Happy Box の商品レビュー
真梨幸子さんの書かれたパートが意味不明で、とりあえず、気持ち悪い大人がいると、とても不幸だな、と思った。こんな題名なんだから、もう少し心温まる話を集めて欲しい。ほんと嫌になる。性被害関連の本はほんとに読みたくない。注意喚起してほしいいいい。
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読みやすく、でも、同じように幸せ、がテーマでもほんのり暗かったり、後味が少し悪かったり、があって面白い。
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アンソロジー作品『Happy Box』を読みました。 ペンネームに「幸」の付く5人の人気作家が、「幸せ」をテーマに紡いだ作品集です。 -----story------------- ペンネームに「幸」の付く五人の人気作家が、「幸せ」をテーマに紡いだ短編小説を集めたアンソロジー。...
アンソロジー作品『Happy Box』を読みました。 ペンネームに「幸」の付く5人の人気作家が、「幸せ」をテーマに紡いだ作品集です。 -----story------------- ペンネームに「幸」の付く五人の人気作家が、「幸せ」をテーマに紡いだ短編小説を集めたアンソロジー。 「サプライズのイベントってさ、仕掛けるほうが楽しむためのものだよね」――大友は親友・清水の披露宴に出席することになったが、実はかつて彼女であった新婦の明香里から、女性関係が派手な彼の調査を頼まれる。 最近、不審な言動が多いというのだ。 司会の女性、ウェディングケーキ、キャンドルサービス。 どこもかしこもが怪しげに思えてくる披露宴。 そして宴もたけなわとなった時、大友はあることに気づくのだが……。(伊坂幸太郎「Weather」) 他、おばあちゃん掏摸師を主人公にした「天使」(山本幸久)、芥川賞候補にもなった気鋭が綴るSFテイストの意欲作「ふりだしにすすむ」(中山智幸)、イヤミスの女王が搦め手から幸せに迫った「ハッピーエンドの掟」(真梨幸子)、幸せの対極的な存在を登場させた「死神の幸せ」(小路幸也)を収録。 ----------------------- 2015年(平成27年)に刊行されたアンソロジー作品… 以下の5篇が収録されています。 ■Weather(伊坂幸太郎) ■天使(山本幸久) ■ふりだしにすすむ(中山智幸) ■ハッピーエンドの掟(真梨幸子) ■幸せな死神(小路幸也) ■解説 友清哲 あなたは「幸せになりたい人」or「幸せにしたい人」? ペンネームに「幸」が付く5人の人気作家が幸せをテーマに綴った短編小説集。 好みの作品とそうではない作品にはっきり分かれる作品集でしたね。 おばあちゃん掏摸師と哀れな姉弟の出会いと別れを描いた山本幸久の『天使』がイチバン好きですねー 次点は、幸せと対極の存在である死神が幸せを感じた時を描いた小路幸也の『幸せな死神』ですね、、、 いずれも、切なく、ほろ苦いけど、その先に希望が感じられるエンディング… という展開が好みでした。 あとは、結婚披露宴を舞台にサプライズと感動が盛り込まれた伊坂幸太郎の『Weather』ですねー 「幸せ」がテーマなので、安心して気軽に読める一冊でした。
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名前に「幸」がつく作家による幸せがテーマのアンソロジー。伊坂幸太郎さんの「Weather」はサプライズに温かい気持ちになる。山本幸久さんの「天使」は掏摸師のおばあちゃんが素敵。その後の2人が気になる。中山智幸さんの「ふりだしにすすむ」はSFテイストで不思議な話だが気持ちが和んだ。...
名前に「幸」がつく作家による幸せがテーマのアンソロジー。伊坂幸太郎さんの「Weather」はサプライズに温かい気持ちになる。山本幸久さんの「天使」は掏摸師のおばあちゃんが素敵。その後の2人が気になる。中山智幸さんの「ふりだしにすすむ」はSFテイストで不思議な話だが気持ちが和んだ。こちらもその後の2人が気になる。真梨幸子さんの「ハッピーエンドの掟」…ゾクゾクした。ほっこり系だけじゃないのが良い。小路幸也さんの「幸せな死神」は「すべての神様に十月」の中でも好きな話で、再読してもやっぱり良い。
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幸せをテーマに、別々の作家が持ち寄った短編集。伊坂以外の作家は初見で変に思い込みなく読むことができた。
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名前に「幸」の一字を持つ作家先生5名による「幸せ」がテーマのアンソロジー小説集。 解説に曰く「幸せをテーマにするということは不幸せをテーマとすることと表裏一体」(p277)とあるが、果たしてそうなのだろうか。「幸せ」がテーマならば直球に「幸せ」がテーマの作品を期待したいです。 ...
