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人魚の眠る家 の商品レビュー

3.9

465件のお客様レビュー

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    104

  2. 4つ

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  3. 3つ

    117

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    4

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2024/05/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すごく考えさせられる〜〜〜 事故である日突然脳死判定されて、でも、親は受け入れられず、他の臓器は無事だから生かしたいという気持ちも凄くわかる。 最新技術でいかにも自発呼吸してるかのように見えたり、表情の筋肉を機械で動かし笑っているかのようにみえたり。。。 親はこのまま上手くいけば、目を覚ましてくれるんじゃないかと期待している一方で、 周囲の目は厳しく、機械仕掛けの女の子だと心無い言葉を発言する気持ちも分かる。 当事者にしか分からない気持ちや、第三者の気持ち、または、移植を心待ちにしている家族の気持ち等。。。 今まで脳死や移植についてあまり深くは考えたことは無かったけど、この本を読んで、すごく考えさせられた。。。 自分自身、瑞穂と年が変わらない子供を持つ親として、自分だったらどうするか、どうしたいか等、考えるきっかけにもなってよかった。。。 それにしても、なんだかなぁ。。。 と、モヤモヤのようなこの気持ちはなんだろう?

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2024/05/08

難しい問題…… そして悲しい…… 人に信じてもらえないような 不思議な力のようなものはわたしはあると信じています。 難しい課題のお話でしたがすらすらと読めました。

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2024/03/28

人は呼吸が出来なくなれば簡単に死んでしまうんたなと怖さも感じた。親の母親の強い愛情も感じることが出来る作品で引き込まれました。

Posted byブクログ

2024/01/22

脳死についての小説だが、それだけではなく「救い」を見出す話でもあるのかと考えた。 脳死状態になった娘の意識を何とか回復させようとする夫婦の努力と、その顛末とは。 彼らが「道」を見出す事に心を揺さぶられたし、過程がテンポ良く進んでおり目が離せなかった。

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2024/01/09

死とは何か。脳死は死を意味するのか。決して答えが一つではない問いを考えながら読まずにはいられない作品だ。そして、医学や科学では説明できない神秘的な力を人間は持っており、だからこそ答えが一つにならないのが、人間の死なのだろう、と感じた。

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2024/01/07

プロローグやエピローグの回収が上手いなあと感じた。自分の娘だったらどうするだろうか、と考えさせられた。

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2023/12/07

「脳死」がテーマ。とても重い。ある日突然思いもよらぬ不幸が我が子を襲ったら。親なら誰もが現実を受け入れられず立ち止まってしまうだろう。進むにつれどんどん母親の愛情が理解できなくなる。その愛情と言う名の狂気を読み続けるしかない。

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2023/11/30

泣けた。 わたしも親の立場だと同じ選択をするのかな。。 周りが敵だらけに見えてしまうのかもしれないなーと思った。

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2023/11/12

脳死や臓器提供に対して深く考えさせられるお話であった。彼らの判断が正しいものだったのか、はたまた、間違っていたのかは正直分からない、それは当事者になってみないと考えることはできないのだと思う。しかし、日本の脳死判定を行う基準に対しては見直すべきところがあるのではないかと思った。

Posted byブクログ

2023/10/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

泣いた。最後に捲し立てる話だなと思った。 「脳死」という難しい話題について、普段考えることがない分、とても考えさせられた。 臓器提供を、日本と海外の視点で見ているのも興味深かった。唯一脳死判定をするかどうかの判断を委ねられる日本では、臓器提供をする人々が圧倒的に少ない。 自分の子供が危篤の状態に陥り、脳死判定を迫られたら自分は「はい」と答えるだろうか。 心臓の止まるその最期まで生かしてあげたいとも思うが、それもただのエゴなのかもしれない。 臓器提供をすることで誰かの命を支えることになるかもしれないが、我が子の心臓の動きを止めるということにもなる。 途中から薫子がネクロマンサーのように感じ、不気味にすら感じていた。しかし 「この世には狂ってでも守らなきゃいけないものがある。そして子供のために狂えるのは母親だけなの。」というセリフが酷く沁みた。

Posted byブクログ