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憑かれたポットカバー の商品レビュー

3.3

17件のお客様レビュー

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2019/06/14

これまでのゴーリー本にあった、特徴的な緻密なペン画は少し荒くなっています。そしてどうしようもない救いのなさもこの本にはありません。でもゴーリーらしさは健在なのです。読んでいてすぐにディケンズの「クリスマスキャロル」のパロディであることに気づくのですが、そのパロディの加減がいかにも...

これまでのゴーリー本にあった、特徴的な緻密なペン画は少し荒くなっています。そしてどうしようもない救いのなさもこの本にはありません。でもゴーリーらしさは健在なのです。読んでいてすぐにディケンズの「クリスマスキャロル」のパロディであることに気づくのですが、そのパロディの加減がいかにもゴーリーらしく、次はどうなるの?次は?と元の話を思い出しながら夢中でページをめくりました。解説でバアハム・バグという虫の名の訳に感服しました。柴田さんの訳の素晴らしさに出会うたび、自分の英語がもっと堪能なら!思わずにいられません。

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2018/11/03

「我はありもしなかったクリスマスの幽霊である」ゴーリー風味にアレンジされた『クリスマス・キャロル』オールカラー絵本!(アマゾン紹介文) 解説を読むと、アレンジというかパロディらしいです。 …元を読まなくても大丈夫ともありますが、さすがにきつい。 とはいえ、お話的には好きな部類で...

「我はありもしなかったクリスマスの幽霊である」ゴーリー風味にアレンジされた『クリスマス・キャロル』オールカラー絵本!(アマゾン紹介文) 解説を読むと、アレンジというかパロディらしいです。 …元を読まなくても大丈夫ともありますが、さすがにきつい。 とはいえ、お話的には好きな部類でした。

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2017/04/07

ゴーリー版クリスマスキャロル。 意外にも忠実なる本歌取り。 それでいて少しずつ意味をずらしていくゴーリー節も健在。 虫のポーズがユーモラス。 意味を感じさせつつ答え合わせをしない突き放し方も好きだー。 バレンタインに読んじゃったけど、やっぱりクリスマスに読みたい。 これをクリ...

ゴーリー版クリスマスキャロル。 意外にも忠実なる本歌取り。 それでいて少しずつ意味をずらしていくゴーリー節も健在。 虫のポーズがユーモラス。 意味を感じさせつつ答え合わせをしない突き放し方も好きだー。 バレンタインに読んじゃったけど、やっぱりクリスマスに読みたい。 これをクリスマスプレゼントにもらったらものすごくうれしい。 あげるには人を選ぶけれど。

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2016/02/24

❖『憑かれたポットカバー クリスマスのための気落ちした気色悪い気晴らし』・・ヘンなタイトル。つづく長い副題(?)を最初読んだときは、文章の意味がつかめなかった。本作は「クリスマス・キャロル」のパロディにもなっているらしいが、そういう構造であること(読み方ができること)を解説を読む...

❖『憑かれたポットカバー クリスマスのための気落ちした気色悪い気晴らし』・・ヘンなタイトル。つづく長い副題(?)を最初読んだときは、文章の意味がつかめなかった。本作は「クリスマス・キャロル」のパロディにもなっているらしいが、そういう構造であること(読み方ができること)を解説を読むまで判らなかった。ただ説明されてもおもろさが増すようには感じられなかった。色彩を持つ本作は線描ともよく合って味わい深い。枠内に演劇の舞台を映したような特徴的な構図はそのまま。全体的にいまひとつ印象に強く残るものがないのが残念。 《「我はありもしなかったクリスマスの幽霊である」ゴーリー風味にアレンジされた『クリスマス・キャロル』オールカラー絵本!!》(アマゾン紹介記事)。

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2016/02/01

"南の墓地で、掘り立ての墓に間違って入れられた棺桶に、中古の壁紙が入っていることが判明した。" 20160201

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2015/12/25

この訳わかんないタイトルからしてたまらない。解説を読んでなるほどクリスマスキャロルを下敷きにしたというかパロディなのか。ポットカバーから飛び出した、いかにも悪そうな見た目の“バアハム・バグ”が案外無害なのが微笑ましい。続編らしきものが出るそうなのでそれも楽しみ。

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2015/12/18

今年、大人向け絵本として注目されたエドワード・ゴーリー。見たいような、見たくないような、ちょっと気になる本です。

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