名前に「幸」の一字を持つ作家先生5名による「幸せ」がテーマのアンソロジー小説集。 解説に曰く「幸せをテーマにするということは不幸せをテーマとすることと表裏一体」(p277)とあるが、果たしてそうなのだろうか。「幸せ」がテーマならば直球に「幸せ」がテーマの作品を期待したいです。 5編収録。 〈Whether〉 最もテーマに素直だと思える作品。コンパクトながらバッチリ伏線が張られており、しかもきちんとミスリード・伏線へのヒントも示されている、雨上がりの虹のような気持ち良い一作。天気トークに絡めて涙のことを小雨と表現する〆はとってもオシャレ。 〈天使〉 打って変わって少し変則的な「幸せ」を描いたと思う作品。とにかく結末が想定外というか唖然。最後の一行に「幸せだった。」(p119)と明記されているので’幸せでしたとさ’、とはなるのだろうが’その後幸せに暮らしましたとさ’ではないので、福子はじめタカシ・カホは果たしてどんな人生を送ったのかが気になる。 個人的には浪川程度の小悪党ならば殺す必要性までは感じられなかったので、福子の負った業に釣り合っていないのでは?と感じスッキリせず。 〈ふりだしにすすむ〉 ちょうど最近『ペンギンのバタフライ』(PHP文芸文庫)を読んでおり、そちらにも収録されていた本作を再読。改めて感じたが主人公・りりこがやっぱり嫌い。また、特に「幸せ」がテーマという訳でもないように思う。ハッピーエンドっぽくはあるが。 〈ハッピーエンドの掟〉 面白かった!この話どうなるの?と読んでいたら最後の章でひっくり返される。これは確かに幸せの表裏だろう。タイトルも皮肉が効いていて痺れる。冷蔵庫の中には何が入ってたんだろう⁉︎気になります! 〈幸せな死神〉 小路幸也先生の文章に初めて触れました。本当に何となくですが、きっとすごく優しい方なのだろうなぁ、と感じたはなし。 まず本作に登場する人物全員まんべんなくに救いがあります(冒頭で倒れたおじさんはご愁傷様ですが…けど苦しまずに旅立ったのでは)。 紛れもなく良い話と思いましたが小説として心に残ったかと言われると…。もっと死神との別れが名残惜しく感じるくらい交流の描写があったら尚良かったような。けどそれだと悲しすぎますかね。 1刷 2022.1.7 2022.1.8 修正
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短編が5作。読みやすいのに、中身が詰まってるものばかり。伊坂さんのweatherチョッピリ泣けました。
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読んでからずいぶん間が開いてしまったけど一応・・・ 名前に幸せの文字が入る作家5人による 幸せをテーマにした短編アンソロジー 読んで思ったのは やっぱり伊坂幸太郎好きだわーってことw 5つの話の中で一番おもしろくて 意外性があって、泣かされた ドキドキするスリリングな展開...
読んでからずいぶん間が開いてしまったけど一応・・・ 名前に幸せの文字が入る作家5人による 幸せをテーマにした短編アンソロジー 読んで思ったのは やっぱり伊坂幸太郎好きだわーってことw 5つの話の中で一番おもしろくて 意外性があって、泣かされた ドキドキするスリリングな展開・・・と思いきや 最後にはとても幸せな気持ちになれるお話 小路幸也のお話もよかったなー 死神が出てくるので、 伊坂作品の「死神の精度」と比較してしまったけれど 読んでいる内に世界に引き込まれました 切ないお話だったなー うん、良かったね と思える話ばかりじゃないのがまたおもしろい 幸せをテーマにしてても書き手によってはこんなに ドロドロな後味悪いエンディングもあるのかとw 好きな作家をやっぱり好きと確認出来たのがよかった♪
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伊坂先生の小説が載っているという情報だけで 読んでみたアンソロジー本だが、どの話も面白かった。 ペンネームに「幸」がつく人を集めて 幸せをテーマにしたストーリーを、という企画自体が面白い。 伊坂先生の「Weather」は短い話の中にいつもの伊坂節が詰め込まれ、 始めは全く関係ないと思われたことが綺麗に繋がり きちんと幸せでにこにこできる読後感だった。 幸せという概念が作家さんごとにばらばらであり 読後感が悪いものもあるのがまた面白いところ。 短く読みやすい点も含めてとても良い本だったと思う。
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3 ペンネームに幸が入っている5人の作家の、幸せをテーマにしたアンソロジー。結婚披露宴に新婦側の離婚した父親が働くレストランでやってサプライズする話、おばあちゃんスリ師の話、タイムトラベル的な話など。まあまあくらい。3話目「ふりだしにすすむ」中山智幸より。「10・20年後に今よりずっと年を重ねたとき、今の場面を思い出して、そこから見る今は若い。あのころの自分はもう若くないと思って控えめだったと振り返るのと、無茶やってたなと笑うのなら後者の方がずっといい。」
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