善悪の屑(4) の商品レビュー
殺された側も他人に酷いことをしていたからではないか、という復讐側の問題。主人公たちと異なる考え方で復讐を代行する別の組織「朝食会」の登場で、彼らの被害者遺族の立場ではなく被害者本人の立場での復讐を考えるという、当事者の問題。そしてそれによる「復讐する」ことの意味とは何かという問題...
殺された側も他人に酷いことをしていたからではないか、という復讐側の問題。主人公たちと異なる考え方で復讐を代行する別の組織「朝食会」の登場で、彼らの被害者遺族の立場ではなく被害者本人の立場での復讐を考えるという、当事者の問題。そしてそれによる「復讐する」ことの意味とは何かという問題を提起する。ここにきて作者は本作のアンチテーゼを出し、物語は深みを増してきた。復讐したところで何も解決しないのだ、というのが一般的な物語の落としどころだが、では遺族側が加害側よりも苦しい思いをすることは仕方ないことなのか、どのように解決すればいいのか、そんなことを考えさせてくれる。さらに後半、これまで描かれることがなかった、加害側が一線を超えるにいたるまでの心の過程を追うエピソードが描かれる。「加害側の一分」とは何か、それの本質的な問題はどこか。次回の最終巻でこれらのアンチテーゼがどう描かれるのだろうか。
Posted by
淡々と作業のように犯罪と復讐が流れていく。お父さんが脳天に鉈打ち込んじゃう辺りプロと素人感があった。もっと寸刻みに! 同業者登場。この二人なんとなくアルフィーがモデルなんじゃないかと思ってる。
Posted by
ベクトルはバラバラだけど登場人物全員「屑」しかいないやばさ。しかも丁寧な描写。ヒドいというかコワいというか、バランスを取るためにカモには活躍してほしいところだ。
Posted by
- 1
