藤城清治の旅する影絵 日本 の商品レビュー
大変分厚いので、持ち帰りは荷物の少ない時に! 影絵作家藤城清治が表現する日本各地の影絵と、その地についてのエッセイ、影絵の作り方、そして90歳の入院中の病室からのデッサンと言葉が入っています。 各地の影絵には藤城清治の分身である小人がページを飛び回り、東尋坊の「幾何学的」な...
大変分厚いので、持ち帰りは荷物の少ない時に! 影絵作家藤城清治が表現する日本各地の影絵と、その地についてのエッセイ、影絵の作り方、そして90歳の入院中の病室からのデッサンと言葉が入っています。 各地の影絵には藤城清治の分身である小人がページを飛び回り、東尋坊の「幾何学的」な断崖には恐竜、清水寺には弁慶と牛若丸と雷神風神たち、宮崎には日本神話の神々、熊本ではくまモン、そして東日本大震災の被災地や原爆ドームでは小人と沸き立つような光が描かれます。 都会のビルにも小人たちが遊び、崩れた建物にも力強い光が湧き、その土地に昔いた人たちの存在がまだ有る。 風景ってこんなふうに見ていいんだなあ。 <人間はいつか病気もする 不幸に出会うこともある。 それをのりこえてこそ 生きるよろこびがとびだしてくるんだ ぼくはこれからこそ ほんとうにいい絵 生きるよろこびを描いていこうと思っている みんなもいっしょにこの展覧会で生きる喜びを味わってください。P76>
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第50回造本装丁コンクール、日本印刷産業連合会会長賞:印刷博物館ギャラリー 烏兎の庭 第五部 書評 1.7.17 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto05/diary/d1701.html#0107
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