境遇 の商品レビュー
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最後はハッピーエンドで感動。みんな幸せでいてね!ってなるかな!? イヤミス(※ハッピーエンドを純粋に受け入れたらイヤミスではないかも)って考えると嫌な感じの後味は残ったけど、最後の不自然さとかそういうところでもやっとした感じだから好みとは違ったかも… 色々不自然に思ったけれど、晴美と陽子がこれからもわかりあって仲良し!みたいなのってすんなり受け入れ難い。みんなの心情が不明。 だって晴美、とんでもないことしてるよ!?誘拐、脅迫、社会的に私罪を加える(しかも特大ブーメラン)あたり、それを許せちゃう陽子っていう設定なのおかしいよね!? そのあと陽子、旦那、息子はどう生きていったの!?社会的に終わってるよ!? そもそも晴美は陽子とのこれまでの絆があって、陽子の生い立ちやらなんなら分かってるんだよね。そして親がどんな人だったとしても自分は自分であることを学んでるはずだよね!? 自分の親もはっきりとはしていないのに棚に上げて罪のない相手を社会的に陥れるのはかまってちゃんというか悲劇のヒロインというかメンヘラというか… 嫉妬にしても流石にやりすぎでは!? ただどんでん返し的展開は面白かった! 私の好みとしては、本当は晴美を許してなかった陽子の復讐、くらい恐ろしい方が好きかも笑 小学生の頃から湊かなえさん大好きで久々に図書館で借りてみました!ちょっと好みとは違ったけれどモヤっとしたりイラッとしたり、そんなのもイヤミス(?)の醍醐味なのかも? モヤっとしたのも含めて結局は楽しみました!
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はい、めでたしめでたし、という感じ。絵本のような終わり方かも。ちょっと意地悪しちゃったけど、大好きで仲良しは変わらないよ、みたいな感じです。この作品をつまらないと言ってしまうと、自分が荒んでいるみたいに思える(思われる?)ので、なんとも言えません(言いません)。
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湊かなえの本は本当に読みやすい。 この作品は嫌な人が出てこない。 境遇とは、その人の一部であり全てではない。 静かで、読後感の良い爽やかな話だった。
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湊かなえさんの未読の作品を読みたいと思い手に取った。 途中で展開が読めてしまったものの、先が気になり一気読み。 イヤミスではなく読後感がいい作品だった。 解説の「人は生まれた環境でその後の人生が決まるのではなく、人生は自分で作っていけるものだというメッセージを込めたい」という湊さ...
湊かなえさんの未読の作品を読みたいと思い手に取った。 途中で展開が読めてしまったものの、先が気になり一気読み。 イヤミスではなく読後感がいい作品だった。 解説の「人は生まれた環境でその後の人生が決まるのではなく、人生は自分で作っていけるものだというメッセージを込めたい」という湊さんの想いが素敵だなと思った。 「あおぞらリボン」もとても素敵なお話だった。 カラーで読んでみたい。 ✎︎____________ 境遇が互いを強く結びつけるものであるのなら、境遇により結びつけないこともあるのではないか。 私たちが親友になれたのは、同じ境遇だからなのかな。 境遇なんて関係ない。わたしたちは同じ境遇じゃなくても、親友になれていた 自分の一番望むことが、自分自身の幸せでないことだけは、裕太が生まれたときから知っています。
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基本的に僕は、物語の行末を当てたり予想したりしながら読むタイプではなく、ただただ純粋に読んで、当然のように驚かされながら読み進めるタイプだ。ほんとにびっくりしながら読むので、読書が純粋に楽しい。 だけど、今回は先を予想してしまった。 親友のことも、お母さんのことも。 残念。 び...
基本的に僕は、物語の行末を当てたり予想したりしながら読むタイプではなく、ただただ純粋に読んで、当然のように驚かされながら読み進めるタイプだ。ほんとにびっくりしながら読むので、読書が純粋に楽しい。 だけど、今回は先を予想してしまった。 親友のことも、お母さんのことも。 残念。 びっくりし損ねた。 それでも面白いけどね。 ストーリーを読んだ後、余韻の中で、絵本「あおぞらリボン」を読むのが、この本の価値かな。
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めっちゃ読みやすかったし、面白かった。 湊かなえはイヤミス女王と呼ばれてるらしいので、最後どうなってしまうのかとずっとハラハラした。 黒い内面の部分もしっかりあり、リアルで良い。こういうのも好き。
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思っているよりなだらかなストーリー展開。比較的きれいな終わり方。 特にどんでん返しはなく、想像に易い結末だが、しあわせの形や妬み嫉みの汚さがマイルドだが見て取れリアルな展開だった。
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久しぶりに再読。 幼児期、児童養護施設に預けられたという同じ境遇の二人の女性。 一人は、恵まれた家庭に養女となり、愛されて育ち、政治家の妻となる。 一人は、高校卒業まで施設で育ち、自分の過去に近づく為新聞記者となる。 彼女らは、ボランティアで出会い、同じ境遇に親友になっていく。 ...
久しぶりに再読。 幼児期、児童養護施設に預けられたという同じ境遇の二人の女性。 一人は、恵まれた家庭に養女となり、愛されて育ち、政治家の妻となる。 一人は、高校卒業まで施設で育ち、自分の過去に近づく為新聞記者となる。 彼女らは、ボランティアで出会い、同じ境遇に親友になっていく。 彼女らの思い出から創作された絵本が、ヒットしたことから、過去が明らかになっていく。 結末は、ほぼハッピーエンド。 湊さんのイヤミス度は、低め。 あとがきから、ドラマ化の為の小説と知れば納得。 原作あり作品のドラマ化の問題点が取り沙汰されている中、こういった制作の作品が増えても良いかもしれないと思った。
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2人の女性の境遇をテーマに描かれた作品 はじまりは似たもの同士でも、人とのつながりとか様々な経験によって隠にも陽にもなりうる 人ってそんなアンバランスな存在だというメッセージを受け取ったように思う
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湊かなえ=イヤミスのイメージが強過ぎて、色々と考えを巡らせながら読了。 結論、ドラマ用の書き下ろし作品ということもあり、湊かなえさんの中ではかなりマイルド且つ想像に易い結末だったように思う。 読書苦手なわたしでも2日で読了したので、かなり軽い読み物かなと思います。
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