死はこわくない の商品レビュー
死が迫りつつある事を認識しつつ書かれている。臨死体験が身をもって体験できる事を楽しみにしているとの記載。 実際どうであったのか、聞くことが出来れば良いのにと思う。
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死はこわくない 単行本 – 2015/12/5 いい臨死体験ができるように、死に際の床をなるべく 居心地良くしておくのが大事 2017年8月12日記述 立花隆氏による著作。 1940年長崎県生まれ。 1964年東京大学仏文科卒業。 2015年12月10日第1刷発行。 著者自身については有名な事もあり知っていた。 しかし著作を読むのは実は初めてだった。 雑誌での口述筆記や講演内容の再録である。 第1章 死はこわくない 取材・構成 緑慎也 週刊文春2014年10月30日号~11月13日号「死は怖くない」より 特別エセー ぼくは密林の像のごとく死にたい 月刊文藝春秋2005年1月号「理想の死に方」より 第2章 看護学生に語る「生と死」 2010年11月に共立女子大学・短期大学総合文化研究所および看護学科にて行われた講演「生と死について」を再編集したものです 第3章 脳についてわかったすごいこと 月刊文藝春秋2015年4月号「脳についてわかったすごいこと」を加筆・修正したものです あとがきでも著者が触れているけれども 生とは何であり、死とは何であるのか?は人が生涯追いかけざるをえない難問である。 答えは年齢によってかなり、あるいは微妙に変わってくる。 印象に残った部分を紹介したい。 心臓が止まったあとも数十秒、脳が実は活動を続けるとなると、臨死体験は「死ぬ直前の脳の活動による体験」と考えられる(ボルジガン博士) 臨死体験は脳が最後に見せる夢に近い現象ですから、 いい臨死体験ができるように、死に際の床をなるべく 居心地良くしておくのが肝要です。 (2002年に亡くなった医師毛利孝一氏の例 3度臨死体験したが3度目の嫌な体験は写し病院着1枚で寝かされていた 像は死期を悟ると群れから離れ像の墓場と呼ばれる場所で横たわり死ぬそうだ。 そんな死に方を立花隆氏も求めている。 しかし現実は難しいので叔父のような死に方ができたらいいとのこと (ほぼころっと死んだ感じ。家族に明日死ぬと予告して寝たまま死んでいた)
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キリスト教徒の両親の家で育ったせいでしょうね。「人間の肉体はチリから生まれてチリに帰る」と言う考え方にずっと親しんできました 結局、医療と言うのは最後は患者が負けるんです。つまり、人間と言うのはみんな死にますから。だから、感情を必ず死ぬということをきちんと届いていなければいけません
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臨死体験の専門家である立花隆氏による、死についての最新版。対談形式で読みやすいが、内容は薄く感じた。 「(自殺願望のある人へ)「死にたいのなら死んでみればいい。だけど、やり直せないよ」と言えば十分だ」p23 「語り得ぬものについては沈黙せねばならぬ(ヴィトゲンシュタイン)」p3...
臨死体験の専門家である立花隆氏による、死についての最新版。対談形式で読みやすいが、内容は薄く感じた。 「(自殺願望のある人へ)「死にたいのなら死んでみればいい。だけど、やり直せないよ」と言えば十分だ」p23 「語り得ぬものについては沈黙せねばならぬ(ヴィトゲンシュタイン)」p31 「いざ危機に直面すると、人間って、その状況を把握したり、その対応に駆け回ったりするのに精一杯で、死を心配している余裕なんてない。暇な人だけが死の恐怖にとらわれるんじゃないでしょうか」p58
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久しぶりの立花氏。生きていることの方が普通でない状態であるというのは、以前読んだ森博嗣氏の著書にも書いてあった。通常状態に帰るのだと考えれば、死ぬことは怖いことではないし、生きている間にどんな痕跡を残して次につないでいけるかということが大事になるなのかもしれない。
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誰でも死ぬのはこわいはず、でも、避けられない結末だとしたら、どう生きるべきか、と考えるしかありません。 でも、やっぱりどうやって死ぬのか考え出すと、やっぱり怖い。そのこわさにどう向き合うかで、「こわくない」の結論は変わってくるのではないでしょうか。 幸せな来世を約束することで...
