ペンギンのバタフライ の商品レビュー

中山智幸(著者)

2024/08/22

タイムスリップが絡むSFというかファンタジー。
逆さまに下ると過去に行ける坂から始まる。
最初は奥さんを死なせないように奮闘する話から始まるが、2話目、3話目と読み進めるとその後が見えてくる。それが嬉しい。
生まれ変わりのおじいちゃん、未来が見える自称神など、現実離れな設定ばかりだが、どこかに居るのか？とも思ってしまう。
アニメがしっくりくる話ではないかな。
面白かった。

2022/02/22

運命は、どうしようもないと同時に自分で切り拓いていく。だから、先が見えずに面白く怖い。謙虚、感謝、挑戦、学び、愛する、楽しむ。すると後悔が減っていく。そんな事考えた。

2021/06/13

バタフライ効果…はあまり感じられなかったが、各話でいくつか同じモチーフが描かれていて、思いがけず前の話のその後を知れたりするのが楽しい。
『ゲイルズバーグの春を愛す』は面白そうだから今度読んでみよう。

2020/02/01

過去にもどったり、未来からメールが来たり、おもしろかった。４７はちょっと先が読めなかった。「いしかばかば」もなんのおまじないなのか、読めなかった。あ～～・
滑川市立図書館の若い人に読んでもらいたい本のコーナーにあった。ちょっと温かい話。

2018/07/25

ゆるりとバタフライ効果（？）で繋がる
「時」を超えた奇蹟たち。

どの話も、ふわっと暖かくなるような感じで、
この世界は大好きだなぁ

ペンギンの絵を描いた栞がポイントポイントを締めてくれる。
この栞、私も欲しい！（笑）

2017/11/14

連作短編５編
全ての物語が不思議な色で染められていて，のっけからタイムトラベラーの「さかさまさか」にはびっくりしたけれど，そういうのが微笑ましい感じで関連しあって（バタフライ効果）緩やかに一巡りするって仕組み，着ぐるみペンギンの栞の小道具もバッチリ効いていて，最後思いっきりのハッピーエンド，良かったです．「いしかばかば」には笑っちゃいました．表紙の写真も可愛いです．

2017/11/10

ペンギンがバタフライをするなんて！なんて可愛いんだろう！表紙も可愛い！とウキウキと読み始めて気づきました。バタフライって、泳ぎ方ではなくて、バタフライ効果のバタフライだ！そして、ペンギンは生き物じゃなくて小説の登場人物が描いたイラストだった！内容は、時間をテーマにした短編集。過去に戻ったり、生まれ変わりに出会ったり、未来からメールが来たり。どの話も面白かった。短編同士にゆるやかな繋がりがある。

2017/11/07

タイトルに惹かれて読んだけど・・・うーん
短編はある人物を軸につながっているんだけど、１話目に出てくる人物がイマイチ魅力に欠けるので、後の話もあっそうて感じ。最後まで読むのが面倒なぐらいだった

2017/08/13

タイムトラベルなど、常識的にありえない形での文字どおり時を超えての人と人とのつながりや絆をテーマに描いた連作短編集。

恋人を想い、友人を想い、不可思議な縁やきっかけによって、その想いがそれぞれの形で叶えられていく…。

設定はSFかファンタジーかっていうものでも、描かれている人たちの想いや行動が真摯なら、自然と感情移入していくというものです。そしてすんなりと彼ら彼女らの気持ちに沿うように物語を読めていました。

そうして、ほのぼのとしつつ、だんだんと暖かい気持ちに浸されていく。そういう、ほっと安心できるやさしいお話でした。

2017/07/31

ハッピーエンドはありきたりみたいな思いがなくはなかったけど、やっぱハッピーエンドがいいじゃんねと思いました。