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あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか の商品レビュー

3.7

58件のお客様レビュー

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2026/01/30

借り物。 キャッチーなタイトルだが、読み終えた後の率直な感想としては、期待していたほどの「武器」は得られなかった。 まず感じたのは、タイトルだけでなく文章全体から漂う「広告代理店的なキャッチーさ」。言葉選びは非常に巧みで耳障りが良い。しかし、肝心の内容がそのキャッチーなフレーズに...

借り物。 キャッチーなタイトルだが、読み終えた後の率直な感想としては、期待していたほどの「武器」は得られなかった。 まず感じたのは、タイトルだけでなく文章全体から漂う「広告代理店的なキャッチーさ」。言葉選びは非常に巧みで耳障りが良い。しかし、肝心の内容がそのキャッチーなフレーズに追いついていない印象を抱かざるを得なかった。 特に気になったのは、記述の多くが抽象論に終始している点だ。例えば「成果を生み出す力を高めたいなら『意識』を変えるべき」といった一節がある。一見もっともらしく聞こえるが、では具体的に「意識」とは何を指し、どう変えればいいのかという実践的なステップが書かれていない。この手の本は明日から取り組めるハウツーが期待されると思うが、本書の多くは「それっぽい言葉」の羅列に留まり、具体的な実践イメージを抱くのが難しかった。 とはいえ、全てが無益だったわけではない。砂の中から砂金を見つけ出すように、いくつかの実用的なヒントも得られた。 一つは、情報の取り方について。「自分の好み」というバイアスを外すために、他人の薦める本や新聞の1〜3面を意識的に読む、あるいはテレビをつけっぱなしにするといった「ランダムな情報取得」の重要性は、凝り固まった思考をほぐすための具体的な処方箋として記憶に残った。 また、唯一共感できたのは「パワポの前にワードを起動する」という教えだ。私たちはつい、資料作成=パワポという思考に陥りがちだが、パワポはあくまで「見せるツール」であり「考えるツール」ではない。まずは(ワードなどのアプリで)言葉を紡ぎ、文章で論理を構築する。このプロセスは自分も大切にしている。 結論として、本書は「東大卒に勝つ」ための魔法の杖を与えてくれるものではない。派手なタイトルに惑わされず、その中にある数少ない具体的な「思考の作法」を、いかに自分なりに咀嚼して具体化できるか。それが、皮肉にも本書が説く「自分の頭で考える」ことへの第一歩なのかもしれない。

Posted byブクログ

2025/10/21

バカの壁を教えてくれる本。 MECEは目的ではない、「しまった」をできる限りなくすため。 自分の思考範囲はどこにあるか、それを俯瞰することでバカの壁が見えてくる。

Posted byブクログ

2025/06/13

「学ぶ」と「考える」を明確に区別した上で、考えるとはどういう事かを分かりやすく説明した本。 意識をしていないと「学ぶ」に留まりがちだが、持論を持って考えることの必要性がよく分かった。 コンサルティング業はともすれば人工知能に取って代わられてしまう仕事になり得るが、これからは考えら...

「学ぶ」と「考える」を明確に区別した上で、考えるとはどういう事かを分かりやすく説明した本。 意識をしていないと「学ぶ」に留まりがちだが、持論を持って考えることの必要性がよく分かった。 コンサルティング業はともすれば人工知能に取って代わられてしまう仕事になり得るが、これからは考えられる人が求められる事になるのだろう。 その考える方法論としての論理的思考だ。

Posted byブクログ

2025/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか』との対話を通じて得られた気づきは、単なる思考法の理解を超え、自身の経験の再解釈と体系化の可能性を開くものでした。本書の核心である「バカの壁」の概念は、無意識の思考制限を可視化し、論理思考の本質を「発想の速度と多様性」に置く点にあります。長年実践してきた「仮説検証型アプローチ」が、実はMECE(モレなくダブりなく)の原則と直感の統合によって成り立っていたことに気付かされました。 具体的な気づきは三つあります。第一に、情報収集の目的が「仮説の裏付け」から「発想の素材集め」へと転換した点です。過去のプロジェクトで無意識に行っていた業界トレンドの横断的比較が、実は本書の提唱する「情報量×加工率」の最適化そのものだったと理解できました。第二に、パワーポイント作成前のワードでの構想作業が、思考の構造化だけでなく「言葉の境界線の明確化」という機能を果たしていたことに気付きました。第三に、会議での「しまった」という後悔が、発想率の低さではなく情報加工の甘さに起因していたという分析視点の獲得です。 特に興味深かったのは、ロジックツリーとゴールデン・サークルの相似性に気がつけたこと。WHY(目的)を起点にHOW(方法)とWHAT(具体策)を展開するプロセスが、新規事業開発でも既存業務改善でも共通の基盤を持つことを再認識しました。これは、過去に成功したプロジェクトの裏側に常に存在していた「無意識の型」を言語化したもので、経験知をチームに継承する際の指針となり得ます。 実務家としての気づきは、次の三点に集約されます。第一に、直感とフレームワークの統合が「再現性あるイノベーション」を生むという事実。第二に、言葉の定義が現実認識を規定するという逆説的真理。第三に、競争優位の本質が「戦場の選択」と「思考速度」の組み合わせにあるという戦略的洞察です。 今後実践すべきことは、日常業務での「小さな気付き」をMECEで分解する習慣化です。例えば、取引先との会議で感じた違和感を「情報量不足/加工ミス/発想の偏り」の三軸で分析し、改善策を導く。これにより、本書が提唱する「発想の質」の向上を継続的に図れます。経験と理論の往還が、真の意味で「バカの壁」を超える力となることを学びました。思考の可視化と体系化は、単なる手法ではなく、組織的な競争優位を築くための基盤だという結論に至ったのです。

