1,800円以上の注文で送料無料

凪の司祭 の商品レビュー

2.8

28件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    9

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    5

レビューを投稿

2016/05/15

テロ小説とでも言おう。 恋人がゲリラ豪雨で死んでしまった百代はある施設を一人でテロ攻撃する。 動機、ストーリー、サスペンス性、オチとどれを取っても酷過ぎる。

Posted byブクログ

2016/04/01

テロを題材にした小説の多くは未然に防ぐか最小限の被害で終わるものだが。実現はほぼ不可能とはいえ、後押しするかのような内容とも言え、指南書とならないことを願う。5.0

Posted byブクログ

2016/02/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

うーん・・・これは・・ちょっと・・というかかなりいまいちでした。 ただひたすらに残虐にテロを行う小説。「こうやったら一人だけしかいなくても効率的にテロ行えるんじゃね?」というのを思いついたので小説にしてみました的な感じが。どこらへんに面白さを感じたらいいのかよくわからない。中盤くらいで明かされるその目的もどこまでいっても自分勝手なものにしか感じなかったし。 懸命に日常を生きる人たちを効率的にがっつり殺害して気持ちよく目的を達成しました、おわり。じゃあなあ。。。

Posted byブクログ

2016/02/18

+++ 暑さが残る初秋の、とある土曜。コーヒー専門店店員・篠崎百代は、一人で汐留のショッピングモールへと向かった。できるだけ多くの人間を殺害するために。一方、百代の協力者・藤間護らは、仲間の木下が死亡しているのを発見する。計画の中止を告げるため、百代を追う藤間たちだったが…。緻密...

+++ 暑さが残る初秋の、とある土曜。コーヒー専門店店員・篠崎百代は、一人で汐留のショッピングモールへと向かった。できるだけ多くの人間を殺害するために。一方、百代の協力者・藤間護らは、仲間の木下が死亡しているのを発見する。計画の中止を告げるため、百代を追う藤間たちだったが…。緻密な設定と息もつかせぬ展開で、一気読み必至の傑作大長編! +++ こんなに普通のテロリストが現れてしまったら、手の打ちようがないではないか、というのが最初の感想である。だって、実行犯は、婚約者が継ぐ食堂を手伝うのに役立つようにとのコーヒー専門店でアルバイトをしているごく普通のどこにでもいる女性なのだから。政治的背景があるわけでもなく、後ろ盾にコワイ団体がついているわけでもない、ごく平凡な一般市民。それが、恋人の突然の死、それをもたらした遠因のひとつかもしれない場所を標的にして、二度と使い物にならないようにし、今後同じような被害者が出ることを少しでも防ぐために、綿密に計画されたテロなのだから。ごく普通に暮らしていた女性が、これほどまでに残酷な行動に徹しきれるのだろうか、という疑問は当然湧くが、それを於いておいたとしても、似たような状況に置かれたときに、群衆が取る反応は充分想像の範囲である。そして、日本の警察や機動隊がこの状況に対処するのは難しいだろうことも想像に難くない。だからなおさら恐ろしい。いやだいやだ。絶対に起こってほしくない事件である。にもかかわらず、ほんの少し百代を応援しそうになってしまうのは、動機ゆえだろうか。それにしても、動機はともかく、それ以後の行動はまさにテロリストの論理である。背筋が凍るような一冊だった。

Posted byブクログ

2016/02/15

どうしてテロを起こすんだろう、と、ワクワクしながら読み進めた。 理由がわかってちょっと拍子抜け(ってほどでもないけど)したけど、それでも最後まで面白かった。 まぁちょっと上手く行きすぎだけどね。

Posted byブクログ

2016/01/26

汐留ショッピングモールでのテロ。化学薬品を使用しての大量殺人。よく出来てるが気分が悪くなる話だ。 2016.1.26

Posted byブクログ

2016/01/17

めちゃくちゃおもしれーー!!!ショッピングモールという超巨大閉鎖空間で2000人を目標に殺人を繰り返す1人の女の子。いかに効率よく多くの人間を殺すかを追求していて、ぶっ飛んだ計画ながらも全て理論上成立しているから凄い。しかも銃器や刃物のような武器を使わずに、日用品で大量殺戮を成し...

