KPIで必ず成果を出す目標達成の技術 の商品レビュー
適切にKPIを設計して正しく課題達成をめざすためのノウハウを体系的にまとめている。ある程度の組織規模の企業向け。小規模・零細企業でも実行可能な形に落とし込むには工夫が必要になりそうだが、必要に迫られた時にもう一度再読するとよさそうな内容。
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KPIが流行り始めている理由を考える。本著では、そこは語られない。当たり前のように、KPI管理は有効であり、身につけるべきだと始まる。しかし、KPIが必要ならば、それ以前との変化点や民間企業に流行らせようとする仕掛け人や思惑を見抜いておいて損はない。 先に推測を書くと、一つは本...
KPIが流行り始めている理由を考える。本著では、そこは語られない。当たり前のように、KPI管理は有効であり、身につけるべきだと始まる。しかし、KPIが必要ならば、それ以前との変化点や民間企業に流行らせようとする仕掛け人や思惑を見抜いておいて損はない。 先に推測を書くと、一つは本著の著者のようなコンサル会社のビジネス。新たな手法を企業に売り込み流行らせて身を肥やす。もう一つは、行政による取り扱い。キーワードが正当化され易い。最後に、事業活動を誰にでも分かるように可視化し、データベース化すれば必要性が把握し易くなるという点。株主資本主義サイドのオーダーだ。というと、企業自発的な着眼によるものではないのかと疑問が沸くが、恐らく、企業は既に目標の定量化やそのための行動計画を書かせて管理する事は実行済みだから、実はKPIと従来型管理手法が大きく変わらない。従業員が予算策定する会社は、今も類似の管理をしているし、されている。 KPIの歴史は90年代のアメリカから。「経営者が目標を適切に設定して、定期的にモニタリングする経営上の活動」と説明される。だから、90年代以降、良い点は取り入れ、似たような管理手法があってもおかしくない。30年前の話だ。 カラクリを言えば、従来型予算策定もしながら、KPI管理も取り入れるなら、目標と達成のための行動計画を二重に考える事になるから、考えた時間が長いほど、思考が深まり、何だか意味のある活動に見えてくる。テンプレートに当てはまる事で漏れ難くする、という利点もある。でも、かなりの部分でまやかしなのは、そんな事をしないでも、従来型で管理できているなら、余計な仕事が増えるだけとも言える。管理手法のテンプレは、いつだって自分の頭で考えられない層に根付かせるマウント型の作法であるからだ。SWOT分析なんてフレームワークを知らなくても、頭の整理ができる人は世に溢れている。 振り返って本著だが、KPI推しで、かつ従来型管理との比較に触れず、なぜ今KPIなのかを解説しない時点で物足りないし危険な感じすらする。そう言えば、本著自身がデカデカと書いている。〝KPIマネジメントが形骸化しないためになすべきこと“と、なるほど、やがて形骸化する可能性が高いらしい。
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KPIは経営戦略を基点に、目標とすべき指標と数値を成果KPIとして明らかにするだけでなく、その目標達成のために何をしなければならないか(CSF:critical sccess factor)を数値化してプロセスKPIとして設定することで、現場レベルのアクションまで落とし込み、従業...
KPIは経営戦略を基点に、目標とすべき指標と数値を成果KPIとして明らかにするだけでなく、その目標達成のために何をしなければならないか(CSF:critical sccess factor)を数値化してプロセスKPIとして設定することで、現場レベルのアクションまで落とし込み、従業員が腹落ちして理解と納得を得ながら有効な活動をできるようになる。 そして、プランだけでなく、事後に達成状況をチェックし、達成できた(できなかった)要因の分析や、そもそもプロセスKPIが成果KPIに繋がっているかのチェックを行い、必要に応じて改変していくPDCAサイクルが重要である。間接部門のKPIとして、定常機能と他部門との取組テーマに分けて考えてみる等によりあるべき姿を明確化することなどが語られていたが、いかにして経営ビジョンを落とし込んだ目標とするか等の説明がなかった。
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KPIとは何か、どのように設定するのか。など一般的な知識がある人でも、改めて深掘りできる書籍である。 現場で利用しているであろうテンプレートが秀逸。少しわかりづらい、見辛いので改善できると感じるものもある。しかし個人的には、戦略マップ(本書ではそもそも戦略マップとは、については記...
