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イスラム化するヨーロッパ の商品レビュー

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2024/05/13

【概略】  ヨーロッパのイスラム化は、各国の風土や気質とどうしても衝突してしまう。また西欧の若者達がイスラム教徒化のみならず過激化してしまう。なぜ若者は過激化してしまうのか?また自由の国とされるフランスでベールの着用が禁止されるようになったのはなぜか?関連する地域に長年取材を行う...

【概略】  ヨーロッパのイスラム化は、各国の風土や気質とどうしても衝突してしまう。また西欧の若者達がイスラム教徒化のみならず過激化してしまう。なぜ若者は過激化してしまうのか?また自由の国とされるフランスでベールの着用が禁止されるようになったのはなぜか?関連する地域に長年取材を行う著者が、明日の世界を考えるための今を教えてくれる。 2024年05月12日 読了 【書評】  「移民政策」強化週間が始まって最初に手に取ったのがこの本だったのだけど、この判断に対しては2つ失敗があったなぁ。1つは、自分がイスラム教というものに対して無知といってよいぐらいの知識レベルであること(=先に積ん読になってるイスラム教についての本を読めばよかった!・・・でも、移民政策からちょっと外れちゃうし・・・)ということ。そしてもう1つは、「風刺」という概念をもう少し自身の側で消化しておけばよかったなぁ、ということ。2000年前後から(本書が出版される)2015年頃までの様々な「イスラム」にまつわる(テロも含む)エピソードが凄くフラットな雰囲気で描かれているのだけど、そこはやはり結果という出口な訳で。その「点」だけを見てしまうと、テンプレがごとく「イスラム(の過激派)怖いぃ~」という感想で終わってしまうと思ってしまったのだよね。・・・と言いつつも読み進めたけれど。  (2つのうち、2つ目を先に話題に出すね)まずね、なによりも先にさ・・・無学が故の印象で、間違ってたら恐縮だけどさ、フランスが誇りとしている「表現の自由」ってさ、まぁ戦いを経てその時代の「体制」から勝ち取った権利だからかもだけどさ・・・やりすぎじゃない?と思ってしまった。その勝ち取った表現の自由ってさ、国家という体制から勝ち得たものでさ、国家が国民に対して侵さざる聖域として保障している権利の一つな訳じゃない?いわば国と国民との間のものでさ。その他の対象に対して「表現の自由があるからさ」って主張するのって、子どもっぽく思えてしまうのだよね。百歩譲ってさ、自身の国の政治家に対しての風刺なら(政治家はその国家運営を担う立場にあるから)わかるのだけど、特定の宗教にする意味ってなに?って思っちゃう。風刺じゃなくて揶揄なんじゃないのそれって思っちゃう。最近の日本のエンターテインメントコンテンツ「BREAKING DOWN」のオーディションで、戦いたい相手を挑発して「やったるわ!」の流れと、何の違いがあるの?と思ってしまった(笑)但し、ここで自分の無知が。風刺の歴史とか不勉強なのだよね。  そしてイスラム教ならびにイスラム教徒への・・・(難しいな、言葉の選択が)イメージと、実際に彼らがしてきたことへの恐れが相当強いよね。これはイスラム教への傾倒・徹底との衝突の積み重ねだと思うのだけども。たとえばさ、日本国内でもイスラム教徒の方達は土葬して欲しくて、でも土葬へのハードルは高い訳なのね。法律的な観点よりも、感覚的な観点ね。火葬に慣れ過ぎちゃってるのよ、現代の日本人は。これはどっちが正しい悪いの話じゃなくて、それぞれにとっての「普通」の衝突だものね。  少し他の話題になってしまうけどさ、若者が過激化するのって、世界的な流れな気がする。それが宗教であるのか、はたまたネットの何かだったりするのかの違いなだけでさ。「言い切る人」が強くて、魅力あるとされる時代だよ、現代は。問題は一定の枠内の中で言い切る・強気でいる間は問題ないのだけども、他の人、特に全く無辜の民を巻き込んでしまうことも正義だとしてしまうことだよねぇ。若者は、悩むからさ、磁力のある人や考えに引っ張られやすいのよ。難しいよね。  カトリックがプロテスタントと長い間、血で血を洗う戦いをしてきたように、イスラム教がヨーロッパでうまく落ち着くというのは、相当に時間がかかりそうだよね。  さて、では日本はどうする?って見方にもなるけれども。移民政策って、(あっ、そもそも「受け入れない」という選択肢もあるね)どこの国の人を受け入れる?って要素もあると思うけれども、受け入れたあとに、どのような姿勢でいるか?という点も重要だよね。日本としてのコンセプトを強く前提として置いた形にして受け入れるのか、はたまたその文化はその文化として併存する形にするのか?日本人の気質的には・・・どっちなのだろうねぇ。

