東京喰種 トーキョーグール:re(5) の商品レビュー
月山家駆逐作戦決行。当主は捕らえられ、後継ぎの習を庇い使用人たちが次々と倒れていく。屋上ヘリポートで待機する佐々木は追い詰められた月山、金木の過去と対峙することになる…。 戦闘中に断片的に蘇る記憶。佐々木は有馬を慕ってるようだったのに、金木はかなり恨んでる⁈ どんな調教されたんだ...
月山家駆逐作戦決行。当主は捕らえられ、後継ぎの習を庇い使用人たちが次々と倒れていく。屋上ヘリポートで待機する佐々木は追い詰められた月山、金木の過去と対峙することになる…。 戦闘中に断片的に蘇る記憶。佐々木は有馬を慕ってるようだったのに、金木はかなり恨んでる⁈ どんな調教されたんだか…。
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月山編。 前期での5巻も月山メイン回だったので、やはり意識してる構成であるようだ。 前期では月山が仕掛ける側であったが、今回は一転して追われる立場であり、自己中心的→当主としての責任という風に行動原理も対照的になってるのが上手い。 反面、新キャラ等の処理に雑味を感じるような点があ...
月山編。 前期での5巻も月山メイン回だったので、やはり意識してる構成であるようだ。 前期では月山が仕掛ける側であったが、今回は一転して追われる立場であり、自己中心的→当主としての責任という風に行動原理も対照的になってるのが上手い。 反面、新キャラ等の処理に雑味を感じるような点があり、そこは今後のフォローを期待したい所。
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5巻の扉絵、クインクス班の趣味に興じている絵だけど、六月くんは何してるの…物騒な絵に見えるけど… 『東京喰種』にはBLに描かれるであろう精神みたいなものが描かれている、と思うのが第42話のカナエを絡めとるエトの言葉。これは同性(他者とも言える)を好きになってしまった事で葛藤する人...
5巻の扉絵、クインクス班の趣味に興じている絵だけど、六月くんは何してるの…物騒な絵に見えるけど… 『東京喰種』にはBLに描かれるであろう精神みたいなものが描かれている、と思うのが第42話のカナエを絡めとるエトの言葉。これは同性(他者とも言える)を好きになってしまった事で葛藤する人間の自問自答に非常に酷似しているのだ。誰かに「執着する心」がもんどりうってる様が描かれている… 5巻巻末収録されてるカラー絵のカナエ…女子の格好させてあげてるんだよね、作者の優しさがこう言う所にも凄く出ていると思う。自分の作り出した登場人物たちわけ隔てなく優しいよね、石田スイさん。 政よ…「敬われる」のと和修の名だけで「恐れられる」のは違うんだよ…まあ、彼も解ってて「恐れられる」方を選んでるんだろうけどね。瓜江くんを自分と同一視しない様に。人の上に立つものとして「偉そう」にする資質だけじゃ裏切られるかもね、誰かに。お父さんは大事にしとけよ、って思う。 少し前に2巻で唐突に脱いだスニーカーが描かれてる…これは誰のだ、って思ったんだがなんかちょっと以前の高飛車で身勝手な部分が抜けて「イイ男」感が増えているニシキのだ、ってこのコマで解った。ハイセたちが入ってくるのを察して、いつもモードでスニーカー脱いでくつろいでたのに急いで隠れたんだろうね、恐らく。 この「布石」の回収の仕方、洒落てるなぁ。気付かなくても作品読むのに全く支障はない、支障はないが、気付くと、やはり漫画と言うものは作者が全て「描いている」と言うジャンルで、描かれたものには全て意味がある、ってBSマンガ夜話で夏目房之助さんが行ってた言葉を思い出す。何度も。背景、そこに置かれる小物に意味がない、空白埋めだけのもの、って作品も無論多いけどね。『東京喰種』に関しては「なんか引っ掛かる」って時はやっぱ意味があるんだよ、って思い知った。そして、そこまで考えて布石を回収する作者の頭の中、どういう構造してんだろう…って恐れおののく。 什造好きにとって5巻は什造出てこない巻でもある訳だが、おまけ回文漫画で什造好きを十二分に満たして貰った。半兵衛に「かってくださいいいい」って駄々こねなくても、あんた結構お給料貰ってるでしょ(笑)しかもこの海パン、かなりな色遣いのカラフルなマルチカラー水玉だろ(笑)この一コマだけでかなり什造萌えが補充できるお得さ…「かってくださいいいい」の什造を目にするだけでエネルギーをチャージできる感じ。 やはり私の漫画に接する時の脳みそは「紙媒体」でこそ集中力を発揮すると思われる。アナログ~デジタルを生きている世代なので、デジタルもそれなりに生活に導入してるが、アナログの「実体がある」確実性の方を信用してるんだよな、根っこのところで。WEBで読んでて気づかなかった事に気付く…。
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