研究者としてうまくやっていくには の商品レビュー
自然科学の研究者になりたい若い人は必読だと思う. 本当に自分が研究者に向いているかどうかをとう良い機会になると思う.
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相談相手が少ない「研究者」という独特な職業のこなし方を客観的にわかりやすく書いた本として、とても愛読している。 たまに「PIは飲み会で学生にビールを注げ」のような「?」のアドバイスはあるが、「研究の独創性は自分で作る」「二番煎じでもいい」「レビューに備えて幅広い文献を引用する」...
相談相手が少ない「研究者」という独特な職業のこなし方を客観的にわかりやすく書いた本として、とても愛読している。 たまに「PIは飲み会で学生にビールを注げ」のような「?」のアドバイスはあるが、「研究の独創性は自分で作る」「二番煎じでもいい」「レビューに備えて幅広い文献を引用する」など、申請書ではみられない、研究者の本音の部分が聞ける感じがとても良い。学生目線から教授目線まで網羅的に書かれている。基本的には「日本国内の」話に限っている。
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大学での講義を受けると、必ずカッコイイ研究者に出会います。自身の研究を楽しそうに話す人、学生実験の考察に対して自分よりも何倍もの可能性を挙げる人。そして、1度は思います。自分もこんな素敵な研究者としてキャリアを築きたい、と。そんな方にお薦めしたい一冊です。 内容は、筆者の実体...
大学での講義を受けると、必ずカッコイイ研究者に出会います。自身の研究を楽しそうに話す人、学生実験の考察に対して自分よりも何倍もの可能性を挙げる人。そして、1度は思います。自分もこんな素敵な研究者としてキャリアを築きたい、と。そんな方にお薦めしたい一冊です。 内容は、筆者の実体験を元に、学生から教授までの軌跡がまとめられています。専門分野の極め方や研究発表のお作法など、攻略法や実践的なノウハウが豊富に紹介されています。その範囲は、研究外にも及び、アカデミックな世界の処世術まで書かれています。 ノーベル賞を受賞するような研究は、世界でも一握りです。しかし、それの裏には沢山の研究が報告され、私たちの生活を着実により良くしています。筆者は、「研究者の大きな魅力の一つは、毎日コツコツ研究室で続けている自分の研究がひょっとして世の中を変えるかもしれないという夢を抱けること」と述べています。数十年後の世界を変える発見のため、研究者ライフを覗いてみませんか? 学部時の講義は、目標を見つけるのが難しく、どこか流れ作業のように取り組んでしまいがちです。少し先の未来をこの本を通して知ればモチベーションがアップ間違いなしです。これまでの勉強とは異なる研究という営みをこの本と共に歩んでみてはいかがでしょうか? (ラーニング・アドバイザー/応用理工 SAITO) ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/opac/volume/3256863
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博士課程の先輩がおすすめしてくれた本。 研究者、大学教員を志したいと思った今に読んでよかった本。 印象に残った言葉 「研究」では、研究者自身の個性や価値観が色濃く反映され、大げさに言えば「自己表現」に繋がる。 自己表現をする方法が欲しいと思っていた自分にとって、とても響いた。...
博士課程の先輩がおすすめしてくれた本。 研究者、大学教員を志したいと思った今に読んでよかった本。 印象に残った言葉 「研究」では、研究者自身の個性や価値観が色濃く反映され、大げさに言えば「自己表現」に繋がる。 自己表現をする方法が欲しいと思っていた自分にとって、とても響いた。 それと同時に、どれほどアカデミアに残ることが大変なのかがわかった。アカデミアに残って何をしたいのか?これを考えない軸を持たない限りは、きっと耐えられないのだろう。それでも、読んでて「この地位に行ってみたい、行ってこうしたい」ってことが思い浮かぶからもう少し頑張ってみようと思えた。
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世の人に研究者はどう見えているのだろう?そもそも研究者になるにはどうすればよいのか。大学で研究する筆者が、その足跡から研究者として何を考えてきたか。がよくわかる。研究者になるには、いくつもの道があるが、さけて通れないマイルストーンがある。研究者はみなそのマイルストーンを事もなげに...
世の人に研究者はどう見えているのだろう?そもそも研究者になるにはどうすればよいのか。大学で研究する筆者が、その足跡から研究者として何を考えてきたか。がよくわかる。研究者になるには、いくつもの道があるが、さけて通れないマイルストーンがある。研究者はみなそのマイルストーンを事もなげに通りながら進んでいると思ったら大違い。結構大変なのだ。研究者への道筋が、もっとシンプルで分かりやすくなれば、若い学徒も増えていくだろうに。そう考える今日この頃。
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22/3/12 P7 重要なのはコミュニケーション力 プレゼンテーション力 P9 トラブル回避のカギは密なコミュニケーション 研究室内でこまめにコミュニケーションを取ることを怠らない 研究者は魅力ある職業 P33 芸術家と同じ自己表現 何かを発見したり謎を解いたりした瞬間は世界中...
