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砂漠の悪魔 の商品レビュー

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23件のお客様レビュー

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2016/01/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中国西部ウルファン、カシュガルへと逃避行を続ける中で、平和な日本では感じることのできないことを体験していく主人公。運命のボタンをひとつかけ違えたせいで転落して行くさまが、奇想天外で極端だけど、リアルで怖い。 何がリアルって、これが東日本大震災より前に書かれた作品であること。作中、ウイグル人の女性が「今後日本が平和でいい国のままで、行きたい国だと思えたら、娘を日本に連れていってもいい」というが、果たして今の日本が亡命を希望する人たちにとってそういう国になっているのか、考えさせられる。 ところで、この方の食べ物の描写はなんておいしそうなんでしょうか!出てくる食べ物がおいしそうでたまりません。胃がキリキリと痛むような展開でありながら、おいしそうな描写には気持ちが緩む。こんな読感も主人公の心理にリンクしてリアルです。

Posted byブクログ

2016/01/01

砂漠には悪魔が出る話。 敦煌には行った。 そこももうイスラム文化で砂漠はすぐそこだった。 寒くて渇いた土地。 優しく温かい現地の人もいた。 もっと西側にも行ってみたいと思った。 どこまで本当のことかがわからないけど 世界は広くて いろんな人がいる。 それは事実なんだよな。

Posted byブクログ

2015/12/08

大学生の広太は、自らの卑劣な行為が原因で、友人を自殺させてしまう。それをきっかけに、普通の学生生活から一転、悪事に荷担せざるを得なくなる。“バイト”として行かされた中国・北京で、広太は留学生の雅之と出会い、彼と共に中国西部に向かう。おもむいた砂漠で、広太は想像を超える事実に直面す...

大学生の広太は、自らの卑劣な行為が原因で、友人を自殺させてしまう。それをきっかけに、普通の学生生活から一転、悪事に荷担せざるを得なくなる。“バイト”として行かされた中国・北京で、広太は留学生の雅之と出会い、彼と共に中国西部に向かう。おもむいた砂漠で、広太は想像を超える事実に直面する。

Posted byブクログ