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2025/03/31

あーコンサルが書いてるなーって感じの内容。言ってることそのものは悪くないが、言い方が悪い。独自性を出したいがために、不自然な用語を作り出し無駄に話を複雑にしているような印象。その上で、かつての社会人時代の思い出として「マッキンゼーは難しいコンサル用語を使わないことが凄かった」とし...

あーコンサルが書いてるなーって感じの内容。言ってることそのものは悪くないが、言い方が悪い。独自性を出したいがために、不自然な用語を作り出し無駄に話を複雑にしているような印象。その上で、かつての社会人時代の思い出として「マッキンゼーは難しいコンサル用語を使わないことが凄かった」としているのだからタチが悪い。 何よりも著者がそもそも東大卒であり、本書の中で負けたと評しているのはハーバードの学生やマッキンゼーの人間であって、事実として学歴による差だと言えるのでは。 1章、考えることの定義を提起。考えている時間イコール書いている時間とは随分雑な結論を出しているが、わからんではないというライン。 2章、発想を広げるためにバカの壁を越える必要があり、まずはバカの壁があることを自覚する必要がある。そのためにツールを使い、あらゆる視点で考え尽くす、網羅することを推奨する。この辺りは結局地頭が必要な点を隠している狡さを感じた。時間が有限でありビジネスにおいてスピードは価値であると示しているのに、この考える作業を実践できる人が多いとは思えない。またここで、自分自身が本書では天才と呼ばれるタイプに比較的近いかもしれないと感じ始める。 3章、言葉により境界を作るのだから論理性は語彙力に基づくと言った展開。実際にざっくりとした優秀さと語彙量に相関があるとはよく聞く研究なので、想像はしやすい。 4章、発想力を高めるためにツールを用いて漏れをなくそう。ただ完璧なツールはなく、ある一定のライン以上は論理的なプロセスでは辿り着けない。なんだそれ、そこをどうにかしないとビジネスで競合を出し抜けないって話じゃないのかよ。MECEの解説も割と雑。 3章から知識量で負けている分を発想力と加工力を高めて競争に勝つをテーマに進んできたが、第5章では一転し、発想の材料となる「知識の幅」が重要であると述べる。特定分野の専門知識を深めることよりも、幅広い知識を身につけることで発想の視野が広がるとし、「情報流入」という概念を用いて説明している。知識の幅を広くすること自体は共感するが、ここまでの説明からこの流れは悪い意味でずるい。 第6章では、発想の質を高める手法としてロジックツリーを紹介する。しかし、内容の多くは結果論的であり、ビジネスにおけるスピード重視の姿勢と、MECEを使ってツリーの完成度を求める論調にやや無理、矛盾を感じる。 第7章では、個人の発想からチームや上司としての「考える力」へと視点を広げる。情報収集においては、効率化のため「仮の結論」を持ちそれを補強する情報を探すという手法を紹介。 第8章は、本書の中で最も価値があると感じられた部分。現代ビジネスにおける「学ぶこと」の意義を再確認しつつ、先進国では学ぶべき項目が減少し、「考えること」が差を生む時代になっていると指摘する。一方、中国や過去の日本では「学ぶ・真似る」ことが成長の鍵だったとし、ゼロからの思考よりも効率的な成長方法があったことを示唆している。

Posted byブクログ

2025/03/23

目的:ファーストクラブ達成に必要なマーケティング、経営者から用いられる魅力開発、ロジックを学ぶ ▼定義 学ぶ:既存のフレームワークに当てはめて答えを導く 考える:自分で作ったフレームワークから答えを導く 発想の質=情報量×加工率×発想率 考える=書く事 言葉は境界線である ロジ...

