知的トレーニングの技術 完全独習版 の商品レビュー
おもしろかったが、いったり来たりしなければならないのはつらい。 中段にある、「論文を書く:知的生産には12の工程」があるがキモ 前後の論点は、この12段の階段を説明するための部品。 A 問題意識発生・テーマ設定 自分の中に世界大の知的マップをつくる テーマを答えや...
おもしろかったが、いったり来たりしなければならないのはつらい。 中段にある、「論文を書く:知的生産には12の工程」があるがキモ 前後の論点は、この12段の階段を説明するための部品。 A 問題意識発生・テーマ設定 自分の中に世界大の知的マップをつくる テーマを答えやすいかたちに分解したり、置き換えたりする 困難は分割せよ 机の前で固くなっていても、いい発想は浮かばない。神経の緊張が解かれ気分がリラックスでき孤独になる場所がよい ブレスト、一人ブレストする B テーマ分析 ⇒ 研究ノートを作る 自分の思考過程をむきだしにした言葉で書いておく C 第一次情報収集 ⇒ためし読み、本の文献メモや、索引カードを作る テーマに必要な資料を全部集める しらべる、分類学的方法:本でいうと目次。推理力は、本でいうと索引。自分で辞典を作るイメージ 知の分類をつかう。文献中心:アカデミズム、新聞雑誌映像中心:ジャーナリズム、世間話:日常生活 D 資料の分類・分析 ⇒ 読書ノート 要約、書き抜き、コメント 資料のコレクションができたらひとつひとつを丁寧に検討し、つかえないものは排除していく 自分自身の分類体系をつくる パッケージ(分類したもろもろ)にわかりやすい名前をつける 定性的分析と定量的分析をくるくる回す 帰納法と演繹法で分析を行う E エントロピー廃棄 やりつくしても、もうやることがなくなる状態。 最後の状態をメモにしておくものいい。次はいよいよ構想だ F 構想 ⇒ 研究ノートをみてもう1度テーマ分析をやる ⇒マップをつくる 細部まで説明可能な概念図ができる(文章ではない) この概念図をつかって、細部まで説明できるかをなんどもシミュレートする G 構成 ⇒ マップを目次に作り替える、順序とストーリーを作る あらすじをかいてみる 章から章へうまく橋渡しができるかどうかを検討する。だめだったら、一つ前にもどる 言語化できない思いがあっても、それは他人にはわかってもらえない。 自分の思考の産物と、自分とが対話をする H 草稿執筆 ⇒ 目次と執筆に必要な本、ノート、カード類を用意 いよいよ文章化する 文法や、文体などにかまわず、どんどんかいていく。 長い引用などは、コピーをはりつけたり ようは、一気に書き終えること I 草稿検討 ⇒ 草稿を書き終えたら、ゆっくり精読する 草稿を書き終えたら、ゆっくりと何度でも読み返す あらゆる角度から論難を加えてみる。 J 第二次情報収集 ⇒ 草稿段階でみつかった不備をを補う K 草稿修正 ⇒ 草稿に手直しを入れる 最初の読者は作者である L 清書 ⇒ 完成稿にまえがきを加える、全体の見通しがたってから書く 読書 ①ためし読み、積読法 ②速読術 ③精読術 ④再読術 ⑤遅読術 アウトプット ①本 ②メモ ③ノート レーニンのノート ④カード 目次 イントロダクション 知的スタート術 準備編 知的生産・知的創造に必要な基礎テクニック8章 志をたてる 立志術 人生を設計する 青春病克服術 ヤル気を奪う ヤル気術 愉快にやる 気分管理術 問いかける 発問・発想トレーニング法 自分を知る 基礎知力 測定法 友を選ぶ・師を選ぶ 知的交流術 知的空間をもつ 知の空間術 実践編 読み・考え・書くための技術11章 論文を書く 知的生産過程のモデル あつめる 蒐集術 さがす・しらべる 探索術 分類する・名づける 知的パッケージ術 分ける・関係づける 分析術 読む 読書術 書く 執筆術 考える 思考の空間術 推理する 知的生産のための思考術 疑う 科学批判の思考術 直観する 思想術 さまざまな巨匠たちの思考術・思想術 コラム1 図書館は、知力を拡張する空間だ コラム2 電子時代の読書 コラム3 弁証法的な思考とはなにか? コラム4 知的好奇心とノーベル賞のメダル コラム5 人間は文学的動物? 文庫版あとがき
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読書会で紹介されて興味を持った本。その方は卒論を書くために読んでいたけれど、そうでなくても面白かった。 わたしが特に好きな章は「思考の空間術」
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【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB19498327
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私が実践してる知的生産・知的創造のための手法・考え方が書かれている。 あれこれと書かれているが、私はこのようにするのが良いと考えている以上のものは無いので腑に落ちたら真似たら良いし、そうでなければ別の手法考え方を模索するのがいい話。 帯に「核心を説く決定版」なんてたいそうに銘打...
