まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」(3) の商品レビュー

藤屋伸二,nev

2024/05/04

本書は、デール・カーネギーの名著『道は開ける』をベースに、漫画という親しみやすい形式で、人間関係の改善や自己啓発のヒントを提供する一冊。『まんがでわかる』シリーズのカーネギーシリーズ最終巻として、これまでの集大成にもなっています。

物語の中心人物は、芸妓を目指す長村こずえ。彼女の成長と挑戦を通じて、読者は人生の進路を切り開くための心の持ち方を学びます。こずえは、自分の成長に疑問を感じたり、周囲の人々の問題を解決できない自分に失望したりする場面がありますが、そこから立ち直り、前向きな姿勢を保つための方法を見つけ出します。

この書籍の見どころは、実際の人生の悩みに即した具体的なエピソードが豊富に描かれている点です。例えば、こずえが師匠との関係に悩むシーンでは、尊敬と自立のバランスをどのように取るかが描かれています。また、友人の失恋をどう支えるか、という場面では、共感と助言の適切な配分が示されています。

特に印象的なのは、こずえが自身の未熟さを認め、それを乗り越える過程です。彼女は、自分の弱さを受け入れ、それを成長の糧に変えることで、人生の道を切り開く力を得ます。このプロセスは、カーネギーの教えを具体的な行動に落とし込む素晴らしい例となっています。

また、nevのイラストは、物語の感情を豊かに表現し、登場人物たちの内面を読者に深く伝えます。視覚的な要素が加わることで、カーネギーの教えがより身近で理解しやすいものになっています。

悩むことは立ち止まることではなく、前進するための一歩であるというメッセージは、多くの人にとって勇気となるでしょう。自己啓発書としてだけでなく、心の平穏を求めるすべての人にお勧めしたい一冊です。

2020/10/24

ついにシリーズものの3冊を読み終えた。三冊合わせても数時間で読める分かりやすい作品だった。
ストーリーに関してはネタバレを防ぐため書かないけど、私にとっては良い終わり方だった。
3巻目はマネジメントよりマインドやビジネスハックに近いものがあった。良かった。

2019/04/22

1日の始まりと終わりを意識して

事実の把握、分析、行動 冷静に

悩むレベルを決めて損切り

人に期待するくらいなら自分を磨く

この状況で何ができるかを考える

自分の弱さを認めて批判は参考程度

まっさら、最重要、即決、任せる

2019/04/15

カーネギーの考え方が、漫画で非常に分かりやすく表現されている。

・損切りの考え方がよかった。「ここまでやってダメなら諦める、違う方法を考える」という考え方は、あらゆる場面で活かせそう。
・テキパキと仕事をこなし、疲労から身を守る。今決められることは今決める。今できる決断を先延ばしにすることで、心理的な疲労度が増す。
・感謝の心は人に生来備わっているものではない。たゆまぬ教養から生まれるものである。だから、粗野な人々に感謝を期待することは無意味だ。

2018/10/07

名著「人を動かす」と「道は開ける」のマンガ版。
このシリーズ３巻目だが、今回は心を疲れさせない、悩まないためのエッセンスが満載だ。まさに、事実は一つ、解釈は無限。

2018/07/10

最近有名なビジネス書をマンガで分かるシリーズを読んでいて、読みやすくわかりやすいので密かにハマっている。誰でも当てはまる事ばかりの言葉がひしひしと伝わる。1日は1日のことを考えて、将来の事を不安に思ったり悩むことのストレス。たしかに悩むだけストレスになることは最近実感。息抜きの仕方や割り切り方学ぶことが多かったので★5

2016/05/21

相変わらずこのシリーズが好きだ。面白いし勉強になる。

〈ポイント〉
・どうしようもないことは考えない。
・損切りして嫌な気持ちは忘れる。
・嫌な人に時間を使うのは無駄。縁を切る。
・人の模倣ではなく自分を高める。
・全力尽くして不安を吹き飛ばす。

2016/02/07

村上式・仕事における7つの原理
原理その7 デール・カーネギーに学ぶ

①毎日に区切りをつけて1つずつ物事をこなす
②悩みの正体を理解し事実だけと向き合う
③悩みを断ち切る一線を先に決めておく
④「感謝されたい」という欲を手放す
⑤どんなに不利な状況も手持ちの武器で工夫する
⑥自己の改善に熱心な人は非難に動じない
⑦テキパキと仕事をこなし疲労から心を守る

2016/01/12

最終巻。「道は開ける」の方の内容を深堀した形。

事実をしっかり認識する。今の状況で出来ることに集中する。出来ることををやりきる。というところか。

2016/01/10

こちらも2巻と同様、1巻の内容を深掘りしただけ。
やはり1巻だけ読めば十分な気がするが、内容自体は良く、読んで損はないはず。