22/3/12 P7 重要なのはコミュニケーション力 プレゼンテーション力 P9 トラブル回避のカギは密なコミュニケーション 研究室内でこまめにコミュニケーションを取ることを怠らない 研究者は魅力ある職業 P33 芸術家と同じ自己表現 何かを発見したり謎を解いたりした瞬間は世界中でまだ誰も知らないことを自分だけが知っているという事実に興奮します。 発見した事実を独り占めにしているという優越感とワクワク感と達成感で体全体がジワーっと熱くなってきます。 このような感激の瞬間は長い研究者人生の中でもそうめったに経験できるものではありません。研究者の日常は、ほとんど毎日、研究がうまくいかなくて悶々と悩むことばかりです。あるいは、研究費や奨学金の申請書を書いたり、目的としていた最終的な成果が得られなくともなんとか取り繕って研究の報告書を書いたりと、決して楽しいとは言えない仕事をこなすことが多いのも事実です。 研究者自身の個性と価値観によって研究成果や研究スタイルがまったく違います。研究者は自分のやった研究によって自己表現する職業なのです。 P36 使命感・大志 P152 プロの研究者は組織に対して責任を持つ P155 プロの研究者は常識的な生活習慣の中で研究を着実に進める P163 所属研究室の強みを活かしつつ自分自身のオリジナリティを出す 独創的なアイディアは多少窮屈なところからなんとか絞り出されたものが多いように見受けられます P165 異分野協同 P175 研究室の若手スタッフは教授ではなかなか手や目の届かない箇所まで情報を得たり指導したりでき、教授とはある意味相補的な役割を演じることができます。これは非常に実りある成果を生み出すことになります。その意味でも、若手スタッフと教授との密接な意思疎通とコラボは欠かせません。 P183 首尾よく研究費がもらえたら、その研究費で何を研究するかというと、さらに次の研究費申請書のネタとなる研究をする P233 やっぱり師との出会いは大切 P233 はじめは教授の掌の上だが、そのうち、そこから飛び出そうともがくことを始め、やがて自分独自のテーマを持って飛び出していく。そのプロセスが研究者としての成長そのものです。 P234 師を踏み台にして次の高みに登っていくことが独創性 P236 雑用はいやがらず、積極的に外向きの気持ちをもって取り組むこと 「心の師」を見つけられるかも P240 独自の「武器」を流行りのテーマから離れたところで磨いておく
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これから研究室に配属される学生は読んだら損はないと思える本でした。 また、研究室には学部生・大学院生・教授・准教授など様々な立場が存在しており、その中でそれぞれがどのような役割があり何を果たせば良いかなどが書かれてあり面白かったです。 研究に対する姿勢や取り組み方も勉強になりまし...
これから研究室に配属される学生は読んだら損はないと思える本でした。 また、研究室には学部生・大学院生・教授・准教授など様々な立場が存在しており、その中でそれぞれがどのような役割があり何を果たせば良いかなどが書かれてあり面白かったです。 研究に対する姿勢や取り組み方も勉強になりました。著者がこの本を書く際に色んな文献を参考にしており、色んな経験をしたから書ける作品だと感じました。 自分自身も色んな文献を読んだり、これから色んな経験をして自分の糧にしたいなと思いました。
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===読んだ動機=== 会社でGWの暇つぶしにでもとオススメされやた本か、オススメされて探していたらレコメンドに出てきた本 ===どの部分を読んだか(理由)・どれくらいで読めたか=== はじめに。10分くらいかな ===どんな読み方がよいか=== ===感想=== ターゲッ...
===読んだ動機=== 会社でGWの暇つぶしにでもとオススメされやた本か、オススメされて探していたらレコメンドに出てきた本 ===どの部分を読んだか(理由)・どれくらいで読めたか=== はじめに。10分くらいかな ===どんな読み方がよいか=== ===感想=== ターゲット読者が学生のような印象だったので、読むのやめた。 ===興味深かったポイント/メモ===
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東大大学院の理物に研究室を構える、長谷川先生による著書。 研究者としての心構えや、研究をどのように進めていくか、どのようにキャリアアップしていくかといった事柄が丁寧に説明されており、まさに「研究者として生きていくための教科書」と言える。 長谷川先生自身の経験談や、周囲の研究者のキ...
東大大学院の理物に研究室を構える、長谷川先生による著書。 研究者としての心構えや、研究をどのように進めていくか、どのようにキャリアアップしていくかといった事柄が丁寧に説明されており、まさに「研究者として生きていくための教科書」と言える。 長谷川先生自身の経験談や、周囲の研究者のキャリアなどを参考にして書かれた内容であるため、必ずしもすべての研究者に一般的にあてはまる話ばかりではないかもしれない。時代も違うし、研究者を取り巻く環境も変化している。それでも、駆け出しの研究者(?)である自分にとっては、現在の研究を進めていくうえでも、将来のキャリアパスを考える上でも、参考になる話ばかりであった。 アカデミアに関しては暗い話ばかり耳にするので、このような形で「研究者という職業のいいところ・大変なところ」を正直に書いてくれた本書は良心的だと思う。 海外ポスドクで武者修行もありかもなあ…
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
研究者の生活について知りたくて読み始めました。 研究者と言っても組織の人間として、また関心のテーマなども指導教授による中でも自己表現をすることが大事とも あと財布を持つのは大事ですね 研究費を持ってこれるネタを持ちつつ、小さいネタと大きいネタを並列で、というのもいわゆる言われていることだと確認できました。
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