Posted byブクログ

2024/05/14

過激派テロの戦闘員になる西欧人の特徴。定職がない。イスラム教に帰依する前は、麻薬や窃盗などの軽犯罪に手を染めた不良。自由よりも、導いてくれる確かな存在を求めている。p.40 仏の情報当局はイスラム過激派が集まるロンドンを「ロンドニスタン」と皮肉った。ロンドンのイスラム過激派の二...

過激派テロの戦闘員になる西欧人の特徴。定職がない。イスラム教に帰依する前は、麻薬や窃盗などの軽犯罪に手を染めた不良。自由よりも、導いてくれる確かな存在を求めている。p.40 仏の情報当局はイスラム過激派が集まるロンドンを「ロンドニスタン」と皮肉った。ロンドンのイスラム過激派の二大拠点。フィンスベリー・モスク。イースト・ロンドン・モスク。p.56 イスラム過激派の考え方。アメリカ政府だけでなく、一般のアメリカ人も攻撃せよ。アメリカ人は投票を通じて政府と一体になっている。納税を通じて戦争に金を出している。女性や子供が犠牲になってもよい、それは海水の一滴のようなものだ。p.58 仏サルコジ大統領。ブルカは宗教問題ではなく、女性の自由と尊厳の問題。宗教のシンボルというより、卑屈と蔑視の象徴。フランスでは歓迎されない。p.91 パリ大モスクのダリル・ブカクール導師。フランスにはイスラム系が500万人いる。ブルカを着けているのはその内300人くらい。国家が大騒ぎするのはいかがなものか。p.92 サンドニー(Saint Denis)。パリの北隣の都市。郊外(バンリュー)には移民が集まる貧困地域がある。公営住宅が立ち並ぶ。フランスで最も犯罪率が高い。p.103 マルセイユ。アルジェリアから戦争を逃れてやってきた移民が多く住む。麻薬・窃盗など犯罪多発地域。p.115 フランスではイスラム教徒であること見せつけない移民2世だけが歓迎される。p.117 諷刺は権力者に向けられれば、体制批判になるが、社会で苦しんでいる人に向けられれば、相手を不快にさせ偏見を煽ってしまう。週刊誌シャルリ・エブドはイスラム教徒のクアチ兄弟により襲撃され、漫画家ら12人が射殺された。p.128 マリーヌ・ルペン。イスラム教徒は学校で豚肉メニューの給食を拒否したり、授業中に祈りの時間を求めたり、イスラムはフランスの国是である世俗主義に合わない。マリーヌは集会からスキンヘッドのネオナチを締め出し、選挙では女性や若者を積極的に起用した。p.169 英のイスラム原理主義者。民主主義は神の法を犯す。イスラム法だけが英にとって唯一の道。p.191

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2024/03/01

ヨーロッパが直面してきたイスラム教や移民の課題について考察されていた。イスラム教だから過激というのではなく、社会に残る差別や格差が結果として過激派を生んでいるんだと思った。日本においても受け容れなければ人口減少が進んでいく中で、どう移民を受け容れていくか自分ごととして考える必要が...