KPIとは何か、どのように設定するのか。など一般的な知識がある人でも、改めて深掘りできる書籍である。 現場で利用しているであろうテンプレートが秀逸。少しわかりづらい、見辛いので改善できると感じるものもある。しかし個人的には、戦略マップ(本書ではそもそも戦略マップとは、については記載していないが)を参考に図示したKGI、KPIと、さらに下層のKPIを掘り下げ、個人単位のタスクにまでおとしこんで実践するためのイメージが1つアイデアベースでひらめいたので特に感謝したい。
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記載内容が冗長。一般的な話も多い。 もう一冊KPIの本を一緒に読んだが、そちらの方がお勧め。 ただ、整理手法のテンプレートとかの記載かあり、それらは流用出来るかも。
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おんなじ話の繰り返しだったように感じた。読むの苦痛だった。 で?えっと、何が言いたいの?という気持ちが続いた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
マーケティングのパフォーマンスが見えにくいという悩みからバランストスコアカードを検討することに。なるほど、KPIは数値的管理というイメージがあったが、組織力や個人の成長にも影響するという。形骸的なKPIのためのKPIではなく、みんなの共通言語となるような仕掛けにしたい。
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とはいえ、プロモでのKPIの設定は、『これでええんかいな』と思うような状況になりがち。大変だけど、やっぱり王道として、BSCから落としていくのがいいよなぁ、、、と思い、本書を手に取る。著者は KPIで経営品質を上げてきた方。サンプルとして提示される図の現場感がハンパない。
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本屋で流し読み。 成果を上げる技術=KPI達成と考えて手に取った。 KPIとは何か?がテーマだった。 KPIをどう伸ばしていけば良いのかを知りたければ、 鬼速PDCAなどの書籍を読むでOK
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著者はアットストリームの大工舎氏と井田氏。 タイトルに惹かれて購入。 感想。 キラーワードは明確。備忘録にバシッと記載。満足。書籍全体はなんだかまどろっこしいというか、遠回りというか、なかなか僕のストライクゾーンに来ないような、そんな感想。 備忘録。 ・KPIマネジメントは、...
著者はアットストリームの大工舎氏と井田氏。 タイトルに惹かれて購入。 感想。 キラーワードは明確。備忘録にバシッと記載。満足。書籍全体はなんだかまどろっこしいというか、遠回りというか、なかなか僕のストライクゾーンに来ないような、そんな感想。 備忘録。 ・KPIマネジメントは、成果KPI(目標指標、KGI)と、プロセスKPI(管理指標)と、CSF(重要成功要因)で構成されているべきであること。これが自分にとってのキラーワード。 良い成果は、良いプロセスや良い活動から生まれる、それをマネジメントする。 例えば売上高⚪️⚪️が成果KPIなら、営業提案数とかがプロセスKPIで、 ・KPIを活用したPDCAの進め方。KPI設定(含むプロセスKPIで進捗を確認できる仕組み)、計画実践、KPIをチェック+方針見直し検討、改善。 ・なぜ計画は重要か。①計画の段階で、何が目的で、いつ、誰が、何を、どこまでやるのか、どのように進めるかの方向性が定まる、②その方向性を周囲と共有し協働を依頼できる、③進捗を客観的に確認できる。 ・目標を明確にする。先ずは企業理念やミッションから落とされるビジョンを掲げる。ビジョンを指標に置き換える。 ・目標水準の検討視点。この目標で競合に勝てるか、株主の期待、他の目標との優先順位の観点で適切か、リスクはないか、実現可能性は、他の戦略と不整合はないか、財務状況からみて十分な利益/キャッシュフローか。 ・目標達成のボトルネックを探せ。それがCSFだ。 ・CSFをプロセスKPIに置き換えろ。その時には、SMARTで考えろ(具体的、測定可能、達成可能、関連性あり、時間軸)。
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