地に呪われたる者 新装版 の商品レビュー
やっと読了。197頁までが難しかったが、そのあとは順調に読解できた。いかにしてヨーロッパ白人の植民地主義から脱却して植民地民衆が精神面でも真の独立を勝ち取るかについて書かれている。その議論は宗主国側の人々/植民地側の人々という単純な見方の陥穽に陥らず、ブルジョワジーなどの概念で多...
やっと読了。197頁までが難しかったが、そのあとは順調に読解できた。いかにしてヨーロッパ白人の植民地主義から脱却して植民地民衆が精神面でも真の独立を勝ち取るかについて書かれている。その議論は宗主国側の人々/植民地側の人々という単純な見方の陥穽に陥らず、ブルジョワジーなどの概念で多層的に展開される。サイードの著書に頻出するので、重い腰を上げて本書を手に取ったが、サイードよりも難解。しかし、植民地主義に対して現実に抵抗したからこそ生まれたがゆえにこうして永遠に読みつがれていく価値のある著書である。
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フランス領の植民地支配からの解放、そして植民地支配下でのエリートという宙ぶらりんなアイデンティティクライシスなど。ここでファノンが植民地支配に関して一番劣等感を抱いていたのがどうも「言霊」=言語だったらしく、言葉を制するものが統治を制するという雰囲気だった。
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とても難しい書物だった。 われわれは何者にも追いつこうとは思わない。だがわれわれはたえず歩きつづけたい、夜となく昼となく、人間とともに、すべての人間とともに。
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