ヨーロッパが直面してきたイスラム教や移民の課題について考察されていた。イスラム教だから過激というのではなく、社会に残る差別や格差が結果として過激派を生んでいるんだと思った。日本においても受け容れなければ人口減少が進んでいく中で、どう移民を受け容れていくか自分ごととして考える必要がある

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2023/11/26

先進国は軒並み少子化の課題を抱えているが、欧州のドイツや極東の日本は顕著だ。特に日本は現在の出生率がつづけば2060年頃には人口も8,000万人台に落ち込み、日本中の多くの地方自治体が消滅する事が予想されている。現在でも既に働きて不足は顕在化した問題として捉えられ、転職市場では若...

先進国は軒並み少子化の課題を抱えているが、欧州のドイツや極東の日本は顕著だ。特に日本は現在の出生率がつづけば2060年頃には人口も8,000万人台に落ち込み、日本中の多くの地方自治体が消滅する事が予想されている。現在でも既に働きて不足は顕在化した問題として捉えられ、転職市場では若い世代だけでなく、40〜50台までの管理職クラスまでもが奪い合いの状態だ。ここ数年、欧州の移民問題だけでなく、アメリカのトランプ政権に代表されるような極端な自国第一主義、自国民優先が表に出てきて、外部からの移民流入には各国とも慎重な動きが目立つ。だが、前述した様に日本の少子化対策が上手く進まなければ経済は縮小の一途を辿り、起業経営者も海外からの受け入れの是非を決断する時期が来た様に思える。それを国がどう受け止めるか。巷ではコンビニや家電製品売り場まで、ベトナム人の名前や中国人名に溢れているが、事業会社や会社経営により近い組織などでも既に「カタカナ名」がいる事自体が当たり前になってきた。 本書は主に欧州でこれまでに発生してきた、キリスト社会とイスラム社会の対立に焦点を当て、これから欧州各国が移民に対してどの様に向かい合っていくか、更には日本はそこから何を学べば良いかを教えてくれる。 これまでの欧州は正に「文明の衝突」とも言える様な、フランスの同時テロやスペインの列車爆破、ベルギーやデンマークでのテロなど、観光に適した安全な国がテロの現場、戦場と化してきた。欧州はこれまでもシリア内戦やその他の地域からも人道支援的な立場から難民を多く受け入れており、今それらの2世3世が移民先各国で国籍を持ち、自国民として生活している。そうした世代が直面する差別や給与格差は確実に熱気を帯びてイスラム化への原動力となっている。やり場のない怒りを吸収し、イスラムの思想の中でも一部の過激な組織は力を付ける。そうした組織が裏で手を引くテロは「ホームグロウン・テロ」(移民先で生まれたテロリストが引き起こす意)と呼ばれ、わざわざ海外から危険を犯してテロリストを派遣潜入させるよりもよほど簡単な手段となっている。ネットを見ればいつでも勧誘動画は見る事ができ、若者がそれらに感化されテロリストになるリスクは大きくなっている。 フランスで話題になった「ブルカ法」などはそうしたテロリズムへの恐怖と、自国のアイデンティティに染まらず、クルアーンの教えに厳格であればあるほど溝を生む構造が生み出したものだ。本書は「私はシャルリー」運動も重点的に触れられており、欧州の移民政策の顛末から読者へ問題の本質を考える様呼び掛けてくる。 日本の今後を考えていくためにも一読しておきたい一冊だ。

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2023/11/21

異なる宗教は共存できるのか(イスラム教と、キリスト教) イスラム抜きに、今の欧州は理解できない 20世紀は、ユダヤ教と、キリスト教、21世紀に入っては、イスラム教の影響も、3大一神教が 中東を発信源として、欧州を揺さぶっている キーワードは、テロ、移民、文化の衝突、融合しない...