目的:ファーストクラブ達成に必要なマーケティング、経営者から用いられる魅力開発、ロジックを学ぶ ▼定義 学ぶ:既存のフレームワークに当てはめて答えを導く 考える:自分で作ったフレームワークから答えを導く 発想の質=情報量×加工率×発想率 考える=書く事 言葉は境界線である ロジックツリーの本質:論理の筋道×直感の飛躍 ●ツリー3種 1. why 問題の分解、原因探求 2. how 課題分解、解決策探求 3. what その他 ●mece3ステップ 直感→上流→下流 ▼気づき ・発送のスピードupが発想の質を高める事に直結する。 ・ボツアイデアが多い人ほどクリエイティブ ・人は枠内を考えている事に気づかず、枠外がある事を知らないものだ ・あるあるネタ=潜在的なアイデアの顕在化 ・受け身であれば情報流入が増える(学校教育)↔︎キュレーション ・知恵は背景の理解、whyで深まる ▼実行すること ・20アイデアの習慣 ・制限時間決めてアイデア出し ・前提を疑う ・アイデアは2つの組み合わせで作る(カードを引いて合わせるなど) ・メモはノート化する ・徹底的に思考→仮説構築→情報収集 ・どこで戦うか?考える

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2022/02/06

MECEやロジックツリー関連の本を読んでも腹落ちして出来てなかった部分が腹落ちした。 ロジカルシンキング、論理的思考をその言葉を使わずに説明されており、難しい古文の話を現代語で翻訳されているようでよく理解できた。 学んだこと 考える時のアイデアだしフロー 1.まずは直感でだ...

MECEやロジックツリー関連の本を読んでも腹落ちして出来てなかった部分が腹落ちした。 ロジカルシンキング、論理的思考をその言葉を使わずに説明されており、難しい古文の話を現代語で翻訳されているようでよく理解できた。 学んだこと 考える時のアイデアだしフロー 1.まずは直感でだしつくす 2.大きなグループから分解していく 3.下流から登っていく それでもでないときは直感で出したものと下流のものから上に登っていく うっかり忘れ、発想のモレを無くすためのものをチェックリストと呼ぼう。優れたチェックリストに共通するのは、「項目に漏れがない」「項目が出来るだけ具体的である」 いきなりチェックリストは作れないので段階的に作っていく。(公園の鳩の数が減った話  あならや

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2021/07/13

■ 考える=❶言葉を構造化(上位概念・下位概念・グルーピング)して❷その関係を明確にすること/❶=発想←今考えている言葉とその言葉「以外」を対にすることを忘れない❷=筋道 ■ 書くこと=考える

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2021/04/03

論理的思考を身につけることで、東大卒レベルの頭の良い人たちに勝つための本。 バカの壁を視覚化できるようになることで、思考の見落としを防ぐようにする方法をまとめている。 バカの壁を意識化するとは、自分が考えてる範囲を明確にすること。今、自分がどこにフォーカスしているのかを意識しな...

論理的思考を身につけることで、東大卒レベルの頭の良い人たちに勝つための本。 バカの壁を視覚化できるようになることで、思考の見落としを防ぐようにする方法をまとめている。 バカの壁を意識化するとは、自分が考えてる範囲を明確にすること。今、自分がどこにフォーカスしているのかを意識しながら考える。 言葉によって、現実に境界線を入れる → この部分は以前に自分で考えていた内容と同じ。語彙力を身につけることで現実の境界を明確にしやすくなる。 メモしたものは、接続詞をつけて文章としてまとめるようにする。

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2020/02/13

フレームワークは何のためにあるのかとか、考えることの本質とかに、他の本よりも一歩踏み込んで教えてくれた。 優れたアイディアは論理思考から生まれる、これがベースにある本。 考えることは公式に当てはめることではなく(これは学びの成果を生かした高級なルーティンに過ぎない)、公式を考えだ...

フレームワークは何のためにあるのかとか、考えることの本質とかに、他の本よりも一歩踏み込んで教えてくれた。 優れたアイディアは論理思考から生まれる、これがベースにある本。 考えることは公式に当てはめることではなく(これは学びの成果を生かした高級なルーティンに過ぎない)、公式を考えだすこと。今までと違い、見本がない中では学ぶことより考えることのほうが重要になってきた。 天才は多作。名作の陰に大量の駄作がある。我々凡人もそれだけの発想をするために必要なこと。思考の幅を広げるためにバカの壁を意識化すること。発想の質≒発想の広さ=情報量×加工率×発想率。考えることは書くこと。言葉は境界線、語彙力を磨くことの重要性。知識は絶対量より幅を広げるべき、知識は知恵へと深めるべき。結論仮説→情報による検証のサイクルを高速で回すことの重要性。

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