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自画像 の商品レビュー

3.4

20件のお客様レビュー

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2026/02/08

はじめはプロポーズした婚約者へ、私(清子)が独白スタイルで淡々と現在に至るまでを語る。 (監禁ものか、怨恨ものかと思ったら少し違う) 途中から自分の容姿に対する長年の悩みを語るために、中学生時代まで遡る。そこで感じた容姿によるスクールカースト…。(この部分が長い) 大人になっ...

はじめはプロポーズした婚約者へ、私(清子)が独白スタイルで淡々と現在に至るまでを語る。 (監禁ものか、怨恨ものかと思ったら少し違う) 途中から自分の容姿に対する長年の悩みを語るために、中学生時代まで遡る。そこで感じた容姿によるスクールカースト…。(この部分が長い) 大人になってから当時の同級生と再開しての出来事、ある活動について…。(不穏な雰囲気に) なんか思ったより複雑な物語だった。 あまりスッキリはしないし、時間がない人にはオススメは出来ないかなぁ~。 女性だからって、そんなに容姿が重要視されるのかも疑問だった。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ おそらく田畠清子、蓼沼陽子、松崎琴美の 3人がある意味、主人公ではあるのかな? どの子も十代の思春期に自分の容姿で悩み、他人の容姿をランク付けして人間関係を複雑にしている。 "鏡がない限り、私は私の顔を見ることができない。…ならば、私の顔は、私にとって一体なんなんだろう" "人に見せたい自分などないのだと分かった" "自分がどういう人間かを知った人間にしか、 本当の自画像は描けない" "顔というこんなにも不平等なものを晒して生きなければならないのだろう" …など、随所に容姿コンプレックスを書かれているので重く感じる。 スクールカーストものって小説で取り扱うことが多いけど、そんなランク付けを大人になるまで知らなかったし、当時は気付かなかった。 大人になってもマウンティングマンは存在する。 所詮同じ人間なのにランク付けしたがるんだろう…。

Posted byブクログ

2025/09/24

徐々に浮かび上がる真実から目が離せず、ほぼ一気読み。女子中学生の美醜へのこだわりや容姿が自意識に及ぼす影響、クラス内でのカーストに与える影響などを赤裸々に描いていて、自分の中学生時代と重ねて読んでいて苦しくなるほどだった。思春期ニキビに悩まされる気持ちもとてもわかる。明らかに眉唾...

徐々に浮かび上がる真実から目が離せず、ほぼ一気読み。女子中学生の美醜へのこだわりや容姿が自意識に及ぼす影響、クラス内でのカーストに与える影響などを赤裸々に描いていて、自分の中学生時代と重ねて読んでいて苦しくなるほどだった。思春期ニキビに悩まされる気持ちもとてもわかる。明らかに眉唾ものの民間療法に縋りたくなる気持ちも。私も、痩身のために飲むだけで月に10キロ痩せるドリンクなんてのを買ったことが複数回あったし。 最近、生徒をターゲットに性加害をする教師のニュースがたくさんあったからタイムリーな話だと思った。今の私だったら、教師から脅されてもむしろこちらの反撃材料としてしまうような勇気も知識も持ち合わせているけれど、狭い世界で生きている中学生にとって教師というのは絶対的な存在で、簡単に楯突くことができないんだという事を思い出した。 女同士の復讐は怖い。けど、ラストシーンは想像していたのと少し違って爽やかな感じで驚いた。

Posted byブクログ

2025/09/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中学生の頃を思い出し辛い読書になった。あの頃言語化できなかった気持ちは全て文字になり本になっている。やっと遠くから俯瞰して見られた気がする。自分だけが最下位だと思っていた。なのに過去を思い出して…とレビューを書いている方が多いことが不思議。前半後半とガラッと雰囲気が変わる。性犯罪を犯した教師に対し私刑する、それを引き継ぐことで解放される…そうなのかな?ハードな内容だが作家さんが上手いので、読みやすい。 まだまだひとりで、朝比奈あすか強化期間、開催中。

Posted byブクログ

2025/07/15

途中までは中学時代の人間模様がとてもリアルに描かれていてどんどん引き込まれていく。 後半からとんでもないことになり、辛くて気持ち悪い。 読み終わるにはエネルギー必要。

Posted byブクログ

2025/04/02

容姿の良し悪しを発端とした、クラスという閉鎖的なコミュニティで起こる嫌な側面や、年頃の児童に迫る大人の魔の手の描写が、読んでいてちょっと辛くなるくらいの濃密さでリアルに描かれています。 著者のお方は、中学生特有の精神的未熟さと無邪気な悪意、それにゆえ起こる葛藤に対する解像度と表...