異なる宗教は共存できるのか(イスラム教と、キリスト教) イスラム抜きに、今の欧州は理解できない 20世紀は、ユダヤ教と、キリスト教、21世紀に入っては、イスラム教の影響も、3大一神教が 中東を発信源として、欧州を揺さぶっている キーワードは、テロ、移民、文化の衝突、融合しない宗教、移民受け入れに伴う社会福祉費用の増大だ。 気になったのは、以下です。 ・建国を宣言したイスラム国は人工増強策に女性を必要とした。男性戦闘員と結婚させ、次世代テロリストを産ませるためだ ・結婚できる歳を9歳としたのは、ムハマンドの妻アイシャが、6歳の時に嫁ぎ、9歳で性交したとの聖典の記述に由っている ・中東にわたり、テロ組織の戦闘員になる西欧人には、いくつかの特徴がある。定職がない。麻薬やかっぱらいなどの軽犯罪に手をそめた不良だったなど ・盗聴や通信傍受で多量データを収集しても、そこから必要な情報を引き出す能力がないと意味がない。本当に必要な情報をよりすぐり、テロリストを結ぶ線をどう見つけるか、分析力が必要だ ・聖戦や抵抗運動を志すイスラム教徒は自国やあらゆる場所で、米国に対する戦いに参加することができる。 ・欧米人なら、雑踏にまぎれやすい。テロ犯罪歴がない小者なら、捜査当局にマークされることもない。目立たないように、細胞はできるだけ少人数がよい。 ・テロリストの出現は英国政府を震撼させた。270万人のイスラム教徒がいる、多くは、移民2世、3世だ。 ・イスラム教徒たちが西欧にやってきたとき、彼らは希望に満ちていた。西欧は第2次大戦後の経済復興期にあたり、産業を支える労働力として、南西アジアや北アフリカからくるイスラム教徒たちは歓迎された ・西欧で生まれた移民の子たちは、出生国で市民権を獲得した。現在は、2世、3世だ。 ・イスラム教徒はいまだに、フランスでよそ者扱いです。我々は人種差別撤廃に努めている、という人たちも、イスラム教徒が信仰を実践することを嫌うのです ・西欧ではイスラムとの関係で2つの異なったアプローチがある  ①同化主義:フランスやドイツのように、同化、をもとめ、移民たちに自国の価値を植え付けようとする考え  ②多文化主義:英国のように、さまざまな民族集団が独自の宗教、習慣を維持しながら、併存を目指す考え ・シャルリ:漫画をつかったイスラムへの風刺  仏誌 リベラシオン、ルモンドは、ムハマンドの風刺画をそろって新聞に掲載した  米国は掲載に慎重、ニューヨークタイムス、AP通信、CNNらも報道を見送った  日本も、読売、朝日、毎日などの主要全国紙も掲載を見送った ・ドイツの積極的な移民受け入れ政策:メルケルの方針には、人道的配慮以外に、人口減少への危機感という思惑もあった ・中東からドイツへ向かう移民の群れが、その通過国に大きな影響を与えてきた ・欧州では、難民を受け入れるべきとの声と、イスラム人口急増、移民の流入を不安視する声があがっている ・まったく異なる文明の国から、ものすごい数の移民が波のように押し寄せている。その習慣や伝統は、我々とはまったく折り合わないものだ ・かわる北欧の寛容、国民と同化する移民は歓迎するが、イスラム教徒は国民が培ってきた価値観に溶け込まず、福祉を食い物にしているだけだと告発した ・イスラム嫌い政党が伸長するフランスや北欧には共通点がある。それは、福祉国家の代表格である上に、国の価値観に対する強烈な自意識をもっていることだ ・移民嫌悪の根っこは、経済や、福祉の負担だけではない。価値観の違いが大きい ・各国政府は一方で、イスラム教徒の若者にアピールするあめに、若くて有能な政治家を要職に起用する努力をしている ・日本が移民受け入れに消極的なのは、よく知られている。外国人が来れば、賃金が下がる、得をするのは大企業だけ。治安悪化をまねく、日本に多民族主義は合わない 目次 はじめに 1 過激派志願の若者たち 2 ホームグロウン・テロリスト 3 共存の葛藤 4 立ちはだかる壁 5 シャルリー・エブド事件の衝撃 6 イスラムと欧州政治 ISBN:9784106106491 出版社:新潮社 判型:新書 ページ数:208ページ 定価:720円(本体) 発売日:2015年12月20日

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2023/09/01

欧州におけるイスラム勢力の台頭を多数のニュースとともに紹介。事実の羅列が長く、冗長。読むのが苦痛なほど。 そして背景とか今後の展望とかは少ない。 よって、資料として。 読了45分

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2023/02/27

海外からフランスに渡ってきた移民や、その子供たちが疎外され、イスラム教の中でも過激な思想に染まり、ホームグロウンテロリストになっていく構図が、説得力を持って示される。2015年の刊行だが、2023年の今読んでも内容は古びていない。 日本でも、海外からの労働者やその子供は疎外されて...

