安達としまむら(5) の商品レビュー
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『安達としまむら』シリーズ第五弾。 個人的に大好きなシリーズなので、ワクワクしながら読んでいました。 今作は二人の高二の夏休み編。 前編なのですが、遂に安達に心境の変化が……⁉ と、期待させるところで終わりました。次巻読むの楽しみ。どうなるんでしょう。 印象的だったシーンは、中盤、安達がしまむらに「めんどくさいなぁ……」と冷たくあしらわれるシーン。 『しまむらが別の友達と仲良くしていた』という理由はあるものの、およそ二ページ半にも及ぶ嫉妬語りは流石にやらかしだった。 でも安達の気持ちもすごく分かる。自分が安達だったら、間違いなく嫉妬しますね。『自分とだけ仲良くしてほしい』っていう気持ちは、自分も味わったことがあるので、より共感できました。 ……まぁでも結果的に何事もなかったかのように収まっているので、『ちょっと友人との間で気まずいことになった』くらいで気にするのは辞めたほうがいいな、とは思いました。以上です。 前向きな気持ち一つだけで、随分と寛容になれるものだった。 ──P45より 最近の私の毎日は、しまむらを目指している。しまむらの肩に、そっと止まれるよう飛び続ける鳥のように。ぐるぐる、一日を回っては機会を探し求めている。そうしてようやく見つけたしまむらの肩に止まった後、そこへ戻ってこられるようにと飛んでいく。 しまむらを目指し、しまむらに終わり、しまむらから始まる。 生きる支えなんていうと大げさだけど、指針になっているのは間違いない。 それを、改めて感じ取った笑みなのだと、理解した。 ──P50より 美しい記憶も、共有できなければ困惑しか生まない。 ──P58より 昔に戻るって、そんなに素晴らしいことだと思えないのだ。 欠けない、朽ちない損なわれない本物のなにかがわたしたちの間にあるなら、戻らなくても見つけられるはずで。 ──P90、しまむらの考えより 電話を恐る恐る、耳から離す。 めんどくさいなぁ。 しまむらの声だけが、耳と、その奥に残る。 グラングランと、部屋が、上下に揺れる。 頭は凝固して、なにも考えられない。 舌と目をだらしなく前へと突き出しながら、硬直する。 身の震えさえ通り越して。 死んだように、停止していた。 ──P125、この時、安達の気持ちは…… 物事は積み重ねていくほど、一歩の価値と意味と重さが薄れていく。 おかしなものだった。成果が出るほどに、気づけなくなるなんて。 ──P188、安達が感じたことより
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過去4巻合わせても今回の安達のセリフ量にはかなわないだろうな。正直やりすぎだろって思いもしたけど、安達の想いが溢れて出て良かった。今まではさしまむらがその蛇口を上手い具合に調整してたんだけど、それを放棄した結果、止まらなくなっちゃったんだよね。そんな気がする。でもしまむらが薄情かっていったら、そんなことはないと思う。 しまむらの独白で隙間を作ると悪意が入り込むって話があったけど、その話自体は否定は出来ない。けど安達としまむらはその隙間の形がピースみたいにガッチリハマるんじゃないかな。まだお互い探りあって変形しようとしてる途中なだけ。めっちゃ好きな巻だなー
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樽見と花火に行った時点でなんとなく予想はついていたけど、やっぱり安達に見られちゃうんだねー でもあそこまで安達が取り乱すとは思わなかった、、てか電話のセリフが長すぎてもう何言ってんのかよくわかんなかった。でもたぶんよくわかんないのが正解なんじゃないかな笑 あの長文語りへのしまむ...
