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眩談 の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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2024/05/23

とても好きな世界観だった。 他のシリーズも読んでみたいと思う。 京極夏彦さん、初めて読んだが、読みやすい文章と描写。トイレの神様の話がとても想像できた。 大学の時の知り合いの実家が汲み取り式の便所だったことを思い出した。その上に洋式の便座は備え付けてあるが、下を見ると真っ暗で、ト...

とても好きな世界観だった。 他のシリーズも読んでみたいと思う。 京極夏彦さん、初めて読んだが、読みやすい文章と描写。トイレの神様の話がとても想像できた。 大学の時の知り合いの実家が汲み取り式の便所だったことを思い出した。その上に洋式の便座は備え付けてあるが、下を見ると真っ暗で、トイレ自体も自宅の外にあったであろう場所に屋根をつけてあり、電球も一つで、暗くて何も見えなかった。窓もついていたけど、開けられていたことはないし、ドアも引っ掛けるだけの簡易的な鍵。なのにほぼ外にある。 その子の家に遊びに行った時はギリギリまでトイレを我慢していたのと、お尻を浮かせて座らないように用を足したこと、コンビニに出て用を足したことを思い出した。まさに同じ情景。 上を見たら居たかも。

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2022/09/10

夏ももう終わりかけですが「 」談シリーズ三作目、眩談です。 ばたばたしていてうっかり感想書く前に返却してしまったので、「ろくちゃん」のイメージしか残ってないですけど。。 彼がろくちゃんに見せていたものってなんだろうと思う。 以前…異常とは何か、で読んだけれど、そういった方って...

夏ももう終わりかけですが「 」談シリーズ三作目、眩談です。 ばたばたしていてうっかり感想書く前に返却してしまったので、「ろくちゃん」のイメージしか残ってないですけど。。 彼がろくちゃんに見せていたものってなんだろうと思う。 以前…異常とは何か、で読んだけれど、そういった方って何か別のものが見えてたりするのかな、と思うことはある。 例えが酷くよろしくないことは重々、としてネコがなにもない(はずの)空間をじっと見つめている時に、そうなのかなと感じるように。 京極さんは、的確に読者(私)の思っていることを表現してくれていると、特にこの作品で感じた。 他に表現の仕方ってないよね。。

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2022/07/15

この怖い表紙の本を電車で読んでたのはテロだったかもしれない。 でもね。この本、見返しの方が怖いんですよ。夜中にふと開いてギョッとしました。 「もくちゃん」あたりから、この不条理で、不愉快で、気味が悪いのにどこか懐かしいような世界の虜になってしまった。 少しの違和感が怪異になり、...

この怖い表紙の本を電車で読んでたのはテロだったかもしれない。 でもね。この本、見返しの方が怖いんですよ。夜中にふと開いてギョッとしました。 「もくちゃん」あたりから、この不条理で、不愉快で、気味が悪いのにどこか懐かしいような世界の虜になってしまった。 少しの違和感が怪異になり、どんどん増殖していって、最後には酷く粘性のある湯にどっぷり浸かったように、登場人物が異常な世界で身動きが出来なくなっているこの感じ、クセになる。 それにしても厭な怪のこのディティールの細かさよ。 中庭の池にたまに湧くぺらっぺらな「半紙を人の型に切り抜いたようなもの」や、誰もいないのに鏡の中に映る「くねくねと蠢」く中年の女や、縁の下で地べたに腹這いになった「真っ赤な女の人」にほんとに遭ったことあるのかい、京極先生。 「もくちゃん」「シリミズさん」「杜鵑乃湯」が特に好き。

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2022/04/10

再読。現代怪談シリーズ短編集。普通の日常とそこにぽっかりと口を開けた非日常が奇妙に混じった話が多い。最初は普通なのに、気付けば異界に足を踏み入れているか浸食されている。その眩暈のような感覚がたまらなく心地良くもあり、心底震えるような恐怖感もある。特に気に入った話は「歪み観音」「け...

再読。現代怪談シリーズ短編集。普通の日常とそこにぽっかりと口を開けた非日常が奇妙に混じった話が多い。最初は普通なのに、気付けば異界に足を踏み入れているか浸食されている。その眩暈のような感覚がたまらなく心地良くもあり、心底震えるような恐怖感もある。特に気に入った話は「歪み観音」「けしに坂」かな。

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2020/10/18

怪談をベースにした物語の短編集。 百鬼夜行シリーズ「姑獲鳥の夏」以来の京極作品を読んでみましたが、ホラー的なものがあまり好きでないからか、ピンときませんでした。長編の方が面白いかな。

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2019/04/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

怖いのかと思ったら、ただただ変なはなし。
「杜鵑乃湯」昔よく見た夢を思い出した。すごく広い家のなかをさまよっていて、どうしても外に出られない夢。
「けしに坂」忘れてたこと思い出してうわーってなるパターン好きだけど、これは忘れすぎ。 「むかし塚」埋めてお話にしたい思い出。
お話は、消えない。思い出は薄れていくけれど、物語は永遠だ。 辛いし苦しいけど、忘れられないし忘れたくない思い出。
大切に永遠に持っていたい思い出。
お話にするには時間がかかるけれど。

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2021/05/02

2018年12月8日。 「便所の神様」だけ読んだ。 ちょっと気味の悪い内容で、寝る前に読むのは不向きでしょうかね。 この作家の文体は、何やら独特なもので、頁をまたがった文章がないとか。 2021年5月2日、追記。 著者、京極夏彦さんは、ウィキペディアに次のように紹介されている...

2018年12月8日。 「便所の神様」だけ読んだ。 ちょっと気味の悪い内容で、寝る前に読むのは不向きでしょうかね。 この作家の文体は、何やら独特なもので、頁をまたがった文章がないとか。 2021年5月2日、追記。 著者、京極夏彦さんは、ウィキペディアに次のように紹介されている。 京極 夏彦(きょうごく なつひこ、1963年3月26日 - )は、日本の小説家、妖怪研究家、グラフィックデザイナー、アートディレクター。日本推理作家協会代表理事]。 世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)、関東水木会会員、東アジア恠異学会会員。「怪談之怪」発起人の一人。

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2018/09/06

今回は判りにくいお話ばかり。 「もくちゃん」というお話は なるほど京極さん良いこと言うなと感心させられた。 昔はどこの町にも少々困った人というのが1人くらいは居たものだなと。

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2017/07/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

確かに真っ正面から「怪談」という感じじゃなくて、ちょっとズレてるか。ホラーでもなく、なんか気持ち悪いって言うか、座りが悪いって言うか。 親父手製の弁当に白髪がギッシリとか海苔をめくったら口が開いてたとかは思い出すと食欲無くしそう。。。

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2016/09/15

難解。 意味不明。 意図不明。 いったいこの作品は、何なのだろう? まったく分からないながらも、京極さんの独特の文体に引き込まれて……なんとか読了できた、という感じ。 ただ……同じく意味不明なようにしか思えなかった、諸星大二郎さんによる巻末解説を読み終えてようやく、なんと...

難解。 意味不明。 意図不明。 いったいこの作品は、何なのだろう? まったく分からないながらも、京極さんの独特の文体に引き込まれて……なんとか読了できた、という感じ。 ただ……同じく意味不明なようにしか思えなかった、諸星大二郎さんによる巻末解説を読み終えてようやく、なんとな~く作品世界を共感できた気もする。 ★2つ、5ポイント半。 2016.09.15.図。 諸星大二郎……たしか、ずっと以前に少年ジャンプでみかけた気のするペンネームだな。 何ていう作品だったっけ?

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