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にぎやかな眠り の商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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2024/01/16

アメリカの作家シャーロット・マクラウドの長篇ミステリ作品『にぎやかな眠り【新版】(原題:Rest You Merry)』を読みました。 アンソロジー作品『13のダイヤモンド』に収録されていた『甘い罠』を読んでシャーロット・マクラウドの作品を読んでみたくなったんですよね。 ---...

アメリカの作家シャーロット・マクラウドの長篇ミステリ作品『にぎやかな眠り【新版】(原題:Rest You Merry)』を読みました。 アンソロジー作品『13のダイヤモンド』に収録されていた『甘い罠』を読んでシャーロット・マクラウドの作品を読んでみたくなったんですよね。 -----story------------- アガサ賞生涯功労賞作家の出世作となった、万人に愛された傑作シリーズ第1弾。 特徴といえば農業大学があることくらいの田舎町バラクラヴァ。 この町が活気づく季節――クリスマスが今年もやってきた。ふだんは静かな町全体がクリスマス仕様に彩られ、見物客の大群が押し寄せる季節が。 毎年くりかえされる大騒ぎにうんざりしていた大学教授のシャンディは、とてつもなく派手なイルミネーションで自宅を飾りつけて妨害を試みるが、それが事件を招いてしまう。 休暇の船旅を早めに切りあげた教授がわが家で目にしたのは、親友の妻の死体だった……! 解説=浅羽莢子 ----------------------- 1978年(昭和53年)に刊行されたピーター・シャンディ教授シリーズの第1作にあたる作品です。 農業大学があることくらいが特徴の田舎町バラクラヴァに、今年もクリスマスがやってきた……町をあげての盛大な浮かれ騒ぎを見に、人々が大勢押し寄せる季節が、、、 毎年の喧噪に業を煮やした大学教授のシャンディは、自らも派手なイルミネーションを設置して妨害を試みるが、それが事件を招いてしまう……留守中の自宅で、友人の妻が変死していたのだ! アガサ賞生涯功労賞作家が贈る、万人に愛された傑作ミステリ〈シャンディ教授〉シリーズ第1作! 農業大学のある田舎町バラクラヴァで起こるクリスマスの殺人事件を、変わり者の教授ピーター・シャンディが解決するユーモアミステリです……自宅で友人ティモシー・エイムズの妻ジェマイマの死体を発見した事件について警察の捜査が不十分だと感じたシャンディ教授は、自ら事件の真相を探ろうとるすが、町の人々や大学の同僚たちの奇妙な言動に振り回されることに、、、 そして第2の殺人事件、さらには発電所の放火事件が発生する……ミステリとしても愉しめますが、個性豊かな多くの登場人物たちが生き生きと描かれ、軽妙でユーモラス、時には下品な会話が愉しめるコメディ要素が強い印象ですね。 殺人事件が扱われていますが、ちっとも深刻ぶらず軽いテンポで物語が進むし、やりきれなさや後味の悪さが残ることなく結末を迎えるところが魅力でしたね……次もピーター・シャンディ教授シリーズを読んでみようと思います。

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2022/07/27

くつろいだ、心地よいミステリーをコージーミステリーと言うらしい。正にそれ、な本。 架空の町バラクラヴァに住む農大教授シャンディが活躍するシリーズ第1弾。 謎解きが面白いのではなく、人間模様が楽しく賑やか。なんとなく読み終え、何か面白かったなぁ〜という感じ。

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2018/05/17

新版の表紙イラストが激好み! ジャケ買いはハズレてしまうことが多いのだけど、これは大丈夫だったー。 昔はこの手のコージーミステリよく読んだけど、今は翻訳ミステリとか読み切れないかもと不安になりつつ・・・シャンディ教授がとても魅力的で文章も読みやすく(登場人物はこの人誰だっけ?しょ...

新版の表紙イラストが激好み! ジャケ買いはハズレてしまうことが多いのだけど、これは大丈夫だったー。 昔はこの手のコージーミステリよく読んだけど、今は翻訳ミステリとか読み切れないかもと不安になりつつ・・・シャンディ教授がとても魅力的で文章も読みやすく(登場人物はこの人誰だっけ?しょっちゅう人物一覧見てたけど)最後まで楽しく読めました。

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2017/11/28

◆ お風呂でミステリ ◆ 第二十五回 ・・・ 第二十五回 「にぎやかな眠り」 ・・・ 最近復刊されましたので、いまはまだ手にはいる、と思います。 これは短編でなくて長編ですが、読んで気持ちのいい“コージーミステリー”の代表作なんで、お風呂用というか、くつろぐのには最高! アメ...

◆ お風呂でミステリ ◆ 第二十五回 ・・・ 第二十五回 「にぎやかな眠り」 ・・・ 最近復刊されましたので、いまはまだ手にはいる、と思います。 これは短編でなくて長編ですが、読んで気持ちのいい“コージーミステリー”の代表作なんで、お風呂用というか、くつろぐのには最高! アメリカは東海岸北部のどこか、にあるヴァラクラヴァ農業大学(目的は優秀な農夫を育成すること)の土壌学の専門家兼世界中の牛を幸福にした巨大なカブ、ヴァラクラヴァバスターの創造者、シャンディ教授を探偵役にするシリーズの一作目で、クリスマスイベントに参加しろ、とうるさくいわれて腹をたてたシャンディが屋根の上に八頭のトナカイの飾りを乗せるところからはじまり、こんなにもクリスマスっぽい話もないくらい、雪と緑とクリスマスに彩られたお話です。 準主役で司書がでてくるので、そういう意味でも 読んどいてね、のシリーズです。 司書って何をする人かよくわかるから。 2017年11月28日

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2016/11/29

シャンディ教授シリーズ、だそうです。結構な名作シリーズだそうですが・・・あんまりピンときませんでした。別にこれといって見どころみたいなものも感じられずちょっと退屈な印象。 でもこれ刊行が40年ちかく前なんですね。その当時にしてはかなり画期的な知識や慧眼が盛り込まれてるのかもしれま...

