きみと暮らせば の商品レビュー

八木沢里志(著者)

2018/05/18

ねこは物語に寄り添うぐらいの存在感だったけれどそれぐらいが丁度いいと思えた。

帰りたいと思える場所がある幸せに気付けた人はもっと幸せになれるんだろうな。

2017/04/22

じんわりと心が温かくなる、優しい家族の短編集。
タイトルの「きみ」は猫の種田さんなのかと思って読み始めたけれど、違っていた。けど、種田さんの溶け込みっぷりが逆にこの家庭の居心地の良さを表しているようで、反って良かったと思う。
この二人が家族で良かった。

2016/09/24

トルンカシリーズ、森崎書店にはまり、借りてみたが。
なんだか、物足りない。

父母が再婚したことにより兄妹になった2人。
父母は、事故により他界し、兄は大学を辞めて妹を養っている。
そんな家に、種田さんとのちに名付けられた猫が迷い込む。

猫が主人公かと思いきや、猫は脇役。
兄妹2人の絆が全編に書かれている。

暖かい地域にも、人にも恵まれて2人は成長していくのだが、その流れがなんだか「当たり前」に流れていて、「物語」という感じが否めない。

トルンカや、森崎書店では、現実に思えたところがあったけど、それが薄かったから、物足りないのかなー。

でも、ほのぼのしていて、暖かい感情を受ける本ではあるが。。

2016/07/07

八木沢さんの作品は全て読んでいます。
作風は他のものと一緒で、いい人ばかりが出てくるほっこりするお話。
今作も期待どおりの内容でした。
トルンカシリーズほどではないけど、森崎書店シリーズよりこちらの方が好きです。
この家族のその後も気になります。

2016/06/18

猫との暮しがメインのお話かと思ったら違った。血の繋がらない兄妹の何気ない日常の話だった。勝手に思い描いていたのとは違ってたが、心温まる話で穏やかに読み終わったので癒された。血が繋がらないとはいえ、元のら猫がノンビリ気ままに居つける家庭なので幸せでなかろうはずがないね。

2016/04/04

「花を見て根を思う人になれ」
いい言葉だー。
血の繋がりのない兄妹のほんわかストーリー。
あっという間に読んでしまった。
一つ屋根の下で、結果的に兄と妹の恋愛ものになるのだろうか…と邪推してしまったけど、全然違ってホッとした(笑)

2016/03/27

ほんわりします。

内容は血の繋がらない兄妹が一軒家で暮らす話なんですが、そこに猫がやってきて、、、とこれもテンプレート通り。

だけど、いやらしさがないのは、一つ一つのエピソードがきちんと積み重ねられてるからかな、と思います。

キャラにも目新しい部分はなく、これといっての盛り上がりもないけど、まぁ、実の母が出てくるところがちょっとした緊張感かな、と。

でも読後感は爽やかでした。

もうちょい猫の出番がほしいところかなー。

2016/03/15

血のつながらない兄妹だけれど、お互いに相手を思いあって、互いに支えあいながら生きている。本当に、心温まる作品でした。ねこの種田さんも可愛いな～。でも、きっとふてぶてしい顔をしてるよね（笑）作中に出てくる「花を見て根を思う」という言葉、素敵でした。私も、そういう人になりたいです。

2016/02/27

八木沢里志さんの作品、これまで「純喫茶トルンカ」「森崎書店の日々」「続・森崎書店の日々」と３冊読みました。ほのぼの・あったかワールドですね(^-^)今回「きみと暮らせば」（２０１５．１２）を読みました。素晴らしいストーリーだと思いました！血のつながらない年の離れた兄妹の暮らし、途中から雄猫（名前は種田さん）も加わります。のんびり屋の兄・陽一２５歳としっかり者の中３の妹・ユカリのてんやわんやしながらも安心して読み進める展開、読後、読んで良かったなと心底思える作品です(^-^)

2018/04/30

親の再婚で家族になった血の繋がらない兄妹のお話。両親が事故で亡くなって2人暮らし。タイトルにもある『きみ』とは表紙でも甘えてるネコかと思っていたけど違った。ネコはちょこっとだけ。
血の繋がりよりも強いものって必ず存在する。現にとっても似てるしこの2人。ポトフにご飯しかり。
全然模造なんかじゃない。
愛妹（あいまい）弁当とかね。可愛すぎ。
ほのぼの好き。