神様の御用人(5) の商品レビュー
毎年、この時期になると北野天満宮が人で溢れているのを見かける。 彼らの願いごとは、多分ほとんどが「合格祈願」「学業成就」なんだろう。 でも、参拝者の中でどれだけの人が、彼が大宰府に行った経緯を知っているだろう。 神様にすがることが悪いとは言えないけれど、やっぱり神様だって、自分の...
毎年、この時期になると北野天満宮が人で溢れているのを見かける。 彼らの願いごとは、多分ほとんどが「合格祈願」「学業成就」なんだろう。 でも、参拝者の中でどれだけの人が、彼が大宰府に行った経緯を知っているだろう。 神様にすがることが悪いとは言えないけれど、やっぱり神様だって、自分の境遇を思い出して人間のお願い事を聞くのも嫌になることがあると思うのです。 だから、私にとってこのシリーズは、そんな神様たちへの「申し訳ないなぁ」という罪悪感をやわらげ、「人間なんか気にしないで幸せになってほしいなぁ」という願いを叶えてくれるものになっている。 特に、今回は倭建命とえべっさんに、ちょっと涙ぐんでしまった。 少しでも、この作品と同じようになってほしいものです。
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爾爾芸命、木花之佐久夜毘売夫妻、倭健命、大地主神、恵比寿様と有名どころの神様の回。 穂乃香ちゃんの良彦に接する態度にニヤニヤが止まらない…(結構やきもち焼きなのかな?)二人の関係がこれからどうなるんだろう。
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今回は有名どころの神様だったので読みやすかったです。人情や親子関係など、ホロリとくる場面もあって、この本らしいなぁと。孝太郎にスポットがあたったので、嬉しかったです。穂乃香との関係も気になるところですが、ニートだからと悩んでいる良彦の気持ちも分かるので、卒業まではこのままの感じで...
今回は有名どころの神様だったので読みやすかったです。人情や親子関係など、ホロリとくる場面もあって、この本らしいなぁと。孝太郎にスポットがあたったので、嬉しかったです。穂乃香との関係も気になるところですが、ニートだからと悩んでいる良彦の気持ちも分かるので、卒業まではこのままの感じでいいのでは?
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今回はワリとメジャーどころの神様が出てきたので、神主心得見習としてもよく知る神話が元ネタだったが、逆にちょっと凄いことに気付いてしまった。主人公、神話時代の神々の問題を次々と解決してないか!?(もちろん、お話しの中でだけど)。そんな驚きも踏まえつつ、個人的にはちょっと表現のリズム...
今回はワリとメジャーどころの神様が出てきたので、神主心得見習としてもよく知る神話が元ネタだったが、逆にちょっと凄いことに気付いてしまった。主人公、神話時代の神々の問題を次々と解決してないか!?(もちろん、お話しの中でだけど)。そんな驚きも踏まえつつ、個人的にはちょっと表現のリズムで躓くところはあったけど、今回も安定した面白さだった感。気になるところは、ヒロインのキャラは良いのだが、主人公との関係性がよくあるラノベっぽさになっていて、もうちょっと踏み込んで描いて欲しいな、という読者的我が儘。
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2015/12/28e-honで購入。 一柱、夫婦の会話とは、長年連れ添ったから、そんな問題も有る。分かるなぁ。 四柱、えべっさんは、西宮戎、恵比寿、蛭子はどれも、えびすと読むのだ⁉︎発見!
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【御用人“本採用”となった良彦が今回は九州へ!? 大人気シリーズ第5弾!】 晴れて御用人の本採用となった良彦。しかしやっぱり交通費はゼロ。それでも今回は九州遠征までさせられて、あの夫婦神の板挟みに……!? 有名すぎる日本の英雄、強烈なお供を連れた七福神の一柱。彼らの御用のた...
【御用人“本採用”となった良彦が今回は九州へ!? 大人気シリーズ第5弾!】 晴れて御用人の本採用となった良彦。しかしやっぱり交通費はゼロ。それでも今回は九州遠征までさせられて、あの夫婦神の板挟みに……!? 有名すぎる日本の英雄、強烈なお供を連れた七福神の一柱。彼らの御用のために、良彦は穂乃香の助けを借りながら走り回る。果たして二人の仲の進展は……? それ加えて、あの超現実主義神職に神様が恋わずらいってどういうこと!? もはやただの食いしん坊キャラになりつつある狐神・黄金と、そろそろ将来が不安な貧乏フリーター良彦が奔走する、大人気シリーズ第五作!
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