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リーダー論 の商品レビュー

3.8

69件のお客様レビュー

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2016/07/09

AKB48の総監督を務めた、たかみなこと高橋みなみのリーダー論。AKB48は前田敦子の顔は覚えている程度の素人。総監督という役割があること、たかみなが初期メンバーの一人でありAKB48を卒業したことを本書で初めて知った。 AKB48というシステムには興味をもっており、漫画「AK...

AKB48の総監督を務めた、たかみなこと高橋みなみのリーダー論。AKB48は前田敦子の顔は覚えている程度の素人。総監督という役割があること、たかみなが初期メンバーの一人でありAKB48を卒業したことを本書で初めて知った。 AKB48というシステムには興味をもっており、漫画「AKB49~恋愛禁止条例~」は楽しく読んでいる。その中だとたかみなは主人公のみのりを「お兄さま」と呼び可愛がられるちびっ子リーダーなので、そのイメージを持っていた。本書から伝わるたかみなのイメージは「自身を『凡人』と理解しそれでも前へ進み続ける努力の人」。前田敦子や大島優子といった希代の天才の前に、自身は彼女達にはなれないと理解し、それでもできることを見つけ努力し課題に真っ向から進んでいく。秋元先生から無理難題を言われても「無理!」と言わずに前向きな言葉を発しようとするその姿勢に、漫画の主人公であるみのりの姿を感じた。 努力できる才能という言葉があるけれど、たかみなはまさにそれ。努力のバランス感覚が優れている。弱冠24歳にして考え行動してAKB48グループを率いてきた結果を示した彼女はそれはもう大きな財産なのだろう。10代という多感な時期に先行きも分からない女の子ばかりの大御所であるAKB48グループというものの一端を背負ってきたプレッシャーはどれだけのものか。 人をよく知り知ろうとする、心の距離を近付ける、グループの垣根(たかみなはダマと例えてました)をほぐす、ひとりひとりを集めてみんなにするなどなど、たかみなが考えながら動きながら進んできたことがよく分かる。これを10代の女の子がやってきたというのがすごい。しかも自身もAKB48の一員として講演をしながら管理職的な役割も務めるなんて。なんというタフさ。いや、なんという努力。 たかみなのスピーチが好き。「努力は必ず報われることを証明する?」。努力は報われるとは限らない。夢を叶えるため、目標を達成するため、ゴールに近付くため、人は必ず努力をしている。できないことができるようになるのが好き。前へ、もっと前へ、凡人だからこそ努力するんだ、という意志がとてもいいです。がむしゃらな努力でなく、向いている向いていないを知るために努力する。やってみて分かる。やらないと分からない。 努力の意味を履き違えて、心が壊れるまで働いたりする人がいる今の世だけれど、たかみなはバランス感覚が非常に優れている。彼女は自身を凡人だと言うけれど、方向性が違うだけで才能があるよ。ゴーストライターが書いているのだろうけど、文章はつっかえるところがなく読みやすい。文字通り行間が空いているので分量が少なくさくっと読めます。 たかみなのその生き方、志にファンになりそう。AKB48グループにも興味をもった。

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2016/07/07

割と素直に感心しました。心を強くするのには、柔軟性を高めたり、プライドを硬く持ったりあるけど、この人は以外と理屈で強くした分が多い。 自分がここにいるのはなぜか、自分がここに残るにはどうするべきか、ここをより素晴らしくするためにはどうするか。行動するために考えて、行動するたびに...

割と素直に感心しました。心を強くするのには、柔軟性を高めたり、プライドを硬く持ったりあるけど、この人は以外と理屈で強くした分が多い。 自分がここにいるのはなぜか、自分がここに残るにはどうするべきか、ここをより素晴らしくするためにはどうするか。行動するために考えて、行動するたびに考えたことがこの本にしっかり出てる。 ただ、ひとつ注意事項としてリーダー論ではありますがトップというよりは中間管理職的な色彩が強いとは思います。まぁ、そのほうが読者は多いだろうけど。

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2016/09/08

「“努力”はかっこ悪いものじゃない」AKB48グループ総監督が10年間の実体験を元に語る、超実践的リーダー論。まとめる力。

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2018/01/28

「リーダーというの肩書は、みんなが言うことを聞いてくれるツールだと思うのは大間違いです。むしろリーダーという肩書は、みんなの目を厳しくさせるツールだと思ったほうがいい。」 ありきたりの内容だが、AKB48という具体的チームを材料にして書いているので分かり易く、中学生・高校生にも読...

