこかに出てきます。(私はこのバーさん好きじゃないけど。笑) 私は2作目「四柱八字」とラスト「ブルーライトヨコハマ」が好きです。 在日の男性に嫁いだソウルの女性占い師の話と、 ラストは、在日・介護が絡んで、ちょっとウルッとなりました。 在日関係はほとんどまったく知らない世界なんですが、 やさしい語り口で、女性の「気持ち」から入ることで、この世界にすんなり入っていけます。在日がどうこうというのを抜きにしても、いい短編連作小説だったと思います。 読んでよかったです。
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これまで、縁遠いところにあったテーマ。小説として面白いのはもちろん、色々考えさせられるものがあった。
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