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深夜百太郎 出口 の商品レビュー

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13件のお客様レビュー

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2016/02/27

超短編の怪奇小説100話の後半50話。海外の小説のお化け、例えばキングの小説のものなんかだと、人とは異なるモノ、という印象がぬぐえないが、本書のお化けたちは、私たちの身近にいるもの、人が姿を変えたもの、ひょっとして身近でも起こりうるようなことといった既視感を感じた。淡々とした作品...

超短編の怪奇小説100話の後半50話。海外の小説のお化け、例えばキングの小説のものなんかだと、人とは異なるモノ、という印象がぬぐえないが、本書のお化けたちは、私たちの身近にいるもの、人が姿を変えたもの、ひょっとして身近でも起こりうるようなことといった既視感を感じた。淡々とした作品、ぞっとする作品から、ホッとして終わるものから救いのないものまで。多様で飽きずに読めた。ただ一つ、私の読解力がおそらく足りないのだろう、九十九太郎だけ落ちが読み解けなかった。誰かほかのレビュアーの方、ネタバレでもよいので教えてください。気になって気になって(w)

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2016/02/01

入口より好みかも。「保留中の電話」で思わず涙腺緩んでしまいました。また母は強い系の話が多い印象が強かったです。最後の話で壊されますが。入口に比べほっこりや笑える話が多い気がします。「寝ずの番」のスピード感にははらはら。ひとりで書かれているとは思えない多彩さ、すごい一冊です。怪談系...

入口より好みかも。「保留中の電話」で思わず涙腺緩んでしまいました。また母は強い系の話が多い印象が強かったです。最後の話で壊されますが。入口に比べほっこりや笑える話が多い気がします。「寝ずの番」のスピード感にははらはら。ひとりで書かれているとは思えない多彩さ、すごい一冊です。怪談系にありがちな、後味の悪さがないというのもまた好み。

Posted byブクログ

2015/12/01

えーと,これは出口の50~51ベランダの彼氏:52ダムでカヤック:53クローゼットの中:54夏のこたつ:55知らない人の日記:56篝火:57残業の梶師:58つけっぱなしのテレビ:59駐車場の私の車60:僕の中の鏡:61カラスの神:62空き部屋禁止:63車内放置ワゴン:64トンネル...

えーと,これは出口の50~51ベランダの彼氏:52ダムでカヤック:53クローゼットの中:54夏のこたつ:55知らない人の日記:56篝火:57残業の梶師:58つけっぱなしのテレビ:59駐車場の私の車60:僕の中の鏡:61カラスの神:62空き部屋禁止:63車内放置ワゴン:64トンネル師匠:65うろうろ息子:66次の電車:67隣で寝ている人:68ムカデの巣:69押すな押すな:70保留中の黒電話:71夕立ちの先端:72掘り出し石:73出戻りの家:74空き家の草取り:75我が家の花子:76枕元にハサミ:77恋するクーラー:78執着コトメ:79宅配深夜便:80橋の下:81初めての病院:82電車停車中:83母乳泥棒:84棚の裏:85古い携帯:86ガレージの中:87落雷地点:88女の城:89口の中:90友達案山子:91迷子の守護者:92放ったらかしサイクリングロード:93花火の帰り道:94山のアカンボ石:95あぶり出しメール:96家覗き:97めそめそ:98寝ずの番:99呪い:100ワタシシ死~うっ,51から100まで数字を打っていて全角にするのを忘れて半角にしちゃたけど,もう一度打つのが嫌でそのままに…。百太郎で思い出すのは,つのだの後ろの百太郎で,調べると百は守護霊(主護霊)で主人公は一太郎だった。守護霊とか背後霊とか地縛霊とかは,あの漫画で知ったかも知れない。ジバニャンもそこからの連想かな? ちっとも恐ろしくない怪談百話でした。度々見ると馴れちゃって,親しみさえ感じるモノかもしれない。一太郎のアナナタが百で死んだ! カバーを掛けて読んでいたので,出口が表紙がこんなに暗いとは知らなかった

Posted byブクログ