閃光スクランブル の商品レビュー
加藤シゲアキさんの本の中で初めて読んだ 外野はみんな好き勝手言うよね 出てくる登場人物みんな仄暗い部分とキラキラしてるところを合わせもってるから魅力的でサクサク読めた やっぱりアイドルの心理描写とかは 実体験に基づいてたりするのかな 最後のシーン苦しくてでも息をしようともがい...
加藤シゲアキさんの本の中で初めて読んだ 外野はみんな好き勝手言うよね 出てくる登場人物みんな仄暗い部分とキラキラしてるところを合わせもってるから魅力的でサクサク読めた やっぱりアイドルの心理描写とかは 実体験に基づいてたりするのかな 最後のシーン苦しくてでも息をしようともがいていた 2人がやっと抜け出せた感じがあって すごくはっきり情景が思い浮かんでよかった お花を買って交差点歩きたい
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主人公の巧はパパラッチをしている時は憎たらしい嫌な奴なのに、長年亡くなった妻子を想っているところや、亜希子と逃避行している時はグッと引き寄せられる魅力を感じる味のある男性で…引き込まれました。
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『ピンクとグレー』の好きさと比較すると、ちょっとこじつけがクサイ気がしてのめり込むことはできなかった。 けれど、次も読みたいよ。
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加藤シゲアキ『閃光スクランブル』 2015年 角川文庫 著者2作目の小説。 デビュー作の『ピンクとグレー』があまりに素晴らしく感動したので、刊行されている文庫本をすべて購入しました。 本作も芸能界を設定、背景にしていますが、前作とは全く異なるアプローチ。 光が当たる、光り輝く...
加藤シゲアキ『閃光スクランブル』 2015年 角川文庫 著者2作目の小説。 デビュー作の『ピンクとグレー』があまりに素晴らしく感動したので、刊行されている文庫本をすべて購入しました。 本作も芸能界を設定、背景にしていますが、前作とは全く異なるアプローチ。 光が当たる、光り輝く場所、そして物理的な光の数々。そして光が強ければ強いほど色濃く、漆黒の闇を作る影。 光を描きながら影を表現し、影を表現しながら光を描く作品でした。 前作と違い、心に隙間や陰に深く入り込もうとするような物語。 そして閃光スクランブルの意味するものが露になったときの心の揺れが激しかったです。 閃光スクランブルの光と影、そしてそこからさらに光。 エンタテインメント性よりも人間の本位に迫る文学的な作品でした。 #加藤シゲアキ #閃光スクランブル #角川文庫 #KADOKAWA #読了
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書きグセなのか登場人物のあまり重要でない行動を描写しすぎなのに、アクションシーンになると説明不足感がある。 また、心理描写をしようとしていることは伝わってくるが、直接的な描写は感情の動きに無理があり共感しにくく、比喩表現もややスベリ気味に感じたので登場人物の暗い過去が明かされても...
書きグセなのか登場人物のあまり重要でない行動を描写しすぎなのに、アクションシーンになると説明不足感がある。 また、心理描写をしようとしていることは伝わってくるが、直接的な描写は感情の動きに無理があり共感しにくく、比喩表現もややスベリ気味に感じたので登場人物の暗い過去が明かされても全体的に薄味な印象。 時系列の組み立て方、助詞や接続詞の使い方などいくつか気になる部分もあるがこれは次作以降に期待。 どちらかと言えば脚本家向きの人に感じた。
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現役のアイドルである加藤シゲアキは、どのような気持ちでこの作品を書いたんだろう。作中に出てくる女性アイドルの描写を見ていると、作者も同じような感情を体験したことがあるのかな。 表だけ見れば輝かしい職業だけれど、裏を見れば本の描写のとおりなんだろうなと思った。 憧れの対象にされや...
現役のアイドルである加藤シゲアキは、どのような気持ちでこの作品を書いたんだろう。作中に出てくる女性アイドルの描写を見ていると、作者も同じような感情を体験したことがあるのかな。 表だけ見れば輝かしい職業だけれど、裏を見れば本の描写のとおりなんだろうなと思った。 憧れの対象にされやすいアイドルと、嫌悪の対象にされやすいパパラッチ。基本的には交わることは無いんだろうけど、この出会いをきっかけに、たくみが過去を吹っ切るきっかけになり良かった。
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かなり読みやすかったです買ったときは恋愛小説かな〜と思っていたのですがそれよりもっと深い人間の喜び悲しみ怒り妬み苦しみまだまだ沢山の感情が綺麗に描かれていて私たちが見えているものは表側で裏側には色々な感情があることを痛感しましたアイドルの加藤シゲアキさんだからこそ描けるのだなと思...
かなり読みやすかったです買ったときは恋愛小説かな〜と思っていたのですがそれよりもっと深い人間の喜び悲しみ怒り妬み苦しみまだまだ沢山の感情が綺麗に描かれていて私たちが見えているものは表側で裏側には色々な感情があることを痛感しましたアイドルの加藤シゲアキさんだからこそ描けるのだなと思って他の作品も読みたいです
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読んだ当時、中学2年のときで、 それ以降は好きな本はなにかと言われればこの本だった。 なけなしのお小遣いで、私が初めて本を買った時。 うる覚えだから、もう一度読み直したい一冊。
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巧と亜希子、二人の視点でストーリーが進んでいきます。 ゴシップカメラマンの手口とか、アイドルの裏側とか、リアルというか生々しく感じたのは加藤さんが書かれているからなのか。 可愛く綺麗な仕事に見えるアイドルの闇は、痛々しくて読んでいてつらくなりました。 亡くした人の面影にとらわ...
巧と亜希子、二人の視点でストーリーが進んでいきます。 ゴシップカメラマンの手口とか、アイドルの裏側とか、リアルというか生々しく感じたのは加藤さんが書かれているからなのか。 可愛く綺麗な仕事に見えるアイドルの闇は、痛々しくて読んでいてつらくなりました。 亡くした人の面影にとらわれている巧と、自分が作り出した幻影に脅かされる亜希子。 二人の弱さというのか闇が、お互いを引き合ったのかもしれない。 タイトルの意味がわかったとき、二人が出会えたことが運命に思えました。 ラストというか、ラストのひとつ手前?で、なんとも嫌な気持ちが。 人ってそんなもんなのかもしれませんが、なんか哀しくなりました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
巧が亜希子との逃避行を決意する過程や、亜希子を助けたいと思うようになるまでの心理描写が、興味深くて面白かった。 巧と亜希子の逃避行がどのような終わりを迎えるのか、その後二人がどのような人生を歩むのかが気になりながら読み進めると、終盤にタイトルの意味を想像させるようなシーンがある。 それを経たあとの二人の再生物語の始まりには心が揺さぶられたし、最後までページをめくる手が止まらないまま読み終えた。
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