めちゃくちゃおもしれーー!!!ショッピングモールという超巨大閉鎖空間で2000人を目標に殺人を繰り返す1人の女の子。いかに効率よく多くの人間を殺すかを追求していて、ぶっ飛んだ計画ながらも全て理論上成立しているから凄い。しかも銃器や刃物のような武器を使わずに、日用品で大量殺戮を成し遂げていく様にページをめくる手が止められない。 テロのように1度に2000人殺すのではなく、2000人を1人ずつ確実に殺していくという離れ業。巨大な空間を活かし、驚くべき手法で殺戮を繰り返す!殺して殺して殺しまくる!!惨い。無茶苦茶や。でも一番無茶苦茶なのは動機ww

Posted byブクログ

2016/01/07

大型ショッピングモールで起こる大量殺戮を描くパニックサスペンス。平和ボケした現代人を恐怖の底に叩き込んでくれる作品かも。もちろん、実際にこんなことは起こらないのでしょうが……起こらない、と信じたいだけかも? 日本の安全神話も、その気になれば案外と脆弱かもしれません。 犯人の動機に...

大型ショッピングモールで起こる大量殺戮を描くパニックサスペンス。平和ボケした現代人を恐怖の底に叩き込んでくれる作品かも。もちろん、実際にこんなことは起こらないのでしょうが……起こらない、と信じたいだけかも? 日本の安全神話も、その気になれば案外と脆弱かもしれません。 犯人の動機には愕然。もちろん本人にとっては深刻な問題なのだけれど、理解はしがたく。いやしかし本人はまだしも、周りの人間は止めようよ! 何面白半分に傍観者気取りながら計画授けてるんだ! とまあ感想は、とにかく酷い、に尽きるのですが。スリリングで読む手が止まりません。圧倒的なリーダビリティでぐいぐいと読まされました。

Posted byブクログ

2015/12/29

篠崎百代は、ある目的をもってアルバ汐留というショッピングモールを訪れていた。百代はコーヒー専門店のアルバイトで、近いうちに婚約者とともに地元に帰って店を開くつもりだった。しかし婚約者は突然死んだ。ゲリラ豪雨による洪水の被害を受けて。その時百代は覚悟を決めた。そして、覚悟をもってア...

篠崎百代は、ある目的をもってアルバ汐留というショッピングモールを訪れていた。百代はコーヒー専門店のアルバイトで、近いうちに婚約者とともに地元に帰って店を開くつもりだった。しかし婚約者は突然死んだ。ゲリラ豪雨による洪水の被害を受けて。その時百代は覚悟を決めた。そして、覚悟をもってアルバ汐留に立っている。二千人を超える死者をもって、復讐を遂げるために。 パニックサスペンス?作戦の成功も祈れないし、主人公にも協力者たちにも共感できないし、被害者たちにも寄り添えないし、どこに気持ちをおいていいのか全く分からないのに、ものすごく読まされてしまった。悔しい。まあとにかく後味は悪い。動機もひどい。どこかで警察側なりなんなりに光があって逆転するものだけど、成し遂げたタイプの小説も珍しいような。 しかし偶然にも直前に姫デカ4を読んでいて、そちらも電車を使ったテロ事件だったのだけど、結局自分の身に降りかかってこないかぎりなんの危機感ももてないものなんだなと実感してしまった。

Posted byブクログ

2015/12/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何だこれっ!なにテロを正当化してんの?腹立たしさをこの場でしっかり吐き出しておかないと、次の本へ引きずってしまいそう。 ゲリラ豪雨、原因を辿っていけば人災・・・だとしても、こんなにたくさんの無関係の人を犠牲にするって、誰が納得できる?あまりにもぶっ飛びすぎで身勝手だよねぇ。 協力者も百代が何をしようとしているのか知った上で手を貸してるのが許せない。計画を決意した百代を美しいと思い、その美しさを完全なモノにしたいから手伝ったって? う〜ん全っ然意味がわからない。最後は百代の美談みたいになっていて、とても気持ち悪い。 用事もないのに、人ゴミの中をウロウロするのは危険だと思った。

Posted byブクログ