ノックス・マシン の商品レビュー
ミステリーとSFに関する知識があれば、より楽しめる作品 アガサ・クリスティ、エラリークイーンあたりを読んでからまた読んでみたいです
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ミステリ等をネタにした遊び心溢れたSF短編集。表題作と続編のオチ、『引き立て役倶楽部の陰謀』の古典ミステリネタをふんだんに配しつつ私のような不勉強な読者にも最大限ネタバレしないよう配慮した面白さ、『バベルの牢獄』の驚きの仕掛け、どれも楽しめた
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それぞれで触れられている作者や原作を良く知っていれば、きっともっと楽しめたんだろうな、とちょっと悔しいです。でも、「生首~」で感じた作者に対する自己評価(まあ普通)は、ちょっと見直さないとって気になりました。表題作(とその続編)、引き立て役の3つの話は、原作についての知識云々を問...
それぞれで触れられている作者や原作を良く知っていれば、きっともっと楽しめたんだろうな、とちょっと悔しいです。でも、「生首~」で感じた作者に対する自己評価(まあ普通)は、ちょっと見直さないとって気になりました。表題作(とその続編)、引き立て役の3つの話は、原作についての知識云々を問わず、純粋にSFミステリとして楽しめました。なるほどなって思わせられる、見事な解釈になっていると思います。ただ、3番目に収録の話がイケてなかった。これがなければ満点でも良かったけど、くらいの減点。これが一番短くて、サラッと読み流せるくらいだからまだ良かったけど…残念です。海外ミステリの古典が、もっともっと読みたくなりました。
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ミステリだと思って読んだら、クラシックミステリを素材に使ったSF短編集だったのはびっくりした。めちゃ面白かった~~!
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《探偵小説とSFの融合。エントロピーが溢れ出す!》 「本格」SF(「本格SF」じゃないよ) ここでいう探偵小説は、ミステリという「ジャンル」ではなく「小説そのもの」。 表題作『ノックス・マシン』や『引き立て役倶楽部の陰謀』なんて実際の小説や小説内キャラクターをSFやメタな要素...
《探偵小説とSFの融合。エントロピーが溢れ出す!》 「本格」SF(「本格SF」じゃないよ) ここでいう探偵小説は、ミステリという「ジャンル」ではなく「小説そのもの」。 表題作『ノックス・マシン』や『引き立て役倶楽部の陰謀』なんて実際の小説や小説内キャラクターをSFやメタな要素を使って見事に「こじつけ」られていて、知識と歴史と発想の泉が渾々とわきすぎ! 『バベルの牢獄』は終盤で、「幸せの書」を思い出した。 本でしかできないトリックと言われれば簡単だけど、、、なぜこれをやろうとしたのか。 ちゃんとSF要素の意味かあるし、、、。 読み終わったあと、マジかよ、、、って声が出てしまった。
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4編収録の短編集。 『あとがき』では『「本格」SF(本格ミステリを主題にしたSFの意)』と表現されているが、読んでみるとやっぱりミステリだなぁと思う。確かにSF要素もあるのだが……。 『ノックス・マシン』も良かったのだが、私としては『引き立て役倶楽部の陰謀』を推したい。
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