建築士の資格が活かせるお仕事ガイド の商品レビュー
僕は建築士ではないが、身の回りに建築士はたくさんいる。儲かっている人もいればカツカツの人もいる。言い古された言葉だが、一級建築士とかけて足の裏についた米粒ととく、そのこころは、どっちも取っても食えない、というやつだ。 一級建築士というのは、同じ業務独占資格である弁護士や不動...
僕は建築士ではないが、身の回りに建築士はたくさんいる。儲かっている人もいればカツカツの人もいる。言い古された言葉だが、一級建築士とかけて足の裏についた米粒ととく、そのこころは、どっちも取っても食えない、というやつだ。 一級建築士というのは、同じ業務独占資格である弁護士や不動産鑑定士などと比べて平均年収がかなり低い。その大前提で、どう生活を防衛するか、そしてどんな副業の可能性があるか、その相場は、などと、なかなか生々しい本でもある。 一般論として読み進めていたら、ちょっと興味深いコラムがあった。僕らがやっている取り組みとそっくりである。似たようなこと考える人がいるもんだなあ、と思ったら、なんと、仲間の建築家が書いた、そのものズバリのことだった。観客席で見ていたら、いつの間にか舞台に上がっていたような。ていうか、書いたの教えてよ。 基本的には明るい転職・副業ガイドである。対談的記事なんかもリアリティがあるのだが、あくまで業界向け本であるが、多かれ少なかれ、どんな人も利用者という点では、必ず建築と関わっている。お金の面から建築の世界を覗く機会になるから、野次馬的にでもいいので知ってもらいたいし、建築士という職能を活かして何かする、というスタンスは、他の仕事にも応用できるかもしれないなあ〜。
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