「リーダーというの肩書は、みんなが言うことを聞いてくれるツールだと思うのは大間違いです。むしろリーダーという肩書は、みんなの目を厳しくさせるツールだと思ったほうがいい。」 ありきたりの内容だが、AKB48という具体的チームを材料にして書いているので分かり易く、中学生・高校生にも読ませたい本だと思った。 老人にはAKB48のことがよく分かりましたです。ハイ。

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2016/05/20

興味深かった。内容が漠然とした精神論だけでなく、ああ実際にこういうことをやってきたんだろうなあ、と思った。彼女のリーダー業の成果をわたしたちがAKB48として目にしてきたわけで、よくわからんコンサルタントの本なんかよりよっぽど説得力があるよな。彼女の努力がすこしでも報われるといい...

興味深かった。内容が漠然とした精神論だけでなく、ああ実際にこういうことをやってきたんだろうなあ、と思った。彼女のリーダー業の成果をわたしたちがAKB48として目にしてきたわけで、よくわからんコンサルタントの本なんかよりよっぽど説得力があるよな。彼女の努力がすこしでも報われるといいとやっぱり思うな。

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2016/05/16

24歳にして300人もの女子集団組織を率いてきたAKBグループ総監督が語る実践的リーダー論。たかみなはなにを考え、どのようにAKBをひっぱってきたのか。対人関係の悩み、女子の組織独特のやっかいな人間関係の悩み、など、心のモヤモヤ感を解消するためのヒントに出逢えるかもしれません。

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2016/04/29

チームのキャプテンや総監督を務めきた高橋みなみのリーダー論。 この作品を読んでいて「役職が人を成長させるという言葉」が浮かびました。 彼女と同じような年齢の頃の自分と比べると、すごく立派で努力を怠らない人だなと思います。 それと若いのに父性と母性の役割を意識していたところは...

チームのキャプテンや総監督を務めきた高橋みなみのリーダー論。 この作品を読んでいて「役職が人を成長させるという言葉」が浮かびました。 彼女と同じような年齢の頃の自分と比べると、すごく立派で努力を怠らない人だなと思います。 それと若いのに父性と母性の役割を意識していたところは驚きました。 これから大人に管理された女の子集団ではない場所で頑張る彼女が、このリーダー論を応用して使えるかが気になるところです。

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2016/04/18

24歳の女の子がこれほどちゃんと当たり前の事に向き合って仕事をこなそうとする姿が新鮮で、自分の身に置き換え、改める気持ちにさせられる。

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2016/04/17

2016年33冊目。 こちらの業界にお詳しい上司に「そろそろ買え」と命じられ読んだ。 高橋みなみという人の前評判は色々聞いていたが、 周りのメンバーをものすごく観察していて、 イメージしていた「強いリーダーシップ」よりも「繊細なリーダーシップ」を感じた。 誰かを叱る前には、必ず...

2016年33冊目。 こちらの業界にお詳しい上司に「そろそろ買え」と命じられ読んだ。 高橋みなみという人の前評判は色々聞いていたが、 周りのメンバーをものすごく観察していて、 イメージしていた「強いリーダーシップ」よりも「繊細なリーダーシップ」を感じた。 誰かを叱る前には、必ずその子が次に相談に行ける先を事前に見つけて根回ししておくとか。 大衆に語りかける名スピーチに目がいきがちだけど、 「ひとりひとり」との関係を本当に大事にしていたリーダーだったんだと感動した。 努力することの大変さや報われない時の悔しさを知っているからこそ、 他の誰かの努力を「ちゃんと見ている一人」に自分がなろうとする姿勢も見習いたい。 スピーチのコツは、僕が尊敬している方の著書の中に出てくる「パワースピーチの要件」と一致するところがとても多く、やっぱり普遍性があるんだなと思った。 握手しに来たお客さんが、たかみなの体調を見て握手券まとめて全部置いていってその時間休ませたというエピソードに、ファンの倫理性の高さを垣間見た。

Posted byブクログ

2016/03/25

内容としては真新しいことは何も書いてないし、誰かの受け売りのような言葉や発想ばかりだし、情報として価値があるとすればこの人のAKB48にいたときの煩悶が晒されていることぐらいかな? きっと、何も間違ったことは言ってないし、個性の強い女の子たちをまとめ上げてきたわかだから辛苦も舐め...

内容としては真新しいことは何も書いてないし、誰かの受け売りのような言葉や発想ばかりだし、情報として価値があるとすればこの人のAKB48にいたときの煩悶が晒されていることぐらいかな? きっと、何も間違ったことは言ってないし、個性の強い女の子たちをまとめ上げてきたわかだから辛苦も舐め尽くしているんだと思う。努力もしたはず。でもダメだ。好きになれない。そのフィルターが取り外せなかったため、低評価です。内容ではなく、超主観的に。見舞いの品でなければ生涯手に取るはずのない書。

Posted byブクログ