レディ・エミリーの事件帖 の商品レビュー
折れたアポロ像の鼻はいつ出てくるのかな?と思いながら、ストーリーの単調さに読了までに時間がかかってしまいました。中盤を過た頃には展開が読めてしまいますが、終盤は一気に読み切り次作への期待へ。長いですが内容はライトノベル的かなと。 訳者のあとがきより。本国ではシリーズが(2016...
折れたアポロ像の鼻はいつ出てくるのかな?と思いながら、ストーリーの単調さに読了までに時間がかかってしまいました。中盤を過た頃には展開が読めてしまいますが、終盤は一気に読み切り次作への期待へ。長いですが内容はライトノベル的かなと。 訳者のあとがきより。本国ではシリーズが(2016年1月時点で)10冊以上刊行されているそうです。
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長い!!そして思ってたのと違う!事件はさっさと起こって、解決に勤しむ・・・的な感じだと勘違いしてました。 とにかく事件が起こるまでが長い!ギリシャやその時代の読み物・詩のことや美術品に関する薀蓄がながーーーい。あとがきにもあるけれど、作者が好きなんだそうです。だとしてももう少しけずれなかったのか。途中で挫折しそうになりました。 ハーレクイン的な三角関係もありつつ、わたしはなにを読んでるんだろう状態でした。 後半は怒涛の展開でしたが、悪者はわりと前に、こいつかなってわかっていました。表紙だけが好みでした。
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運悪くこの作品を読み始めてしまった男性、 とくに未婚者は、 主人公のあまりに現実的な、利己的な結婚生活に幻滅するのは仕方がないと思う。 でも、我慢して読み進めてもらえば、 亡き夫に恋をしていく姿に許してもらえるのではないか。 ヴィクトリア朝の貴族の女性には、 社会的自由はあまり与えられていなったことも加味してほしい。 そのヴィクトリア朝の習慣・文化に挑戦していく様子もおもしろかった。 ミステリーとしても、結構面白かったと思うのだけど。
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期待せずに読み始めたら予想外の面白さ!帯だったかに「ジェーンオースチンが書いたダ・ヴィンチ・コード」みたいなことが書いてあったような気がするけど、うんうん、そうかもしれない。でも彼女特有のきまじめさはないかなぁ。そこはそれ、やはり現代の作家さんだものね。 シリーズが進んでいくにつ...
期待せずに読み始めたら予想外の面白さ!帯だったかに「ジェーンオースチンが書いたダ・ヴィンチ・コード」みたいなことが書いてあったような気がするけど、うんうん、そうかもしれない。でも彼女特有のきまじめさはないかなぁ。そこはそれ、やはり現代の作家さんだものね。 シリーズが進んでいくにつれて登場人物の考え方や人間関係が変わっていったらもっと楽しいだろうなと思う。
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シリーズ第一弾。 コージー、になるのかな、軽くて温かくて、安心して読めるミステリー。 犯人や仕掛けなど、確かにそれほどひねりがあるわけではなく、わかりやすくはあるのだけど、それでも十分に楽しくページをめくり続けられたのは、作者の力量。 エミリーの好奇心や向学心がふくらむ過程にわくわくさせられたのも良かったね。 ある意味、何度か読み返すのって、こういう軽いミステリーだったりするんだよなあ。
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ミステリの展開と結末はかなり早い段階で予想ができる。(そして予想通りである。) それ故読みやすかったとも言える。 シリーズ1作目ということを考えると仕方がないのかもしれないけど、あれもこれもと詰め込みすぎて全てが表面的すぎるような印象。 主人公のエミリーがなぜ全方位的に愛されるの...
ミステリの展開と結末はかなり早い段階で予想ができる。(そして予想通りである。) それ故読みやすかったとも言える。 シリーズ1作目ということを考えると仕方がないのかもしれないけど、あれもこれもと詰め込みすぎて全てが表面的すぎるような印象。 主人公のエミリーがなぜ全方位的に愛されるのか。財産でも外見でもない魅力がこの先描かれることを願って、自作も読んでみるよ。
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ブクログ贈呈本。 自分からはチョイスしないであろう作品だったが、装丁から想像していたよりも 面白かった。 新婚すぐにだんな様をなくした若い未亡人エミリーのお話。 古代美術、古典ギリシャ文学などからめ、 無くなったご主人の謎、疑惑を解き明かしていく。 ときおり物語の合い間にはさ...
ブクログ贈呈本。 自分からはチョイスしないであろう作品だったが、装丁から想像していたよりも 面白かった。 新婚すぐにだんな様をなくした若い未亡人エミリーのお話。 古代美術、古典ギリシャ文学などからめ、 無くなったご主人の謎、疑惑を解き明かしていく。 ときおり物語の合い間にはさんであるフィリップの日記がいいですね。 ラブ要素が強いけれど面白く読めました。
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事件自体や犯人は典型的なので、かなり早い段階から見当がつく。 エミリーが幼くて世間知らずなのに、大金持ちだし一人暮らしだしで、強引でつじつまの合わない推理を持ち出しても、誰にも止められない。親友のアイヴィーが心配して止めるんだけど、アイヴィーとコリン、この本の中でいちばんマトモなこと言ってる二人を主人公は遠ざけるんだよねぇ。謎を引き伸ばしたい作者のご都合主義にしか思えず、かえって主人公エミリーの魅力を下げていて、残念。 古代ギリシャ文化や美術については、エミリーの片言の感想がちりばめてあるわりに、説明そのものは薄くて、ものたりなかった。 この作品のいちばんの魅力は、19世紀の上流階級の女性の生活が分かるところだろう。特に、未亡人であるマナーは特殊でめんどくさくて、おもしろかった。
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ロマンス色がやや強い(?)ヒストリカル・コージーミステリー。主人公は未亡人。夫が亡くなったあとに初めて夫への愛情に気づくというのが切ない。でも気のない相手にも何度もキスを許すあたり、主人公に共感がもてない。犯人はいかにも怪しげだし、夫の親友の任務も予想通りで最後まで驚きがなかった。
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コージーを幾つか読んできたがどの作品もそれぞれ個性的で面白かった。しかし本作は…。事件の進展と平行して描かれる主人公の亡夫に対する思慕が分量的に多すぎて(しかもくどいだけで深みは無い)グズグズ進む感じ。登場人物の個性も魅力も乏しく名前がなかなか覚えられないこともあり、最後まで読む...
コージーを幾つか読んできたがどの作品もそれぞれ個性的で面白かった。しかし本作は…。事件の進展と平行して描かれる主人公の亡夫に対する思慕が分量的に多すぎて(しかもくどいだけで深みは無い)グズグズ進む感じ。登場人物の個性も魅力も乏しく名前がなかなか覚えられないこともあり、最後まで読むのがたいへんでした。原書は二桁に及ぶ巻数が出ていて人気シリーズなのだろうと思うけれど、残念ながらこれ一冊でリタイアします。
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