聖者の凶数 の商品レビュー
警視庁殺人分析班シリーズ第5弾。 本作はミステリー要素が強く、犯人やその動機などはとても興味深く描かれている。ホームレスに対する差別や臓器移植の問題といった社会問題にもそれなりに触れている。 ミステリー要素が強い反面、塔子が命の危機に晒されるようなピンチに陥ることはない。過去シリ...
警視庁殺人分析班シリーズ第5弾。 本作はミステリー要素が強く、犯人やその動機などはとても興味深く描かれている。ホームレスに対する差別や臓器移植の問題といった社会問題にもそれなりに触れている。 ミステリー要素が強い反面、塔子が命の危機に晒されるようなピンチに陥ることはない。過去シリーズではそういうシーンを全てハラハラして読んだだけに、塔子には申し訳ないが、その点は少し物足りなく感じた。 このシリーズは塔子の成長記録という側面があるが、彼女はどういう警察官になるべきかと悩みはじめる。それも成長の証だ。恋バナも進展するのやらしないのやら。まだまだこの先のシリーズが楽しみだ。
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シリーズ第5弾。 女性刑事である如月塔子は背も小さくて頼りなさもある見習い刑事だが、視点は鋭いものがある。 今回の連続殺人事件の遺体に残された数字の謎にいち早く気付いたのも塔子だった。 ただ、捜査の中では女性であることで弱さを指摘されたり、見下したりされることも多々ある。 それに...
シリーズ第5弾。 女性刑事である如月塔子は背も小さくて頼りなさもある見習い刑事だが、視点は鋭いものがある。 今回の連続殺人事件の遺体に残された数字の謎にいち早く気付いたのも塔子だった。 ただ、捜査の中では女性であることで弱さを指摘されたり、見下したりされることも多々ある。 それに悩む塔子の葛藤もまた、この作品の見処かもしれない。 2024.5.4
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警視庁捜査一課十一係シリーズ第5弾。 顔のない死体がホームレスによって発見され、そこから連続殺人が幕をあげる。 薬品による遺体を焼く残酷な手口。 体には謎の数字。 舌や指を切り取り、持ち去る意味とは。 今までのシリーズから 絶対に登場人物に犯人がいるはずなのに、最後の最後まで真相は読めなかった。 そりゃ、読めないわー。な展開。 医者も怪しい、消防関係者も怪しい。読めば読むほどみんな怪しく見えてきて 完全に作者の思うツボ。 シリーズの中で上位に入る面白さだった。 今のとこ順位はシリーズ番号5.4.1.3.2の順かなー。 個人的な意見だけど。
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如月塔子巡査と鷹野警部補と徳重巡査部長らは、顔と両腕を損傷された遺体の捜査を始める。遺体の腹に記載された数字。遺体の頭部や腕になぜ硫酸をかけたのか。第2の事件が発生して、またも遺体の頭部などに硫酸をかけられ、腹部には数字が記載されていた。真相は何なのか。次々と起こる連続殺人に警察...
如月塔子巡査と鷹野警部補と徳重巡査部長らは、顔と両腕を損傷された遺体の捜査を始める。遺体の腹に記載された数字。遺体の頭部や腕になぜ硫酸をかけたのか。第2の事件が発生して、またも遺体の頭部などに硫酸をかけられ、腹部には数字が記載されていた。真相は何なのか。次々と起こる連続殺人に警察内部の葛藤も描きながら如月巡査は同僚と共に真相に近づいていきます。正義感の強い如月巡査とカメラ好きの鷹野警部補の掛け合いが微笑ましいです。2023年1月17日読了。
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シリーズ5作目。今回も面白かったです。 前4作と違って、犯人視点の部が挿まれないなぁと思ってたら、メインの件はこっちだったんだ…と。 63だけ違うんだろうな…とは漠然と思っていたけど、手代木管理官には申し訳ないが自首して良かったです。 如月さんがよく話しかけられてるの、鷹野主任とバディだからというのもあるんだろうな。一般市民としてはこのふたりだったら、大きくて威圧感あるザ・刑事な鷹野主任よりは親しみやすい如月さんに話しかけます。 如月さんに「再犯させず、ここで犯罪の連鎖を断ち切る」という目標が出来ました。続きも読みます。 …ドラマ、神谷課長が段田安則さん、手代木管理官が勝村政信さんだったんだ。 上司は早瀬係長の渡辺いっけいさんしかちゃんと覚えてなかったから、出演されてたのは薄っすら覚えてたけどてっきり逆だと思っていた。言われて思い返してみれば、確かに木村さんにちょいちょい話しかけてきてたの段田さんだった。 門脇先輩は平幹大さんが演じてらしたので、出演され続けてたら勝村さんとガンガン喧嘩してたんだろうか。それもちょっと観たかったです。
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単純な猟奇殺人事件ではないだろうと読み始めたが、予想のはるか上をゆく展開。伏線もあり、ドラマ化も想像される。面白かった。
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シリーズ5作目で単純に面白かった。今作は今までとは違い、犯人の顔というか気配が終盤まで感じられなかった点が新鮮で良かった。そしてメインで追っていた犯罪を飲み込んでいく展開に驚かされるとともにとても惹きつけられるものがあった。 また、鷹野に美味しいところを持っていかれてしまったが、...
シリーズ5作目で単純に面白かった。今作は今までとは違い、犯人の顔というか気配が終盤まで感じられなかった点が新鮮で良かった。そしてメインで追っていた犯罪を飲み込んでいく展開に驚かされるとともにとても惹きつけられるものがあった。 また、鷹野に美味しいところを持っていかれてしまったが、塔子の刑事としての成長を強く感じた作品になった。
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シリーズ5作目。 古い団地の空き部屋で顔の無い遺体が発見される。 薬品による爛れで表情がわからなくなっている。 腹部には27と数字が書かれている。 同様の手口で4件殺人。 そのうち1件は模倣で心臓移植を望む娘にドナーを送りたい医者の父親。
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シリーズ第5作目。 今回も相変わらず面白かった。 アパートの一室に男性らしき遺体。 顔や手が焼けただれた状態で、舌は切断され腹部には謎の数字が書かれていた。 なかなかセンセーショナルな始まりだった。 犯人はあてられなかった。 また結末で 戸籍入れ替える話も意外であった。 自殺して娘に心臓を移植
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シリーズ第5弾。 東上野の空きアパートで見つかった身元不明の男性の遺体。 顔は薬品で焼かれ、胴体には「27」の数字。 捜査本部に召集された塔子は、いつもと同じ鷹野と一緒に捜査を進めるが、全く手掛かりのないまま、次の遺体が発見される。同じように数字が書かれているが、その謎も解けない...
シリーズ第5弾。 東上野の空きアパートで見つかった身元不明の男性の遺体。 顔は薬品で焼かれ、胴体には「27」の数字。 捜査本部に召集された塔子は、いつもと同じ鷹野と一緒に捜査を進めるが、全く手掛かりのないまま、次の遺体が発見される。同じように数字が書かれているが、その謎も解けないまま、中盤まで物語は進んでいく。 これまでの4作で、早めに犯人が登場していることで、今作ではいろんな人が怪しく感じてしようがなかった。 しかし、事件の全容が明らかになると悲しい過去と子供を思う切ない親の気持ちが丁寧に描かれ、やはり今回も想像を上回るラストの展開だった。 今回は分析班の集合シーンは少なったけど、徳さんの着眼点などが際立っており、主人公の塔子だけでなく、やはり十一係の連携の良さを実感する内容だった。 いつも思うが、タイトルのつけ方が本当に絶妙。
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