居心地の悪い部屋 の商品レビュー
確かに奇妙な話ばかりではあったんだけども…ただわけがわからないだけで、心にひっかかるものがなかった。 人によると思いますが。気に入った人はすごく好きな世界かもしれない。
Posted by
アンソロジー12作。 居心地が悪すぎて早く逃げ出したいけど、完全に心を捉われて自分からは逃げ出せない。歪な心の掴まれ方。 そこは秀逸な訳にあるのだろうが、よくこれだけの作品を集めてきたものだ。
Posted by
アンナ・カヴァンの「あざ」が一番好きだった。色々想像して、ぞっとする感じ。「チャメトラ」のグロテスクという美、「潜水夫」のビクビク落ち着かない恐怖、「オリエンテーション」の現実世界に染み出してきそうな非現実感も好きだった。
Posted by
不思議な読後感の短編集。 何のためにこんな作品が書かれて出版されたのかさっぱりわからないけど、なんかクセになる気持ち悪さがたまらない感じ。 ちょっと違うような気もするけど安部公房の作品の気持ち悪さってこんな感じだったような。 最近の作家でこんな味の人っているかなぁ。
Posted by
シュールでホラーで非日常な切り口の短編を集めたアンソロジー。初邦訳モノばっかかな?こういうアンソロジーは訳者の選定眼がモノをいう。「オリエンテーション」が一番完成度高くて万人受けしそう。
Posted by
タイトルの通り、読んでいると不安や不愉快さを掻き立てられる、仄暗い話を集めたアンソロジー。読後感は良くないのに、読み返さずにはいられない。
Posted by
★『ヘベはジャリを殺す』(ブライアン・エヴンソン)ジャリのまぶたを縫い合わせてしまうと…… ★『チャメトラ』(ルイス・アルベルト・ウレア)傷口からあふれ出る夢。 ★『あざ』(アンナ・カヴァン)別格。 ★『どう眠った?』(ポール・グレノン)部屋のように眠るふたりの会話。 ★『父、ま...
★『ヘベはジャリを殺す』(ブライアン・エヴンソン)ジャリのまぶたを縫い合わせてしまうと…… ★『チャメトラ』(ルイス・アルベルト・ウレア)傷口からあふれ出る夢。 ★『あざ』(アンナ・カヴァン)別格。 ★『どう眠った?』(ポール・グレノン)部屋のように眠るふたりの会話。 ★『父、まばたきもせず』(ブライアン・エヴンソン)エヴンソンの異様さは、やはり別格。 ★『分身』(リッキー・デュコーネイ)もうひとりになる。 ★『オリエンテーション』(ダニエル・オロズコ)文庫版で追加(ジュディ・バドニッツの代わりに)。 ★『潜水夫』(ルイス・ロビンソン)鼻の頭に汗を掻く。じんわり嫌な迫力。 ★『やあ!やってるかい!』(ジョイス・キャロル・オーツ)アア、殺ッテルサ。 ★『ささやき』(レイ・ヴクサヴィッチ)不気味さが最終一行で唐突に背後から肩をつかまれたよう。 ★『ケーキ』(ステイシー・レヴィーン)この文体に山下澄人の源流を見た。 ★『喜びと哀愁の野球トリビア・クイズ』(ケン・カルファス)本編よりも解説、小人を代打にすることでストライクゾーンを狭めたという挿話にくらくら。
Posted by