海外からフランスに渡ってきた移民や、その子供たちが疎外され、イスラム教の中でも過激な思想に染まり、ホームグロウンテロリストになっていく構図が、説得力を持って示される。2015年の刊行だが、2023年の今読んでも内容は古びていない。 日本でも、海外からの労働者やその子供は疎外されている。日本も他人事ではないし、フランスや他のヨーロッパのようになってしまうかもしれない。そうなる前に、手を打たなくてはならないと強く感じた。

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2019/09/22

実際ヨーロッパに行くと、ムスリムの人たちが 多い。 宗教も違うし、絶対軋轢あるよなぁと、 思いながら読みました。 日本でもこのような問題が起きるでしょう。

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2021/08/08

先に読んだ「言葉と爆弾」とともに、日経新聞で紹介されていた。日本ではその深刻さがよくわからなかったが、本書を読んでいずれ日本でも向き合わなくてはならない問題なのだろうということがよく理解できた。 「イスラム女性を研究するスイス・フリブール大の助手ジェラルディーヌ・カシュトに疑問...

先に読んだ「言葉と爆弾」とともに、日経新聞で紹介されていた。日本ではその深刻さがよくわからなかったが、本書を読んでいずれ日本でも向き合わなくてはならない問題なのだろうということがよく理解できた。 「イスラム女性を研究するスイス・フリブール大の助手ジェラルディーヌ・カシュトに疑問をぶつけてみた。すると、『女性の多くは抑圧された人たちへの共感が強い。矛盾に満ちた社会に嫌悪感を抱き、正義の社会を作りたいと思っている。それで、『別のすばらしい世界がある』という過激派の訴えに引き寄せられてしまうのです』という答えが返ってきた。」 「欧米生まれの過激派が、シリアやイラクでテロ活動に加わった後、祖国に舞い戻ってくると、彼らは地雷のような脅威となる。アラブ人テロリストと異なり、母国のパスポートを使って、人目を引かずに動き回ることができるからだ。土地勘に優れ、人脈も築きやすい。」 「…『ハイブリッド』と呼ぶホームグロウン・テロリストは、そこから派生した。  彼らは中東への渡航経験すらないのに、モスクの説教、あるいはインターネットやソーシャルメディアの情報を通じて過激思想に共鳴し、自らテロリストになる。あるいは、自ら中東に出かけて行って、訓練を受ける。自分で狙いを定め、自力で武器を集めてテロを実行する。これといった前科がない上、小集団か、時には単独行動する一匹オオカミも多い。中東のテロ組織との関係が見えにくく、情報当局が危険性を把握するのが極めて難しい。」 「ムハンマド風刺画をめぐる欧米の感覚の違いは、宗教に対する熱さの違いかもしれない。  英国では毎週教会に通う人の割合はせいぜい一割、フランスでは5%にすぎない。これに対して、米国では国民の4割が毎週、教会やシナゴーグなど礼拝所に通う。米国では宗教は国民それぞれの価値観に根差し、社会や政治に影響力を持つ。」

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2018/06/09

産経の支局長?に御出世なされました。 相当に修行を経てのことでしょう。いっぱしのジャーナリスト として御本を出版するにはそれだけ御苦労が必要なのか!と改めて尊敬するしかないです。 支局長やとヨロッパでどの程度の語学スキル持ってはるんでしょ? そういえば、今季の芥川賞のひともえっら...

産経の支局長?に御出世なされました。 相当に修行を経てのことでしょう。いっぱしのジャーナリスト として御本を出版するにはそれだけ御苦労が必要なのか!と改めて尊敬するしかないです。 支局長やとヨロッパでどの程度の語学スキル持ってはるんでしょ? そういえば、今季の芥川賞のひともえっらい苦労なされてましたよね。スゴいや・・としか。

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