私が実践してる知的生産・知的創造のための手法・考え方が書かれている。 あれこれと書かれているが、私はこのようにするのが良いと考えている以上のものは無いので腑に落ちたら真似たら良いし、そうでなければ別の手法考え方を模索するのがいい話。 帯に「核心を説く決定版」なんてたいそうに銘打ってるけれど、誇大広告だなとw
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インプットからアウトプットに至るまで微細に、歴代の知の巨人たちの英知をちりばめながら事例を紹介してくれるとてもありがたい本。 独学で、学び続けたい人はすでに読んでいるはずである本になっているはず! 読書案内にもなっているので、より深みを求める人は、本書に引用されている原本を手に取...
インプットからアウトプットに至るまで微細に、歴代の知の巨人たちの英知をちりばめながら事例を紹介してくれるとてもありがたい本。 独学で、学び続けたい人はすでに読んでいるはずである本になっているはず! 読書案内にもなっているので、より深みを求める人は、本書に引用されている原本を手に取ってほしい。 これほど、体系だって知的好奇心を刺激するノウハウを語ってくれる著者の力量がすごいと感心せずにはいられない。 常に向上心と、社会への貢献を目的に学び続けることが大事だということを、今一度再認識することができた。
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まだ読んでいるところであるが、じつは大学時代にすでに読んでいる。それが改訂され現代にあわせたと聞いたので、購入して読み返してる。自分の勉強法の原点ともいうべき本。
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今や40年ほど前の書物、ニューアカ全盛期とは言え、現在から見れば「学は力なり」という勢いの伝わる書物。宝島に面白いライターが揃っていた時代。
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流行りの自己啓発本は、人間が作り上げた高度化社会(先進国)でいかに効率よく(かつ可能な限り楽しんで)喰っていくかが大命題である。しかし本書はその域を超えて、効率と大量消費を核とする現代社会のその先をどうするか、ひいては、地球システム全体のために、何をどう考えなくてはならないのか、...
流行りの自己啓発本は、人間が作り上げた高度化社会(先進国)でいかに効率よく(かつ可能な限り楽しんで)喰っていくかが大命題である。しかし本書はその域を超えて、効率と大量消費を核とする現代社会のその先をどうするか、ひいては、地球システム全体のために、何をどう考えなくてはならないのか、これが知的生産が直面する大命題と捉えている。
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【由来】 ・読書猿 【期待したもの】 ・無条件で買います。 【ノート】 ・「知的」ハウツー本が数多く出回っている昨今、源流であり、真打と言える数少ない1冊だと思う。オリジナルは別冊宝島で1980年に出版されていた本書が、昨今のブームのおかげか、文庫本としてこの度復活。学生時代...
【由来】 ・読書猿 【期待したもの】 ・無条件で買います。 【ノート】 ・「知的」ハウツー本が数多く出回っている昨今、源流であり、真打と言える数少ない1冊だと思う。オリジナルは別冊宝島で1980年に出版されていた本書が、昨今のブームのおかげか、文庫本としてこの度復活。学生時代に引越しのドサクサで紛失していたので、復活を知って即買いでした。 ・「本を読む」ということに限って言えば、佐藤優の「読書の技法」が具体的で役立つのだが、本書では、そんな技術が、読書に限らず、情報の収集から整理、私淑の心構えに至るまで、実践可能な具体的な手法として提示されている。さらには、それらの技術がゲーテや森鴎外、ポール・ヴァレリーなどによっても使われていた例を、彼らの日記などから拾い上げて紹介してくれる。刺激も受けるし、具体的なノウハウも見つけられるし、発想を柔軟にしてくれるヒントも散りばめられている。自分の中では、この分野のベストスリーの1冊です。 知的トレーニングの技術 花村太郎 思考の整理学 外山滋比古 知的複眼思考法 苅谷剛彦 【目次】 イントロダクション 知的スタート術 --準備編 知的生産・知的創造に必要な基礎テクニック8章 志をたてる 立志術 人生を設計する 青春病克服術 ヤル気を養う ヤル気術 愉快にやる 気分管理術 問いかける 発問・発想トレーニング法 自分を知る [基礎知力]測定法 友を選ぶ・師を選ぶ 知的交流術 知的空間をもつ 知の空間術 --実践編 読み・考え・書くための技術11章 論文を書く 知的生産過程のモデル あつめる 蒐集術 さがす・しらべる 探索術 分類する・名づける 知的パッケージ術 分ける・関係づける 分析術 読む 読書術 書く 執筆術 考える 思考の空間術 推理する 知的生産のための思考術 疑う 科学批判の思考術 直感する 思想術 さまざまな巨匠たちの思考術・思想術 発想法カタログ
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いいことがたくさん書いてあるが、過去の知識人の話が断片的に出てくるため、ついていけなくなった。 著者の知識量、思考力はすごいと思うが、『トレーニング』と銘打って書籍化するには無理があると思う。別のやり方があろう。 自分にはまだ読み切れなかった。 もう少し読書や思考で苦労したら(成...
いいことがたくさん書いてあるが、過去の知識人の話が断片的に出てくるため、ついていけなくなった。 著者の知識量、思考力はすごいと思うが、『トレーニング』と銘打って書籍化するには無理があると思う。別のやり方があろう。 自分にはまだ読み切れなかった。 もう少し読書や思考で苦労したら(成長できたら)、再読にトライしたい。
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