誰でも死ぬのはこわいはず、でも、避けられない結末だとしたら、どう生きるべきか、と考えるしかありません。 でも、やっぱりどうやって死ぬのか考え出すと、やっぱり怖い。そのこわさにどう向き合うかで、「こわくない」の結論は変わってくるのではないでしょうか。 幸せな来世を約束することで、怖さを払拭するのではなく、死ぬ瞬間、その瞬間どんな状態になるのだろう、という点を臨死体験、しかも最新の科学の方向から語っています。 なんだ、本当にそのときになれば、自分は怖くないのかも、と思わされます。 ただ「そのとき」がいつかわからない。 だとするとやっぱりこわいものだとは、思います。まだ、立花さんの境地にはいたれそうにありません。 そして、途中、引用されている何冊かの本を手にとってみたくなりました。
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対談形式で平易で読みやすい。「脳死体験」を中心に、「死」とは「生」とは、「死後の世界」とはなどの問題に対して、筆者が世界中を巡って著名な研究者と会って得た新しい知識が得られ、ためになる。「意識」がどこから生まれるか、ロボットは意識を持ち得るかの章も面白い。生にも死にも解答はないが...
対談形式で平易で読みやすい。「脳死体験」を中心に、「死」とは「生」とは、「死後の世界」とはなどの問題に対して、筆者が世界中を巡って著名な研究者と会って得た新しい知識が得られ、ためになる。「意識」がどこから生まれるか、ロボットは意識を持ち得るかの章も面白い。生にも死にも解答はないが、それに関する現代科学の概要を把握でき、自分で考えるうえでとても参考になる本であった。
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ちょっと前に酒を飲みすぎて、今までにないくらいに気持ち悪くなり、体中が震えてきて、その場で横になり意識を失った。その後、数時間経って意識を取り戻したが、人間ってこんな感じで死ぬんだなって思った。 それ以前からも死について考えたことはあったが、この本を通じてより深く考えるきっかけ...
ちょっと前に酒を飲みすぎて、今までにないくらいに気持ち悪くなり、体中が震えてきて、その場で横になり意識を失った。その後、数時間経って意識を取り戻したが、人間ってこんな感じで死ぬんだなって思った。 それ以前からも死について考えたことはあったが、この本を通じてより深く考えるきっかけをもらった。 死ぬとき、セロトニンが脳内に分泌されて、幸せを感じるらしい。そっかそっか。死ぬときって幸せなんだな。とりあえず、今はやれることやって、死ぬとき後悔しないようにして、死ぬ時の幸せ感をフルに味わいたい。 看護士の授業の話が心に残る。余命数か月の患者に質問する。学生からは何も質問がでない。でもその患者は死を受け入れているから、今の気持ちを聞いて欲しい。すごい授業だな。。こういう授業を受けて育つ学生はいい看護士になるんだろうな。
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インタビュー、対談、スピーチなど。人の脳には記憶を都合よく生み出す機能(フォールスメモリー=偽りの記憶)があり、これを本物の記憶と勘違いする恐れがあるとのこと。事実ではないことを事実だと誤認してしまう恐れがあり、冤罪に繋がったりするようだ。著者は臨死体験もこの影響の一つなのではな...
インタビュー、対談、スピーチなど。人の脳には記憶を都合よく生み出す機能(フォールスメモリー=偽りの記憶)があり、これを本物の記憶と勘違いする恐れがあるとのこと。事実ではないことを事実だと誤認してしまう恐れがあり、冤罪に繋がったりするようだ。著者は臨死体験もこの影響の一つなのではないかとしている。臨死体験といっても結局死んでいないのだから後から脳が適当に話を作ったりできるだろう。もし本当に死んでしまったら何も語れないのだし、これでは死後の世界は永遠に証明できないな。
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田中角栄研究、脳死、臨死体験、宇宙からの帰還、がん、などこの30年、どれほど立花氏の本で新たな知識を得たことか… ご自身もがん手術を経験され、「死とは」を改めてまとめた本です。 ラットを使った実験では、死の直前、ゆらめきのような電気信号が脳内を走るそうです。 臨死体験とは、単なる脳内物質(セロトニン?とも)の見せる夢のようなものなのか、それとも本当にあの世につながる何かを体験するのか。 立花氏は、生に対する執着が薄れると死が怖くなくなる、と。
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