シャンディ教授シリーズ、だそうです。結構な名作シリーズだそうですが・・・あんまりピンときませんでした。別にこれといって見どころみたいなものも感じられずちょっと退屈な印象。 でもこれ刊行が40年ちかく前なんですね。その当時にしてはかなり画期的な知識や慧眼が盛り込まれてるのかもしれません。その時代に実際にリアルタイムで読んだらまた感想も違ったのかもしれません。。

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2016/10/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あらすじ アメリカの田舎町バラクラヴァ。農業大学では、毎年クリスマスに町中を飾り、観光資源にしている。うんざりしていたシャンディ教授は、腹いせにど派手に自宅を飾り、旅に出かけるが、その間に、自宅で親友の妻が殺されていた…。 親友の妻、監査係、発電所の火事…事件は立て続けに起きるが、一向に解決に進まない。書き入れどきのクリスマスを逃したくないし、大学町だからみんな遠慮がある様子。アメリカのクリスマスの雰囲気や、大きめの家の様子が楽しめた。軽く読める。

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2016/04/20

シャンディ教授シリーズ第一弾。 なぜだろう。 背が高くもなく低くもなく、 太ってもいないがやせてもいない。 ハンサムでもないが醜くもない。 白いものが増えつつあるし、 頭頂部ははげかかっている人畜無害なおひとよしなはずの、 大学教授シャンディ。 そのシャンディ教授に入れ込んでし...

シャンディ教授シリーズ第一弾。 なぜだろう。 背が高くもなく低くもなく、 太ってもいないがやせてもいない。 ハンサムでもないが醜くもない。 白いものが増えつつあるし、 頭頂部ははげかかっている人畜無害なおひとよしなはずの、 大学教授シャンディ。 そのシャンディ教授に入れ込んでしまうのは。 それまで無視していたクリスマスイルミネーションをいきなりド派手にかますという、らしからぬお茶目さを発揮したからか、 急にモテモテになったことに戸惑っているせいか、 大学町にやってきたヘレンにほぼ一目ぼれしたうえ、会って二日でプロポーズしたせいか。 いや、かなり冒頭の部分で、みんなシャンディ教授を好きなっているはず。 そこが最大の謎かな。

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2016/01/24

うっかりシリーズ2冊目を先に手にいれてしまって、気がついて、1冊目を手にするまで我慢しました。その甲斐がありました。1冊目から読むべきです。 というのも、まさにこれは「コージーミステリ」だから。 1冊目で「ライフイベント」があり、生活が変わったあの人この人は、その後どうなった...

うっかりシリーズ2冊目を先に手にいれてしまって、気がついて、1冊目を手にするまで我慢しました。その甲斐がありました。1冊目から読むべきです。 というのも、まさにこれは「コージーミステリ」だから。 1冊目で「ライフイベント」があり、生活が変わったあの人この人は、その後どうなったのかしら? もちろん2冊目で語られます。2冊目で新しく登場した人物は? 3冊目で語られるはずです。 つまり、2冊目を読んでから、1冊目を読んでしまうと、 「あれー? この人、2冊目には出てこなかったよ。つまりこの人は・・・?」 加害者や被害者ということですね。話まるわかり。 くりかえしますが、1冊目『にぎやかな眠り』から読みましょう。  主人公はピーター・シャンディ、バラクラヴァ農業大学、応用土壌学教授。つい視界にあるものを数えてしまう癖あり。 舞台は大学がひとつの土地を形成しているようなところです。大学があって、研究棟があって、農場、牧場、発電所などの施設があり、周辺の街には学長をはじめに教職員、事務員、学生、大学関係者が住んでいる・・・事件は、日常から殺人まで、ここで起こります。 舞台が舞台なだけに、登場人物はすべて頭のいい人です。 「わたしもきみの考えに賛成だな、ピート。犯人は、小利口だがそれほど頭の切れる人間じゃない。ということは、教職員全員が該当するということだ。・・・・・・」     (『にぎやかな眠り』61) ね? 皮肉がきいて、ユーモアがあって、人物のありようが目に迫るように描けるって、なかなかできることではありません。なにより頭がいいのは、作者自身でしょう。 作中に、大学、教育、環境、農業、畜産、食、文学、北欧神話・・・・・・あらゆるテーマを盛り込んで、それでいて、みじんの重さもなく、ユーモアで包んでふわっと浮かべる。いやーーー、面白い!! そして、もちろんロマンスもあります。ロマンスはミステリーの潤滑油ですからね。 2月に早くも3冊目がでるようで、待ち遠しいです。

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2015/12/25

主婦が主人公のコージーにありがちな、無茶、無謀、お馬鹿な首の突っ込み方をするというストレスがない点が良かった。 教授の事件の巻き込まれ方も無理がないし、時折くすりと笑えるユーモアもあり面白かった。

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2015/11/23

なんとなく買った一冊だったが 面白かった。 シリーズものなら続けて読みたい。 農業大学の町での事件

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