レディ・エミリーの事件帖 の商品レビュー
献本にていただきました。ありがとうございます。 普通の探偵物をイメージして読むと、かなり違います。 全体的に、コバルトっぽい雰囲気をイメージしていただくと近いかも。うるさい母親にうんざりだけど、社交界を捨てたいわけじゃない。夫の死とともに自由を求めるそんなヴィクトリア時代の乙女心...
献本にていただきました。ありがとうございます。 普通の探偵物をイメージして読むと、かなり違います。 全体的に、コバルトっぽい雰囲気をイメージしていただくと近いかも。うるさい母親にうんざりだけど、社交界を捨てたいわけじゃない。夫の死とともに自由を求めるそんなヴィクトリア時代の乙女心から始まり、亡き夫への恋心あり、女子トークあり…というレディ・エミリーの冒険心あふれるヒストリカルミステリーです。 一人称”私”視点の物語。観察眼が鋭いと褒めたいところだが、なかなか鈍い娘で…いつになったら事件が始まるのかと、前半の歩みが遅く感じますが、中盤以降は一気読み。 物語の合間にある、亡き夫の日記が切なくほろ苦く、無自覚だった夫の気持ちに今更気づく戸惑いから始まって、成長するヒロインがとても良かった。 物語にルノアールが登場するなど、史実を上手く絡めている部分も注目。フィクションと史実との関係などまとめて巻末に作者の言葉があるのは嬉しい。 シリーズとして10冊以上出ている人気シリーズということで、今回微妙だったコリンがもっといい男になるのだろうと活躍を期待。 http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4989.html
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ブクログの献本でいただきました。 本の値段を見てびっくりしました。 ブクログさん ありがとうございます。 ----------------- ″19世紀の倫敦が舞台“ この一文に惹かれないミステリファンは いないでしょう。 探偵役はアイリーン・アドラーのような女性なのか はたま...
ブクログの献本でいただきました。 本の値段を見てびっくりしました。 ブクログさん ありがとうございます。 ----------------- ″19世紀の倫敦が舞台“ この一文に惹かれないミステリファンは いないでしょう。 探偵役はアイリーン・アドラーのような女性なのか はたまたハドソン夫人…? 貴婦人が紅茶を飲みながら甘ったるい推理をする ようなのは勘弁かなあと思って読み始めたけど、 最初の数ページでいい意味で裏切られる。 ヒロインはいわゆる独身をこじらせたような女性。 なんだかSATCにでも出てきそう。 ちょっと刺々しいヒロインだけど、これなら 大丈夫そう、と読み進めて行ったけど…。 肝心のミステリ部分は、はっきり言って 「どーでもいい」。 女友達との小競り合いや亡き夫への思慕と後悔、 メンズ達とのロマンス、美術品やイリアス云々の 方が楽しめる。 何十年も前に親しんだコバルコ文庫のようだなーと 思いながら雰囲気をだらだらと楽しんでいる内に TheEnd。 なんだかのどかで読後感はほのぼのあったか。 ちなみにフィリップが初めてエミリーに会ったと 日記に書いてあった日付は1887年4月21日。 ホームズはその頃、ライゲートの大地主事件に 携わっていたようで。 うーん 同じ時代のお話とは全く思えない…!!
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口うるさい母から逃れる為に19世紀当時の貴族階級のしきたりに則って、愛も無く取り合えず結婚してしまう主人公ですが、間もなく夫が亡くなり服喪中に次第に夫を恋い慕うようになるという設定は面白かったです。だれが黒幕かは雰囲気や流れでわかりやすいです。亡き夫の親友コリンを疑っていたのに疑...
口うるさい母から逃れる為に19世紀当時の貴族階級のしきたりに則って、愛も無く取り合えず結婚してしまう主人公ですが、間もなく夫が亡くなり服喪中に次第に夫を恋い慕うようになるという設定は面白かったです。だれが黒幕かは雰囲気や流れでわかりやすいです。亡き夫の親友コリンを疑っていたのに疑いが晴れた途端恋愛モードになるのは私には唐突に感じられたのと、深い付き合いも無いのに亡き夫はエミリーのどんな所に惹かれたのか今一つ疑問です。結婚にガツカツしてない素っ気無いところがよかったのかな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
おもしろかった! 続きが気になって、一気に読んだ!! 陰謀とかけひきと恋愛と。 ブクログの献本応募で当たったのでレビュー。 少し厚めの文庫。500ページちょい。 主人公エミリーは結婚してすぐ未亡人。 服喪期間や半服喪期間があるなんて知らなかったな。 親の束縛から逃れるために愛も知らずした結婚。 夫(フィリップ)の死後に夫に恋するなんて、なんだか切ないけど。 彼の日記が合間にはさんであって、よかったな。 エミリーをとりまくロンドンでの生活やパリ旅行、 社交界の話、女友達や求愛者の話とともに 美術品やホメロスの『イリアス』の話がたくさん。 イリアスを読んだことないけど、読んだことある人なら 引用文がわかるのかな。 ちょっと読んでみたいような衝動にかられる。 200ページあたりで、アポロ像の鼻が折れてから事件が。 夫は誠実か不誠実か。死んでいるのか、実は生き残っているのか。 夫の友人コリンは信じられるか、信じられないか。 誰が黒幕なのか。 エミリーと一緒になってハラハラしながら、 喜んだり、悲しんだり、疑ったり、信じたり。 感情の起伏が激しかったなー。 でも読んでよかった。おもしろかった。 シリーズの続きが出るのか気になるところ。 最後にブクログさん、献本ありがとうございます。
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19世紀ロンドン、ヴィクトリア朝の社交界。結婚後半年で未亡人となり、資産と自由を手にし、社交の義務からも解放された若く美しいレディ。古典美術に目覚め、勉強を始め、夫を再発見し、盗難美術品の謎を解決する。 これから始まるであろう様々な冒険談、どう続くんだろうかと楽しみです。帯に「...
19世紀ロンドン、ヴィクトリア朝の社交界。結婚後半年で未亡人となり、資産と自由を手にし、社交の義務からも解放された若く美しいレディ。古典美術に目覚め、勉強を始め、夫を再発見し、盗難美術品の謎を解決する。 これから始まるであろう様々な冒険談、どう続くんだろうかと楽しみです。帯に「ジェーンオースチンが書いたダ・ヴィンチ・コードとありましたけど、読み終えて初めて意味が理解できました。ダウントンアビーです。
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タイトルからして、実に面白そうではないか。 ぜひ手に取って読んでみたいものである。 是が非でも。
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