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人生のことはすべて山に学んだ の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2021/03/05

北海道から九州まで沢野さんが登って良かった山50。 どの山も興味深く登りたくなってしまう。 最後が標高128mの七国山なのも良かった。 この山も50山に入っている。

Posted byブクログ

2016/08/21

今月はアルプス2座に登りました♪どちらも山頂からの展望は今一つだったけど、その分、途中の絶景ポイントで、のんびりまったり、天上の楽園を満喫して来ました。下界で山を想うのにとても良い本でした。

Posted byブクログ

2016/06/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『本の雑誌』、椎名本のイラストでおなじみの沢野ひとし著。50年以上の山の経験から50の山をめぐるエッセイとイラスト、4コマ漫画と地図、ちょこっとコラムのお手軽な一冊。  特にどこが役立つという類の話はなく、全編ほっこりエッセイ。ただし、やはり自分が経験した山の話を読むのが良い。なので、経験してない山はサクっと斜め読み飛ばし読み(またこんど登る前、登った後に読むことにしよう)。 大朝日岳、飯豊山、高尾山、鷹取山、川苔山、丹沢山、大岳山、雲取山、燕岳、涸沢岳、奥穂高岳、西穂高岳、赤岳、蓼科山、富士山  山登りを趣味にしていないが、そこそこ分かる山がある。  本書の高尾山は著者が幼少の頃の想い出。道に迷う体験だ。実は自分の初高尾も、仲間とはぐれ(というかトレランだったので、ペースの違いでバラバラになる)、城山の手前で相模湖方面へ下ってしまい焦ったもの。道があり過ぎて迷う感じ、良くわかる(笑)  朝日岳では天空の楽園とばかりに文章がゆったりする辺りも、あの山塊のなだらかな稜線が想い出されたりする等、なかなか味わいある文章がたゆたう。  燕岳は、重い荷物を背負っての登攀中の休憩の合図に使う「一本立てる」という言葉が紹介される。あぁ、あの急こう配を想定しているのだろうと、合戦尾根に想いが飛んでいく感じがよい。  氏の著作は、エッセイを2冊ほど若いころに読んでいる。椎名誠つながりで読んだもの。どんな本だかも忘れたが、列車で旅する英国紳士の作法として、荷物を増やさぬよう風呂道具は持たない、身体を洗う時は自分の下着を使う(ついでに洗濯もできる)という話をなぜかよく覚えている。そんな雑学ともなんとも言えないペーソス溢れる文章が印象的だ。  ほぼ30年ぶりに読んだこの本も、そのテイストはそのままに、その間の人生の悲喜こもごもを含有して、更に発酵して味わい深い。  各章の扉に添えられた一文が、格言というか詩というか、いいんだなぁ~。 ”「山が逃げる」という言葉がある。いつかあの山へと思っているうちに月日が過ぎ機会を失うものだ。” ”登った山を振り返る時、山頂に立った喜びとは別の安堵を感じる。 「あの頂に立った」。 そう思うと体中に熱いものが走る。” ”3000mの頂に立つと大袈裟だが宇宙の匂いさえする”  あぁ、またあの濃い青い空の下に立ってみたいな~。

Posted byブクログ

2016/03/25

随分長い間、山歩きをしていません。うちの愛犬がもう歳なので、休日くらいずっと一緒にいてあげたいなぁという思いから、お散歩以外で出掛けることが少なくなったからです。なので、時々こうして山の本を読んで、疑似体験しています。でも、読むとやっぱり行きたくなってしまうんですよねぇ。 著者は...

随分長い間、山歩きをしていません。うちの愛犬がもう歳なので、休日くらいずっと一緒にいてあげたいなぁという思いから、お散歩以外で出掛けることが少なくなったからです。なので、時々こうして山の本を読んで、疑似体験しています。でも、読むとやっぱり行きたくなってしまうんですよねぇ。 著者は10代のころから山登りをはじめて、約50年のキャリアがあるベテラン山男です。これまで数えきれないくらいの山を訪ね歩いたのでしょうが、その中から50の山を選んで想い出を綴っておられます。山に対する熱い思いを語るのではなく、ゆる~い感じがイイですネ。相も変らぬワニ目画伯の挿絵にも、すこぶる癒されましたぁ。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

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2015/11/10

実は大きな声では言えませんがナイショですが、恐れ多くも本の雑誌一派のなかでは誰あろう沢野ひとしをもっとも好んでいます。 山登り? しません。  カントリー・ミュージック? 好みません。 でも、沢野ひとしは極上の逸品なのです。 会って話すとそうでもありませんが、彼の文章にはエ...

実は大きな声では言えませんがナイショですが、恐れ多くも本の雑誌一派のなかでは誰あろう沢野ひとしをもっとも好んでいます。 山登り? しません。  カントリー・ミュージック? 好みません。 でも、沢野ひとしは極上の逸品なのです。 会って話すとそうでもありませんが、彼の文章にはエクスタシー効果もトランスもカタルシスも無限にあり、私などは仏典や聖書や座禅よりも精神の浄化には沢野ひとしと、中学生のころより決めて読んでいます。

Posted byブクログ