樽見と花火に行った時点でなんとなく予想はついていたけど、やっぱり安達に見られちゃうんだねー でもあそこまで安達が取り乱すとは思わなかった、、てか電話のセリフが長すぎてもう何言ってんのかよくわかんなかった。でもたぶんよくわかんないのが正解なんじゃないかな笑 あの長文語りへのしまむらの対応、はぁめんどくさいなぁは破壊力がすごい。自分も絶対めんどくさいと思うし、なんなら友達やめるまである。けど、しまむらとしてはきっとただ周りの出来事の1つなだけで、それが今の私にとって面倒ってだけなんだろうなぁ。若干しまむらが怖い笑 でもその後普通に接するところがしまむらのいいところ?なのかな??それとも無関心の極みなのかな?いやそうとは思いたくないけれど。 でも自分なら絶対距離おくわって思ったからしまむらすごいと思うよ。たるちゃんどうなっちゃうんだろ。てかしまむらモテるな笑笑 ぼくもしまむらの手をにぎにぎ、、したい
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安達爆発。電話で延々と感情を吐露するシーンは、改めて安達の異質さを感じた。しかし、それをめんどくさいと言った後も、変わらず接しているしまむらが一番やばいというかなんというか。今までしまむらは結構適当で、周りによくいる(自分にも当てはまる)ような人間かと思っていたけど、違った。何を...
安達爆発。電話で延々と感情を吐露するシーンは、改めて安達の異質さを感じた。しかし、それをめんどくさいと言った後も、変わらず接しているしまむらが一番やばいというかなんというか。今までしまむらは結構適当で、周りによくいる(自分にも当てはまる)ような人間かと思っていたけど、違った。何を考えているのかまるでわからない怖さみたいな…? おまけが癒しだよ…
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安達ちゃんの電話での叫びが長くて驚きましたが、とても心に突き刺さりました。言いたいことは山ほどあるのに、言葉にできない。それでも言わなくちゃならない。そんな想いが一文字一文字から伝わってきました。 みんなと遊びに行った時のあの感覚も理解できてしまって、安達ちゃんに感情移入をし過ぎ...
安達ちゃんの電話での叫びが長くて驚きましたが、とても心に突き刺さりました。言いたいことは山ほどあるのに、言葉にできない。それでも言わなくちゃならない。そんな想いが一文字一文字から伝わってきました。 みんなと遊びに行った時のあの感覚も理解できてしまって、安達ちゃんに感情移入をし過ぎてしまい、読むのが辛かったです。でも花束を渡すのはどうかとは思いましたが(笑)。
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5ページに渡る修羅場セリフに「はーめんどくさいなあ」だけで返す百合はこれだけ。喧嘩イベントにすらならなく、関係性の認識においての差異が浮かび上がる。しまむら怖い。
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シリーズ5作目にしてようやく巡ってきた夏! 夏祭りや花火大会とか、なんとなく楽しいイベントを連想したけど、思いの外シリアスでした。 安達にとって苦い夏になるかそれとも……? って所で夏休み後半へ続く。 安達が積もり積もった感情をぶちまけるあたり、しまむらに対する愛が重い!
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今回はいつものゆるふわ感(一部暴走)ではなく、暴走が表に出て、若干ビターな雰囲気だった。そしてこのまま「続く」展開になるとは。安達の方は答えを自分なりに見つけて前に進むみたいだけど、しまむらの方が淡々としてるだけにどうなるか。こんな展開だけに、章間の永藤&日野が微笑ましく読める。
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ウワーッ いやあ…今回心臓痛かった。 119ページを読んだ時は「うわっやっちまった…いつかはこうなるとは思っていたけど…」と冷や汗かきつつどこかスッキリしたような気もしていたけど、120ページ目をめくった時には思わず一度本を伏せて顔を覆いました。気を取り直してもう1ページめくった...
ウワーッ いやあ…今回心臓痛かった。 119ページを読んだ時は「うわっやっちまった…いつかはこうなるとは思っていたけど…」と冷や汗かきつつどこかスッキリしたような気もしていたけど、120ページ目をめくった時には思わず一度本を伏せて顔を覆いました。気を取り直してもう1ページめくった時は「あっこれもしかして夢オチかな?」とか考え始めましたがマジでしたね。あ、安達ぃぃぃ……。 終わった…と思って絶望的な気持ちになりましたがなんと終わってなかった。やったね安達!むしろなにも始まってなかった。ドンマイ安達! 安達が変わればすべて上手くいく。最初から分かっていたことだけど、安達が変わろうとするとは思ってなかった。変わろうとして、結局たどり着いた最後の安達の叫びは、大変ぐっときました。確かに。そうだ。そうだよな…。これだから安達は大好きです。
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