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大人の発達障害 の商品レビュー

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23件のお客様レビュー

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2019/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2016年、8冊目です。 大人の発達障害は、”治らない”ということを、改めて認識しました。 著者が主張されているのは、そういったある意味の「生きづらさ」を持っている人たちに、その特性を理解して受け入れていく世の中にしようということです。 そのために、「生きづらさ」を持つ人たちにかかわる人たちは、 正しく理解し、寛容に受け止めてくださいということです。 自分の知っている人で、「なんでこの人は、こんなことができないのか?」 「なんで常識的かつ一般的な言動ができないのか?」と思い当たる人は何人かいる。 そのことに対して、私は理解ができず心穏やかでなくなることもしばしばありました。それに対してはよく書店で目にする「アンガーマネージメント」とか「怒らない技術」といった本を読んで、主に怒りに対する処方を考えてきました。 しかし、この本を読み始めてから、そういった「生きづらい」人は、障害を持つ人達であり、本人だけの力では「どうしようもない」ことなのだなと認識するようになってきました。そうすると、怒りを覚えていた人達に対する考え方が少しずつ変化したきました。”やらない”のではなく、”できない”のだ。それが発達障害のために”できない”のだ。そう考えてその人たちを見ると怒りが和らいできました。 受け止める側の正しい理解に基づいた寛容さが円滑な関係を維持することに繋がると認識しました。 この本の最後に発達障害をチェックするシートが付いていて、チェックしてみました。結果は、、、、。判定の如何に関わらず、この本を手に取った時点で、何か普通の人とは異なる心理が横たわっているのだろうと思います。それは、横たわっているだけに、自分では気が付かないのかもしれませんね。 2019.3.3追記 自分と一緒に仕事をしている職場の仲間にも、多かれ少なかれ「発達障害?」と感じることがあります。でも、世代間の価値観の違いと理解しないといけない部分もあるのかな?自分のことだけでなく、相手のことまで思い図ることができるかどうかが、 一番の世代間の価値観の違いを生んでいると認識しています。

Posted byブクログ

2016/10/05

ちょっと変わっている人がいても、蔑んだりせずに理解を示すことが大事という話。 優れた能力を持っている人もいるとのこと。 自閉症診断のAQテスト付きで、大変興味深い本だったと思います。

Posted byブクログ

2016/06/05

「普通に生きたいだけ」なのに「社会生活を営む困難さ」を抱えている人について学ぶ本。 うつもそうだが、ADHDやアスペルガーなど(この本ではPDDという概念で定義)の心の病は身体的な物理的な怪我や病気と違って、周囲は当人の性格の問題や親の躾の問題に責任転嫁しやすいという問題がある...

「普通に生きたいだけ」なのに「社会生活を営む困難さ」を抱えている人について学ぶ本。 うつもそうだが、ADHDやアスペルガーなど(この本ではPDDという概念で定義)の心の病は身体的な物理的な怪我や病気と違って、周囲は当人の性格の問題や親の躾の問題に責任転嫁しやすいという問題がある。 この本ではPDDという概念とその特徴をもった人をケーススタディで紹介し、PDDへの周りの理解を深めることで当人への二次障害を防ぐことを目的としている。

Posted byブクログ