完本 信長私記 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
信長視点での歴史小説。 5年前、信長私記を酷評してしまいました。 その後、続信長私記が文庫本で出たのは知っていたのですが、この度、両編を収録した完本版を読むことができました。 信長私記で物足りなかった分は、続でだいたい補完されていましたが、後述する不満は残りました。。 特に夕庵や石斎との会話が良いです。 信長公記に対しての私記なので、信長の独白と会話だけで構成されていて、当然、本能寺の変の前で終わるのですが、最後が端折りすぎかなと思います。 武田家滅亡から本能寺の変までの信長視点の詳細な語りが読みたかったです。 特に、執拗な光秀への折檻、家康の京での饗応など、それと茶や香以外の文化への興味も語ってほしかったです。
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最初の頃は信長も若く,挿話も多いし,特に黄蝶とのヤリトリなどはおもわず笑ってしまった.ところが後半最後の方は,ばたばたと駆け抜けるような記述で,あまりにも簡潔すぎて,大味な感じで,物足りない気がした.
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