容姿の良し悪しを発端とした、クラスという閉鎖的なコミュニティで起こる嫌な側面や、年頃の児童に迫る大人の魔の手の描写が、読んでいてちょっと辛くなるくらいの濃密さでリアルに描かれています。 著者のお方は、中学生特有の精神的未熟さと無邪気な悪意、それにゆえ起こる葛藤に対する解像度と表現力が非常に凄いと思いました。また、美醜に対して一般的な人々が持っている感覚もよく理解されており、それが納得感のある言葉に落とし込まれていて、その点も凄いなと思いました。要は人が持つ悪い側面を書くのが上手いというか、なんかそんな感じです… 過去を振り返る場面では、その内容の重さと対比するように、語り口から情景が浮かびやすくスラスラと読み進めていける様な文章で、追体験しているような気持ちで読むことが出来ました。「どの様な結末になるのだろう?」と先が気になり夢中で読み進めました。 後半にかけて、現在の時系列に移り変わるにつれて、心を抉られるようなリアリティのある描写は無くなっていって、物語感が強くなっていき、「なんだかなぁ」と感じていましたが、この結末に持っていくならそうなるかと納得しました。美醜に振り回される人間に関する話と、その話をなぜ女が男にしているのかという話が、最後は綺麗に統合されました。私の想像力では中盤までの展開からは、結末が予想出来なかったがゆえに、こう感じてしまったのかなとも思います。 ところで、本の帯文で「ほのかに温かい気持ちになりました」という著名人の感想を目にしましたが、私としては、この結末にはちょっとモヤっとしました(別に悪い意味では無く)。全ての人が救われて、過去の闇から解放された訳ではなく、陰鬱とした余韻が胸に残ったような感じです。

Posted byブクログ

2024/02/11

自分を鏡で直視出来ますか? ってな事で、朝比奈あすかの『自画像』 これまた、重いと言うか、しんどい内容。 尋問誘導から過去の学校でのいじめ、人付きあい、裏切り、拷問、レイプ、逆襲、解放……。 目ま苦しい内容。 傷付いた身体は回復するかもじゃけど、心の傷は何時まで経っても癒...

自分を鏡で直視出来ますか? ってな事で、朝比奈あすかの『自画像』 これまた、重いと言うか、しんどい内容。 尋問誘導から過去の学校でのいじめ、人付きあい、裏切り、拷問、レイプ、逆襲、解放……。 目ま苦しい内容。 傷付いた身体は回復するかもじゃけど、心の傷は何時まで経っても癒えない、気が付かなくても、忘れようとしても癒えない……。 切ないけど、こんな卑怯な人間はホント抹殺して欲しい。 2018年90冊目

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2021/08/16

中学生時代に特有のスクールカーストやいじめ、先生やまわりからの差別的な目から自分を取り戻していく女達の話。 始まりで「ん?どういう状況?」と把握するのに少しかかったけど、中盤以降から「なるほど、そういうことか」と。前半の中学校での話が、中学生時代の自分を思い出して心が痛い。改め...

中学生時代に特有のスクールカーストやいじめ、先生やまわりからの差別的な目から自分を取り戻していく女達の話。 始まりで「ん?どういう状況?」と把握するのに少しかかったけど、中盤以降から「なるほど、そういうことか」と。前半の中学校での話が、中学生時代の自分を思い出して心が痛い。改めて、恐ろしい年代だと思う。自分の子ども達がこれからここに入っていくと思うと怖くてたまらなくなる。 終盤にさしかかるまでに比べるとラストが少し弱いかも。救いはなくなるけど、もうここまできたら徹底的に暗く終わってもいいのかも。

Posted byブクログ

2018/02/26

暗くなりそう。いじめって嫌だね。でも、集団になったら年齢を問わず発生してしまうんだろうか。 ガマンすることはない。その場から逃げるに限る。それが1番。 復習だけ考えるだけ時間のムダのような気がする。

Posted byブクログ

2018/01/23

10代の頃、自分の容姿でめちゃくちゃ悩んでた(今もだけど)ことがフラッシュバックした。 とにかく話が重い、暗い、読んでてつらいけど、最後まで一気読み。止まらなかった。 読後感は最悪。でもまた読みたい。 清子たち、ちゃんと幸せになれるのかな……。

Posted byブクログ

2017/06/02

一気に読んだ。 「」に入っていない会話文が多かったゆえに、疾走感があった。どんどん引き込まれていった。 「わたし」が婚約者に話したい内容の時系列が、いったりきたりする。でも不思議と、ごちゃ混ぜにならず、すんなりと「わたし」の体験を頭の中で並べることが出来た。 ふと、漱石先生の文...

一気に読んだ。 「」に入っていない会話文が多かったゆえに、疾走感があった。どんどん引き込まれていった。 「わたし」が婚約者に話したい内容の時系列が、いったりきたりする。でも不思議と、ごちゃ混ぜにならず、すんなりと「わたし」の体験を頭の中で並べることが出来た。 ふと、漱石先生の文章?って思うことがあった。 相手を否定して、自分の位置を確認する、高める。男だから女だから。 かつて思春期の子供だった大人が、すでに忘れているであろう葛藤を、改めて考えるきっかけになるのではないか。 未来の子供たちに相談された時、「そういうもんだった。」で片付けない大人になりたい。

Posted byブクログ