アズミ・ハルコは行方不明 の商品レビュー
読もうと思った理由 著者の描かれる世界が面白いため 地方で青春をすごし、都会で生活している著者から描かれる若者特に女性の閉塞感、心情、たくましさが生き生きとして面白くワクワクしながら読みました。
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とりあえず、山内マリ子作品を読み漁ってみるキャンペーン中。 これ映画化もされてるらしい。 うーーーん、あんま好きじゃない感じ。 なんていうか、展開とか描きかたとかが雑に感じるし、登場人物の誰にも魅力感じず愛せなかった。
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話が二転三転してたというか、結構論点がふらついてたように思えましたが。 男尊女卑文化って本当に苛つくなと思いました。 でも男女お互いそれを利用してるところがあるのも事実だよなと。 でも、女は強いぞってのを最後感じました。 地方ならではの人間関係や青春が忠実に描かれているところが...
話が二転三転してたというか、結構論点がふらついてたように思えましたが。 男尊女卑文化って本当に苛つくなと思いました。 でも男女お互いそれを利用してるところがあるのも事実だよなと。 でも、女は強いぞってのを最後感じました。 地方ならではの人間関係や青春が忠実に描かれているところが好きです。 それは本当に第三者から見たらバカらしい。 山内さんはそれをだれよりも馬鹿らしいと思っていられるからこんなに上手にそれをかけるんだなと思いました。 山内さんはきっと若い頃感情のままに、今が楽しけりゃそれでいい!みたいな向上心のない周りの同級生に侮辱の心を抱いていたんだろうなと、ひしひしと感じられます。 それに同意できるから、この人の作品がとても好き。
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アイナの気持ちがよくわかる。誰からにも相手にされないと自分には価値がないんじゃないかと思えてくる。他者からの評価が自分の評価だと思い込んでしまってるがゆえに彼女は誰かに依存し続けなければならない。でもなぜそういう思考になったのか?私にはわかる。小学生低学年まで私たちは人間として扱われてきた。しかし、中学にあがると自分がどういう人であるかの前に女という目で見られる。親も先生も周囲の人たちも女としての行動を少女たちに求めるようになる。そうしていくうちに女としての評価がイコール自分の評価なのでは?と思う。少女向けの本にだって モテるにはさすが〜!すごいね〜!ってオーバーリアクションで言うと記載されてる。ティーン向けの雑誌だって男ウケが良いメイクはこうって特集が組まれている。はぁ〜私たちはやっぱり女として評価されてこそ生きてる価値があるんだって思い込むのも当たり前な気がする。ラストは現実味がないけど世界の少女たちに「あなたたちは生きているだけで価値があるし美しいよ」って言ってるみたいで好き。
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山内マリコさんなので購入。今まではそんな印象なかったけど、舞城王太郎ぽさを感じた。福井と富山、北陸という共通点のせいもあるかも。あと文体と展開の非現実感。 すごく感銘を受けたとか、展開がどうとか、そういう感想はあまりないけど、好き。文章を読んでて楽しい。 女の子をエンカレッジし...
山内マリコさんなので購入。今まではそんな印象なかったけど、舞城王太郎ぽさを感じた。福井と富山、北陸という共通点のせいもあるかも。あと文体と展開の非現実感。 すごく感銘を受けたとか、展開がどうとか、そういう感想はあまりないけど、好き。文章を読んでて楽しい。 女の子をエンカレッジしてくれるというか、女の子が強い。 山内マリコさんの作品、残りは単行本。買おうかどうしようか。
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最初に出てきた女の子が主人公なのかと思いきや、主要人物ではあるけれど、なんだか冷静に突き放した描写で、リアルさに震えた。健気に頑張ればハッピー!路線ってなんで思ったんだろうか、自分。健気に頑張ればハッピー!って思っているんだろうか。自分の浅はかさを知る。 ポジティブに言えば、青い春にエネルギーを注いだひと夏の花火のような現象をめぐる生きづらい女子の活動記録。ひたすらリアルな青い春描写の中で、ときおりの幻想的な少女ギャング団の登場に、全ては夢なのかしらと思わせる。 不思議な物語だったけど、面白くてあっという間に読んでしまったし、読後感は、女子として何か生きることを応援してもらった気がした。
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人(男性)に依存してても結局幸せにはなれないのよね 誰かになんとかしてもらうんじゃなくて自分でどうにかしないと 晴子も愛菜も力一杯男を信じて裏切られて傷ついて、痛々しい でもそれが全てだって思い込んでしまう女の子もいっぱいいるんだろうなあ 一方少女ギャング団は強い女の子のイメ...
人(男性)に依存してても結局幸せにはなれないのよね 誰かになんとかしてもらうんじゃなくて自分でどうにかしないと 晴子も愛菜も力一杯男を信じて裏切られて傷ついて、痛々しい でもそれが全てだって思い込んでしまう女の子もいっぱいいるんだろうなあ 一方少女ギャング団は強い女の子のイメージで、所々に登場して鮮烈な印象を残してて良い 男性による女性への暴行事件はありふれてるのに、逆は本当に少ない その異常さが強調されている気もする
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どういう展開にするつもりなのか最後まで全然予想できなかったんだけど読み終える頃には元気になれる。こんな町でも、誰かがいなきゃ死んじゃうキャバ嬢も旦那と絶縁したシングルマザーも暴れ回る少女ギャング団もアズミハルコも女の子は等しく逞しい。目覚めよ女子たち!
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地方の20代後半ぐらいの人の話。もやっとしたどん詰まり感と、それでもなんとかなる、人って強いなという感想。
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なにもない田舎で何か刺激を求める若者たちがリアルでした。 少女ギャング集団のくだりとか今まで読んだ山内マリコさん作品に比べるとファンタジックな要素もあり、不思議なかんじでした。 今まで短編しか読んだことがなかったので初の長編&ちょっとミステリーっぽい?で最後そうなるか!...
なにもない田舎で何か刺激を求める若者たちがリアルでした。 少女ギャング集団のくだりとか今まで読んだ山内マリコさん作品に比べるとファンタジックな要素もあり、不思議なかんじでした。 今まで短編しか読んだことがなかったので初の長編&ちょっとミステリーっぽい?で最後そうなるか!っていう結末が。女万歳!ですね。
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