クラウドクラスターを愛する方法 の商品レビュー
このところハマって読んでいる窪美澄さんの作品。 表題作は、母との関係がうまく行かず、男性との関係もちゃんと自分の言いたいことが言えず、うまく築けず、でも久しぶりに会った母と母が再婚した若い男性とのひと時を経て、少し前を向ける。 これきっかけに本人も買われるといいなあと思ったラスト...
このところハマって読んでいる窪美澄さんの作品。 表題作は、母との関係がうまく行かず、男性との関係もちゃんと自分の言いたいことが言えず、うまく築けず、でも久しぶりに会った母と母が再婚した若い男性とのひと時を経て、少し前を向ける。 これきっかけに本人も買われるといいなあと思ったラストだった。 この作品はなんだかちょっと世界に入り込みづらかった。
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2022.11.12読了。 2022年、93冊目。 最近直木賞を受賞した窪美澄さんの中編集。 「ふがいない僕は空を見た」「晴天の迷いクジラ」に次ぐ3作目。 一作目は母親、二作目は父親との関係がテーマになってます。 表題作のクラウドクラスター(=積乱雲)は母親のことのよう...
2022.11.12読了。 2022年、93冊目。 最近直木賞を受賞した窪美澄さんの中編集。 「ふがいない僕は空を見た」「晴天の迷いクジラ」に次ぐ3作目。 一作目は母親、二作目は父親との関係がテーマになってます。 表題作のクラウドクラスター(=積乱雲)は母親のことのようです。 満足度4/5。
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東武東上線の下り線に乗って移動するシーンは昔使っていた路線だったので懐かしさがあった。生活感の描写がリアルなので、自分も他人の家にお邪魔したような居心地の悪さを感じてしまう。
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窪美澄さんだから買ったけどやっぱり短編は苦手だ あと私の読書時の気持ちの問題次第で 内容の捉え方大きく変わる作品だと
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窪美澄作品は、どれもタイトルが逸脱である。 それに惹かれて読んでみるのだが、期待以上のストーリーには出会えない。 https://amzn.to/3iSelMc この作品は、なんと7年前に読んでいた。 そのときも記録によると低評価だったが、今回も全くストーリーを思い出せないま...
窪美澄作品は、どれもタイトルが逸脱である。 それに惹かれて読んでみるのだが、期待以上のストーリーには出会えない。 https://amzn.to/3iSelMc この作品は、なんと7年前に読んでいた。 そのときも記録によると低評価だったが、今回も全くストーリーを思い出せないまま最後まで読み、 やはりなんだかいまいちだったなという感想を抱いてしまった。 新たに分かったことと言えば、主人公はHSP気質があるのではないのかということ。
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購入済み 2022.01.07.読了 なんとなくとかなんでもないとか 曖昧で温い物語だが、どうしようもなく引き込まれてしまう不思議な感覚 窪美澄ワールド。 日々すれ違う人々にスポットを当ててみれば、こんな家族のストーリーが転がってた というような短編2作。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
窪美澄さん4作目。 相変わらず読みやすくて、綺麗な表現が多い。"クラウドクラスター"だけでも美しいもんね。 んーー、でもさとこに対してあまり感情移入出来なかった。むしろやだわこんな女!くらい思った。 家賃も払ってない居候で、家事する事に不満って…。これは生い立ちがどうこうの問題では無いだろうと思った。 結婚する気がないなら先に向井くんに伝えるべきでしょ!3年も付き合って同棲してんのに。向井くんが気の毒。 お金がないから家賃を払ってくれる人なら誰でもいいのか…と感じる。 私が複雑な生い立ちでは無いから、あまり感情移入出来なかったのか、さとこの人間性の問題なのか…。29歳にもなって新年早々八つ当たりで母親泣かすような人間やだもん。無理!嫌いそういう人!ネチっこい。 "捨てられた!許せない!"と思っているなら会わなきゃいい。自分で決めて会いに行ってるのに、お母さんに捨てられた!大声でギャーーー!! 理解出来ない。 ---キャッチアンドリリース--- もっと続きが読みたいなと思った。きっと莉子は本当に可愛い女の子なんだろうな。 光のお父さんは赤ちゃんにわざとしたよね?怖すぎだし、ニジマスと赤ちゃん一緒にしないで。笑
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帰る場所、ってなんだろう。 傷ついた子ども時代。いま、そばにいてくれる人。あのときの母に、かける言葉。 どこまでも受身な主人公にちょっと反発心を抱きつつ。 叔母さんたちがいい感じ。 キャッチアンドリリースの方がすんなりと読めた。
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「クラウドクラスター」とは積乱雲、入道雲のかたまりを意味するそうですが、それを主人公の母に例えています。 母親と娘、同性であり親子であるが故の複雑な思いが綴られていますが、気持ちの良い読後感でした。 「キャッチアンドリリース」は釣った(キャッチ)魚を傷付けることなく再放流...
「クラウドクラスター」とは積乱雲、入道雲のかたまりを意味するそうですが、それを主人公の母に例えています。 母親と娘、同性であり親子であるが故の複雑な思いが綴られていますが、気持ちの良い読後感でした。 「キャッチアンドリリース」は釣った(キャッチ)魚を傷付けることなく再放流(リリース)する意味合いです。 こちらも家族の物語ですが、親に対して持って行き場のない感情を抱えた子供の心情がリアルに描かれていて惹きつけられます。 いつもより暗さも陰鬱な感じも少ないけれど、窪 美澄さんの描く世界感は癖になります。
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子供の頃、自分たちを捨てて母が家を出て行ったことにどこかホッとした自分に後ろめたさを覚えると同時に、母に捨てられたという思いから今も母を愛することができない自分を持て余す紗登子。 同棲をしていた男からの結婚の意思表示に戸惑い、逃げ腰になる彼女のどうしようもない狡さが嫌だ。 結婚...
子供の頃、自分たちを捨てて母が家を出て行ったことにどこかホッとした自分に後ろめたさを覚えると同時に、母に捨てられたという思いから今も母を愛することができない自分を持て余す紗登子。 同棲をしていた男からの結婚の意思表示に戸惑い、逃げ腰になる彼女のどうしようもない狡さが嫌だ。 結婚しているわけじゃないから、家事はお互いにしよう、と言いながら、男に住む場所を依存する女のご都合主義。身勝手さ。本人が自覚しているとはいえ、どうしたって共感できない。 主人公に共感できないってことは、私が家族に恵まれていたってことなのか、あるいは酷く鈍感だってことなのかな。。 こんな作品が多すぎて、それに共感する人が多いなら、今の世の中先行きは暗いな‥‥
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